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日雇い派遣とは?禁止の背景から例外条件・派遣会社向け活用ポイントまで解説

日雇い派遣とは、30日以内の雇用契約で派遣労働者を派遣する形態のことです。2012年の法改正により原則禁止となりましたが、一部の業務や特定の条件を満たす人については例外的に認められています。

派遣会社にとって日雇い派遣は、繁忙期対応や短期案件のニーズに応えられる一方、通常の派遣とは異なり、派遣先に送り出すスタッフが、法令上の例外条件を満たしているかどうかを事前に確認する必要があります。

さらに、短期就業で終わらせずにいかに次の案件へつなげ、スタッフとの関係を継続させるかも、就業数を最大化するうえで重要なポイントです。

この記事を読むとわかること
  • 日雇い派遣が原則禁止になった背景と、例外として認められる業務・人の条件

  • 日雇い派遣で働く人の実態と、派遣会社が活用するうえで押さえておきたいポイント

  • 日雇い派遣を扱う派遣会社が直面しやすい課題と、その具体的な解決策

本記事では、日雇い派遣の定義や禁止になった背景、例外条件の詳細から、派遣会社が実務で直面しやすい課題と解決策まで解説します。

目次[非表示]

  1. 日雇い派遣とは
    1. 単発バイトとの違い
  2. 日雇い派遣が原則禁止になった背景
    1. 2012年法改正の経緯
  3. 日雇い派遣の例外条件
    1. 例外になる「業務」18種
    2. 例外になる「人」の4条件
  4. 日雇い派遣でよくある違反事例
  5. 日雇い派遣で働く人の実態
    1. 日雇い派遣で働く人の属性
    2. なぜ日雇い派遣を選ぶのか
    3. データから読み取れる、派遣会社としての向き合い方
  6. 日雇い派遣を活用するうえで押さえておきたいこと
    1. 繁忙期・スポット需要に即対応できること
    2. 例外条件の事前確認と書類管理を怠らない
    3. 短期就業者を長期スタッフへつなげる視点を持つ
  7. 日雇い派遣を扱う際に派遣会社が直面しやすい課題
    1. 例外条件の確認・書類管理が煩雑になりやすい
    2. 案件が来た瞬間にスタッフをすぐ出せない
    3. 登録データが埋もれて活用されない
  8. 運用課題の解決にはシステムによる仕組み化が有効
    1. 条件確認からマッチングまでを一元管理
    2. 登録データを活かして紹介機会を最大化する
  9. よくある質問
    1. Q:日雇い派遣とは何ですか?
    2. Q:日雇い派遣は完全に禁止されているのですか?
    3. Q:日雇い派遣スタッフに社会保険は適用されますか?
    4. Q:例外条件を満たしているかどうかはどのように確認すればよいですか?
  10. 日雇い派遣の理解と運用の仕組み化が就業数最大化への近道

日雇い派遣とは

日雇い派遣とは、派遣会社が「30日以内の雇用契約」かつ「週20時間未満」の条件で雇用した派遣スタッフを、派遣先企業に送り出す働き方です

特定の日だけ働くという特性から、派遣会社によっては「スポット派遣」や「スポット」と呼ぶこともあり、短期間で即戦力を確保したい企業と、空いた時間に働きたいスタッフの双方に需要があります。

この2つの条件はどちらか一方でも超えている場合は通常の登録型派遣として扱われます。たとえば派遣期間が2週間であっても週20時間以上働く場合は、通常の派遣契約が必要です。

単発バイトとの違い

日雇い派遣と単発バイトは、どちらも短期間の就業という点では似ていますが、雇用主・労働契約・就業条件・社会保険など複数の点で異なります

日雇い派遣

単発バイト

雇用主

派遣会社

⇒給与の支払いや雇用管理も派遣会社が担う

就業先企業

⇒採用から給与支払いまで就業先が直接対応

労働契約

派遣会社との締結

就業先企業と締結

就業条件

原則禁止のため、法令で定められた例外業務・例外人材のみ就業可能

法令上の制限なし。募集条件を満たせば誰でも応募・就業できる

社会保険

31日未満の雇用期間のため、原則として雇用保険・社会保険の加入対象外

週20時間以上・31日以上の雇用見込みなど一定条件を満たせば加入対象

単発バイトは就業先企業との直接雇用であるため、法令上の制限がなく運用がシンプルです。

一方、日雇い派遣は派遣会社が雇用主となる分、スタッフの労務管理や雇用管理の責任は派遣会社側に生じます。

2012年の法改正以降は原則禁止となっているため、どのような業務に・どのような人材を派遣できるかを正しく把握したうえで活用することが、派遣会社としての法令遵守につながります。

