人事・採用担当 1,008名調査 2026年版

採用管理システム(ATS)利用実態調査2026

月間応募50名以上の採用を行う企業の担当者1,008名に聞いた、ATSの導入・満足度・自動化の実態。

導入はほぼ一巡。しかし応募〜面接予約を 完全自動化できた企業は22.8%にとどまり、約8割で手作業が残ります。満足度が平準化するいま、差を生むのは「どこまで自動化できるか」です。
調査期間 2026年3月3日〜5日
調査人数 1,008人(ATS利用843人)
調査方法 PRIZMA(インターネット調査)
調査対象 月50応募以上の人事・採用担当者
採用業務のインフラに

ATS導入率

83.6 %

平均総合満足度

6.5 /10

完全自動化の到達

22.8 % 8割で手作業が残る

労働人口の減少で採用競争が激化するなか、採用管理システム(ATS)の導入は多くの企業で進みました。一方で「一元管理を掲げながら手作業が残る」「夜間・休日の対応が追いつかない」といった声も少なくありません。

本調査では、月間応募50名以上の企業の人事・採用担当者1,008名を対象に、ATSの導入状況・満足度・機能別評価・採用プロセスの自動化の実態を多角的に分析しました。

DIGEST / 本調査のポイント

3つの発見でわかる、ATS活用の現在地

導入の定着・満足度の平準化・自動化の格差。本調査の核心を3点に整理しました。

01

定着の次は「活用」へ ── 導入は8割超、満足度は頭打ち

ATS導入率

83.6 %

導入は8割超で定着。一方で満足度7点以下が6割超を占め、伸びしろは「導入」から「使いこなし」へ移りつつあります。

では、利用者の満足度はどの水準にあるのか?

02

満足度は6〜7点台に平準化 ── 製品間の差は小さい

総合満足度(平均)

6.5 /10

突出した製品はなく、基本機能の均質化が進んでいます。総合力での比較が難しくなる中、次の選定基準が問われます。

均質化が進む中、何が差を生むのか?

03

自動化はシステムで差がつく ── 完全自動化率に最大3.5倍の開き

完全自動化率(最高:RPM)

46.4 % 最小は13.0%

完全自動化率は製品で大きく分かれ、最高のRPMで46.4%、最小は13.0%。現場に残る手作業の量は、システムによって大きく変わります。

以下、各設問の結果を詳しく見ていきます。

02調査概要

本調査は、月間応募50名以上の採用を行う企業の人事・採用担当者および採用責任者1,008名を対象に、PRIZMAによるインターネット調査として実施しました。ATSの導入状況・満足度・機能別評価・採用プロセスの自動化の実態を多角的に把握することを目的としています。

項目

内容

調査名

【2026年最新】採用管理システム(ATS)利用実態:主要ATSの満足度と選定基準の変化に関する調査

調査期間

2026年3月3日(火)〜3月5日(木)

調査方法

PRIZMAによるインターネット調査

調査人数

1,008人(うちATS利用者 843人)

調査対象

月間応募50名以上の採用を行う企業の人事・採用担当者、または採用責任者

調査元

株式会社ゼクウ

モニター提供元

サクリサ

03ATSの導入率は83.6% ── 採用業務のインフラに定着

まず、採用管理システム(ATS)がどれだけ普及しているかを聴取しました。専用システムによる応募者管理が、どの程度一般化しているかを示します。

ATSの利用状況

設問:現在、貴社では採用管理システム(ATS)を利用していますか?

n=1,008

利用状況

割合

利用している

83.6%

利用していない(表計算ソフト・メール等で管理)

15.1%

わからない

1.3%

FINDING

ATSを利用している企業は 83.6%(843名)。大半の企業で専用システムによる応募者管理が一般化しており、 導入そのものは、もはや差別化要因ではなくなりつつあります。

導入が一巡したいま、問われるのは「使いこなし」です。次の設問では、利用者がATSにどの程度満足しているかを見ていきます。

04総合満足度は平均6.5で頭打ち ── 評価は標準域に

ATS利用者に、現在利用しているシステムの総合満足度を10段階で聴取しました。導入効果がどの程度評価されているかを示します。

総合満足度の分布(0:不満〜10:満足)

設問:現在利用している採用管理システム(ATS)の総合満足度を「0:不満」「10:満足」とすると、どの程度ですか?

n=843(ATS利用者)/平均6.5・中央値7

  • 7点
    21.4%
  • 8点
    19.2%
  • 5点
    13.6%
  • 6点
    13.6%
  • 9点
    9.3%
  • 4点
    8.2%
  • 10点
    6.2%
  • 3点
    4.7%
  • 0〜2点
    3.8%

FINDING

平均 6.5・中央値7。8点以上の大満足は約35%にのぼる一方、 7点以下が6割超を占めました。導入効果は出つつも、評価は標準域に落ち着いており、伸びしろは「使いこなし」に移りつつあります。

満足度は全体として標準的な範囲に収まりました。次のセクションからは、機能別の評価と自動化の実態を掘り下げ、現場に残る課題を明らかにします。

05基本機能は高評価、弱点は「追客」

ATSの各機能について、満足度を聴取しました。どの機能が評価され、どこに課題が残るかを示します。

機能別「満足している」割合

設問:現在利用しているATSについて、以下の項目ごとの満足度

n=843(ATS利用者)

  • 媒体連携の範囲・精度
    53.3%
  • コストとのバランス
    49.4%
  • 応募後の自動化(初動)
    48.4%
  • データの可視化・分析
    47.1%
  • サポート体制
    45.9%
  • 現場での使いやすさ
    45.1%
  • 未返信者への自動フォロー
    43.6%

FINDING

媒体連携( 53.3%)など受動的な管理機能は5割前後が満足。一方、最も低いのは 未返信・未予約者への自動フォロー(43.6%)。集めた応募を面接へ引き上げる「追客」に、物足りなさが残ります。

受け取った情報を管理する機能は強い一方、候補者へ能動的に働きかける機能に課題が残ります。次の設問では、採用プロセス全体の自動化がどこまで進んでいるかを見ていきます。

06完全自動化は22.8% ── 8割で手作業が残る

応募受付から面接予約までのプロセスが、どの程度自動化されているかを聴取しました。「導入」と「実用」の差を示します。

応募受付〜面接予約確定までの自動化状況

設問:応募受付〜面接予約確定までのプロセスのうち、どの程度が自動化されていますか?

n=1,008

自動化の程度

割合

ほぼすべて自動化(手作業はほぼない)

22.8%

半分程度は自動化

54.3%

一部のみ自動化(手作業が多い)

19.0%

ほとんど手作業/わからない

3.9%

夜間・休日を含む応募直後の初回面接案内(候補日提案)の自動化

n=843(ATS利用者)

対応状況

割合

自動対応できている

34.5%

一部のみ自動対応できている

58.1%

自動対応はしていない/わからない

7.4%

FINDING

応募〜面接予約を「ほぼすべて自動化」できた企業は 22.8%にとどまり、約8割で手作業が残ります。夜間・休日を含む初回案内を完全自動対応できる企業も 34.5%で、 選考初期のタイムラグが、求職者の他社流出リスクを高めています。

多くの企業で手作業が残るなか、自動化の進み方は使うシステムによって差があるのでしょうか。次の設問で、ATS別の完全自動化率を比較します。

07完全自動化率は、システムで最大3.5倍の