日雇い派遣が原則禁止になった背景

日雇い派遣は、2012年10月1日の労働者派遣法改正により原則禁止となりました。禁止に至った背景には、労働者保護の観点からの問題と、社会的な事件が大きく影響しています。

2012年法改正の経緯

日雇い派遣が原則禁止となった背景には、複数の要因が重なっています

まず、構造的な問題として、短期間の契約を繰り返す日雇い派遣では、派遣会社・派遣先企業のいずれも雇用管理責任が曖昧になりやすく、十分な安全教育や労務管理が行われないまま就業するケースが多発していました。

その結果、労働災害のリスクが高まるとともに、違法な日雇い派遣が横行するなど、制度の歪みが指摘されていました。

加えて、2007〜2008年の世界的な金融危機をきっかけに、多くの企業が経営悪化を理由に派遣スタッフを一斉に雇い止め(いわゆる「派遣切り」)を行いました。

その結果、仕事と住まいを同時に失う労働者が続出し、社会問題として広く報道されました。

こうした雇用管理の不備・違法派遣の横行・労災リスクの高さ・不安定な雇用実態が重なり、31日未満の日雇い派遣は2012年の法改正により原則禁止となりました。

例外条件を正しく確認せずに日雇い派遣を行った場合、派遣会社は改善命令・事業停止命令・許可取消しといった行政処分の対象となる可能性があります。

派遣先企業にとってもリスクが生じる場合があるため、次章で解説する例外条件を正確に把握したうえで運用することが重要です。

日雇い派遣の例外条件

日雇い派遣は原則禁止ですが、すべてのケースで活用できないわけではありません。

法令では「業務」と「人」の2軸で例外条件が定められており、どちらかの条件を満たす場合に限り、日雇い派遣として派遣スタッフを活用することができます

派遣会社として日雇い派遣を扱う際は、この2つの軸を正確に理解したうえで、該当するかどうかを事前に確認することが重要です。

例外になる「業務」18種

法令では、一部の専門業務については例外的に日雇い派遣が認められています

これらの業務は特定のスキルや知識を持つ人材が担うことが前提であり、派遣会社・派遣先企業ともに業務内容や求めるスキルが明確になりやすいことから、適切な雇用管理が行いやすいと判断されているためです。

以下が例外になる「業務」18種となります。

業務名

概要

1

ソフトウェア開発

システムの設計・保守・プログラム作成など

2

機械設計

機械・装置・設備の設計や製図

3

事務用機器操作

PCやタイプライターなど事務用機器の操作

4

通訳・翻訳・速記

語学を活かした通訳・翻訳・速記業務

5

秘書

経営幹部等の秘書業務

6

ファイリング

高度な専門知識を要する文書・データの分類・整理

7

調査

市場調査・データ整理・分析業務

8

財務処理

貸借対照表・損益計算書などの財務書類作成

9

取引文書作成

貿易・国内取引に関する契約書・船荷証券などの作成

10

デモンストレーション

高度な専門知識を要する機械の性能・操作説明

11

添乗

旅行者への同行・旅程管理業務

12

受付・案内

建築物や博覧会場における来訪者の受付・案内

13

研究開発

科学的知識・技術を用いた新製品・製造方法の開発

14

事業の実施体制の企画・立案

企業の事業体制・運営方法の調査・企画・立案

15

書籍等の制作・編集

書籍・雑誌・文章等の編集業務

16

広告デザイン

商品・企業広告のデザイン考案・設計・表現

17

OAインストラクション

事務用機器・システムの操作方法の指導・教授

18

セールスエンジニアの営業・金融商品の営業

専門知識に基づく機械・金融商品の説明・販売

参考:厚生労働省「労働者派遣事業関係業務取扱要領

例外になる「人」の4条件

業務が上記18種に該当しない場合でも、派遣するスタッフが以下の4つのいずれかに該当する場合は日雇い派遣が認められます。

これは、一定の生活基盤や経済的安定が確保されている人については、日雇い派遣による雇用の不安定さが生じにくいという考え方が背景にあります。

① 60歳以上

満60歳以上であれば例外として認められます。高齢者雇用の促進という観点から、定年後も短期・単発で柔軟に働ける手段として例外とされています。

数え年ではなく満年齢で判断するため、60歳の誕生日を迎えていることが条件です。

② 雇用保険の適用を受けない昼間学生

昼間に学校へ通う学生は、学業が本業であり生活のために働くわけではないとして例外とされています

日雇い派遣が生活の糧になるわけではないため、雇用の不安定さによるリスクが低いと判断されているためです。ただし、以下の場合は対象外となるため注意が必要です。

  • 卒業後の就職先が決まり、すでに雇用保険に加入している学生
  • 夜間学部・通信教育・定時制高校に通う学生
  • 休学中の学生

③ 生業収入が500万円以上の副業者

本業収入が500万円以上ある人が、副業として日雇い派遣で働く場合に認められます。

ここでいう「生業収入」とは複数の収入源の中で最も高い収入源を指し、複数の収入の合計や、かけ持ちによる合算額は対象外となります。

④ 主たる生計者でない(世帯年収500万円以上)

世帯の中で最も収入が多い人(主たる生計者)でない場合に認められます

③と同様に、世帯として一定の経済的安定があれば、日雇い派遣による雇用の不安定さの影響が限定的とされるためです。

世帯年収が500万円以上であることが条件で、たとえば夫の年収が500万円以上であれば、妻や子が日雇い派遣で働くことが可能です。なお、500万円は税引き前の年収であり、手取り額ではありません。

日雇い派遣でよくある違反事例

日雇い派遣は原則禁止のなかで例外的に認められる働き方であるため、確認や運用を誤ると意図せず違反となってしまうケースがあります。

特に、例外条件の確認不足や書類管理の不備は、派遣会社が気づかないうちに違反につながりやすいポイントです。ここでは、現場で起こりやすい違反事例を整理します。

例外条件の未確認
スタッフが例外条件のいずれかに該当するかを確認しないまま就業させてしまうケース。

学生区分の誤認
昼間学生と思い込んでいたものの、実際は夜間学部生や就職内定済みで対象外だったというケース。

収入要件の未確認
「生業収入500万円以上」「世帯年収500万円以上」などの収入要件を口頭確認のみで済ませ、証明書類で確認していないケース。

書類の未保管
例外条件を確認したものの、証明書類を取得・保管しておらず、後から確認できないケース。

業務区分の誤認
例外18業務に該当すると判断したが、実際の業務内容が該当業務の範囲外だったケース。

これらの違反は、いずれも「確認はしたつもり」「問題ないと思い込んでいた」といった認識のずれから生じやすいものです。

違反が発覚した場合、派遣会社は行政処分の対象となる可能性があるため、例外条件の確認から書類の取得・保管までを一連のプロセスとして整え、担当者によって対応がばらつかない仕組みをつくることが重要です。

日雇い派遣で働く人の実態

日雇い派遣を扱う派遣会社にとって、日雇い派遣でどのような人が多く働いているのかという傾向を掴むことは、求人の打ち出し方や訴求軸、対応品質を高めるうえで重要です

厚生労働省の調査データをもとに、日雇い派遣で働く人の属性と、短期で働くことを選ぶ理由を整理します。

日雇い派遣で働く人の属性

厚生労働省の調査(2019年)によると、日雇い派遣で働く人の属性は以下の通りです。

属性

割合

主たる生計者以外(配偶者・子など)

34.7%

学生

28.2%

高齢者(60歳以上)

13.4%

その他

23.7%

最も多いのは配偶者や子など「主たる生計者以外」の層で、家計の補助や自分の小遣い稼ぎとして短期就業を選ぶケースが多いと考えられます。

次いで学生が約3割を占めており、長期のアルバイトは難しいが空いた時間に働きたいという層が一定数いることがわかります。

なぜ日雇い派遣を選ぶのか

同調査では、日雇い派遣で働く理由についても調査されており、以下のような結果が出ています。

理由

割合

自分の都合のよい時間や場所で働けるから

57.9%

勤務時間・労働日数が短いから

30.5%

家計の補助・学費等を得たいから

22.7%

自分で自由に使えるお金を得たいから

22.6%

いろいろな職場を経験できるから

15.1%

「自分の都合のよい時間や場所で働けるから」が57.9%と突出して高く、時間の融通を最優先に考えている人が圧倒的多数であることがわかります。

調査結果からは、柔軟な働き方を求めて日雇い派遣を利用している人が多いことがうかがえます。

一方で「いろいろな職場を経験できるから(15.1%)」や「次の就職先が決まるまでのつなぎとして(13.6%)」といった理由も一定数見られます。

こうした層は、就業を通じて自分に合った仕事や職場を探している可能性があり、派遣会社として別案件の紹介や長期就業への誘導が効果的に働くケースもあります。

参考:厚生労働省「日雇派遣の原則禁止について

データから読み取れる、派遣会社としての向き合い方

こうしたデータが示すのは、日雇い派遣で働く人の多くは「柔軟に働ける環境」を求めているという点です

派遣会社としては、求人の打ち出し方において「働く日を自分で選べる」「短期からOK」といった訴求を前面に出すことが、応募数や登録者数の増加につながりやすいといえます。

また、就業後も一律に長期化を促すのではなく、スタッフの働く目的や状況に応じたアプローチをとることが、結果的に継続就業や他案件へのつながりを生みやすくします。

こうした訴求を実現するには、ターゲットに響く求人広告の作り方を理解しておくことが重要です。求人広告の作成・改善方法については以下の記事で詳しく解説しています。

日雇い派遣を活用するうえで押さえておきたいこと

日雇い派遣は、条件を満たせば派遣会社にとって有効な人材活用の手段になります。一方で、通常の派遣とは異なる運用上の特性もあるため、メリットと注意点の両方を理解したうえで活用することが重要です

繁忙期・スポット需要に即対応できること

日雇い派遣は事前登録を済ませているスタッフを就業につなげるケースが多く、個別の案件ごとに面接などの選考プロセスが発生しないケースが多いです。

そのため、通常の採用と比べて応募から就業までのフローが短く、繁忙期や急な欠員対応など、スピードが求められる場面で即戦力を確保しやすい点が特徴です

イベントスタッフや季節的な業務増加など、特定の日・特定の時間帯だけ人手が必要なケースでは、長期雇用では対応しにくい細かいニーズにも柔軟に応えられます。

ただし、短期間で就業が始まる分、派遣先企業への業務説明や受け入れ準備が整っていないと、スタッフが十分なパフォーマンスを発揮できないケースもあります。

派遣会社として、就業前に派遣先企業との認識合わせをしっかり行っておくことが、トラブル防止とスタッフの定着につながります。

例外条件の事前確認と書類管理を怠らない

日雇い派遣は原則禁止であるため、派遣スタッフが例外条件を満たしているかどうかを事前に確認することが不可欠です。具体的には、以下の書類を就業前に取得・確認しておく必要があります。

例外条件

確認書類の例

60歳以上

運転免許証・パスポートなど年齢確認できる書類

雇用保険適用外の昼間学生

学生証

生業収入500万円以上の副業者

源泉徴収票・課税証明書など

主たる生計者でない(世帯年収500万円以上)

世帯全体の所得証明書など

万が一、スタッフが虚偽の申告をしていた場合でも、事前確認を適切に行っていなければ派遣会社側にもリスクが生じる可能性があります。

また、確認すべき書類は例外条件によって異なるため、就業前にどの条件に該当するのかを明確にしたうえで、対応する書類を取得することが重要です。

取得した書類は就業後も適切に保管しておくことで、万が一のトラブル時にも対応しやすくなります。

派遣会社として日雇い派遣を扱う以上、こうした確認・管理のプロセスを仕組みとして整えておくことが、法令遵守とリスク回避の両面で重要です。

短期就業者を長期スタッフへつなげる視点を持つ

日雇い派遣は1日〜数日の短期就業が基本ですが、就業をきっかけに派遣会社との関係が続くケースもあります

前述のデータにもあるように、「いろいろな職場を経験したい」「つなぎとして働きたい」という理由で日雇い派遣を選んでいる層は、条件が合えば継続就業や別案件への移行を検討する可能性があります。

短期で終わらせるのではなく、就業後のフォローや次案件の提案を適切なタイミングで行うことが、長期的なスタッフとの関係構築につながります。

日雇い派遣を「入口」として捉え、継続的な就業機会の提供を意識した運用が、結果的に就業数の最大化につなげやすくなります

たとえば、就業終了後に「今回のお仕事はいかがでしたか?」といった簡単なフォローを入れるだけでも、スタッフとの関係性を維持しやすくなります。

あわせてその際に、条件の近い別案件を合わせて案内することで、次の就業へとスムーズにつなげられます。

また、日雇い派遣として登録したスタッフが「もう少し長く働きたい」という意向を持ち始めたタイミングを逃さず、長期案件への移行を提案できるかどうかも、派遣会社としての対応力が問われるポイントです。

こうした一連のフォローを属人的な対応に頼らず仕組み化できているかどうかが、就業数の最大化において大きな差を生みます。

日雇い派遣を扱う際に派遣会社が直面しやすい課題

日雇い派遣は短期・単発という特性上、通常の派遣とは異なる運用上の課題が生じやすいです。

ここでは、派遣会社が現場で直面しやすい3つの課題を整理します。

例外条件の確認・書類管理が煩雑になりやすい

日雇い派遣を扱う際には、前述のように就業前に例外条件の確認と書類取得が必要です。

しかし、短期・単発の案件が複数重なる場面では、スタッフごとに該当する条件が異なるため、確認・管理の手間が増えやすくなります。

特に、Excelやメモなどアナログなツールでスタッフ情報を管理している場合、書類の取得状況や確認済みかどうかの把握が担当者ごとにバラバラになりやすく、抜け漏れが生じるリスクがあります。

日雇い派遣の件数が増えるほど、こうした管理コストも比例して大きくなる点は、意識しておく必要があります。

案件が来た瞬間にスタッフをすぐ出せない

クライアント企業から案件依頼が入った際に、条件に合うスタッフをすぐに見つけて提案できるかどうかが、就業決定率に直結します

しかし、登録スタッフの情報がシステム上で整理されていない場合や、担当者の記憶や経験に依存したマッチングが行われている場合、対応が遅れてスタッフが他社の案件で就業が決まってしまうケースも起こりえます。

日雇い派遣では特に回転が速いため、マッチングのスピードと精度を仕組みとして担保できているかどうかが重要です。

登録データが埋もれて活用されない

派遣会社には過去に登録したスタッフのデータが蓄積されているはずですが、そのデータが十分に活用されていないケースは少なくありません

日雇い派遣で一度就業したスタッフが、その後システム上に埋もれたまま次の案件紹介につながっていないという状況は、機会損失につながります。

登録データを活用できていない背景には、スタッフ情報がExcelや紙台帳などで管理されており、検索性が低いことが挙げられます。

案件が来たタイミングで過去の登録者を効率よく探し出せる仕組みがなければ、せっかく蓄積されたデータも宝の持ち腐れになってしまいます。

蓄積された登録データを有効に活用できる体制を整えることが、就業数の最大化につながります。

運用課題の解決にはシステムによる仕組み化が有効

こうした課題は担当者の努力だけで解決することが難しく、システムによる運用の仕組み化が有効です。

ゼクウが提供する採用管理システム「RPM」のマッチング機能は、こうした派遣会社の運用課題をまとめて解決できるよう設計されています。

条件確認からマッチングまでを一元管理

RPMでは、スタッフの基本情報・スキル・就業条件・過去の稼働履歴などを一元管理できます

案件が入った際には、通勤時間・勤務地・スキルなどの条件をもとにワンクリックで候補者を検索できるため、担当者の経験や記憶に依存しない、スピードと精度を両立したマッチングが可能です。

また、例外条件の確認状況や書類の取得状況もシステム上で管理できるため、確認漏れや属人化を防ぐことができます。

登録データを活かして紹介機会を最大化する

RPMでは、紹介から就業決定までの進捗状況もリアルタイムで一元管理できます

対応が止まっているスタッフへのフォロー漏れを検知できるため、タイミングを逃さないアプローチが可能です。

また、過去の紹介履歴・稼働データも蓄積されるため、一度就業したスタッフへの再提案や、NG案件の除外など、精度の高いマッチングを継続的に実現できます。

日雇い派遣は案件の回転が速く、登録スタッフへのアプローチが遅れると他社に取られてしまうリスクがあります。

RPMを活用することで、こうした機会損失を防ぎ、登録データを眠らせない運用が可能になります。

実際にエヌエス・テック株式会社では、RPMのマッチング管理機能を活用してコーディネーター業務を可視化した結果、仕事紹介数の増加により就業率が110%向上という成果につながっています。

詳しくは以下の導入事例をご覧ください。

よくある質問

Q:日雇い派遣とは何ですか?

派遣会社が「31日未満の期間」かつ「週20時間未満」の条件で雇用した派遣スタッフを、派遣先企業に送り出す働き方です

特定の日だけ働くという特性から「スポット派遣」と呼ばれることもあります。

2012年の法改正により原則禁止となっていますが、特定の業務や条件を満たす人材については例外として認められています。

Q:日雇い派遣は完全に禁止されているのですか?

完全に禁止されているわけではありません

法令で定められた18の例外業務に該当する場合、または60歳以上・昼間学生・生業収入500万円以上の副業者・主たる生計者でないといった人の条件を満たす場合は、日雇い派遣として就業することが可能です。

Q:日雇い派遣スタッフに社会保険は適用されますか?

日雇い派遣では加入対象外となるケースが多いものの、労働条件によっては対象となる場合があります

雇用期間や労働時間など個別の状況によって異なるため、派遣会社として適切な確認と手続きを行うことが重要です。

Q:例外条件を満たしているかどうかはどのように確認すればよいですか?

派遣会社が就業前にスタッフから必要書類を取得し、確認する必要があります

確認書類は例外条件によって異なり、60歳以上であれば運転免許証などの年齢確認書類、昼間学生であれば学生証、収入条件については源泉徴収票や所得証明書などが必要です。

書類の確認・保管は派遣会社側の責任で行う必要があります。

日雇い派遣の理解と運用の仕組み化が就業数最大化への近道

日雇い派遣は2012年の法改正により原則禁止となりましたが、特定の業務や条件を満たす場合には今も活用できる働き方です。

派遣会社として日雇い派遣を扱うにあたっては、例外条件の正確な理解と事前確認、書類管理といった法令遵守の徹底が前提となります

一方で、日雇い派遣は短期・単発のニーズに柔軟に対応できる手段であり、登録スタッフの属性や働く理由を理解したうえで適切にアプローチすることで、継続就業や長期案件への移行につなげられる可能性もあります。

しかし、マッチングの属人化や登録データの未活用など、運用上の課題も生じやすいのが実態です。

こうした課題を仕組みとして解決し、日雇い派遣の就業数を最大化したい派遣会社は、RPMのマッチング機能の活用をご検討ください。まずは資料からご覧ください。

日雇い派遣のスタッフ管理・マッチングを仕組み化する
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通勤条件を含めたマッチングや、案件・スタッフの双方向検索、進捗の可視化など、紹介スピードと稼働率を高めるポイントをわかりやすく紹介しています。
日雇い派遣等マッチング業務の属人化解消や提案精度の向上を目指し、運用を見直したい方はぜひご活用ください。
神藤輝人
神藤輝人
新卒でHR領域の企業に入社し、営業職としてシステムの提案・導入支援に従事。業務を通じて、企業の課題解決や業務効率化に関わる経験を積む。 現在は、コンテンツ制作にも携わり、就活や企業選びなどをテーマに記事の執筆を行っている。実務で得た知見をもとに、複雑な内容を分かりやすく整理し、意思決定に役立つ情報を伝えることを大切にしている。

RPMの導入前に知っておきたいポイントをご紹介

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  1. 日雇い派遣とは
    1. 単発バイトとの違い
  2. 日雇い派遣が原則禁止になった背景
    1. 2012年法改正の経緯
  3. 日雇い派遣の例外条件
    1. 例外になる「業務」18種
    2. 例外になる「人」の4条件
  4. 日雇い派遣でよくある違反事例
  5. 日雇い派遣で働く人の実態
    1. 日雇い派遣で働く人の属性
    2. なぜ日雇い派遣を選ぶのか
    3. データから読み取れる、派遣会社としての向き合い方
  6. 日雇い派遣を活用するうえで押さえておきたいこと
    1. 繁忙期・スポット需要に即対応できること
    2. 例外条件の事前確認と書類管理を怠らない
    3. 短期就業者を長期スタッフへつなげる視点を持つ
  7. 日雇い派遣を扱う際に派遣会社が直面しやすい課題
    1. 例外条件の確認・書類管理が煩雑になりやすい
    2. 案件が来た瞬間にスタッフをすぐ出せない
    3. 登録データが埋もれて活用されない
  8. 運用課題の解決にはシステムによる仕組み化が有効
    1. 条件確認からマッチングまでを一元管理
    2. 登録データを活かして紹介機会を最大化する
  9. よくある質問
    1. Q:日雇い派遣とは何ですか?
    2. Q:日雇い派遣は完全に禁止されているのですか?
    3. Q:日雇い派遣スタッフに社会保険は適用されますか?
    4. Q:例外条件を満たしているかどうかはどのように確認すればよいですか?
  10. 日雇い派遣の理解と運用の仕組み化が就業数最大化への近道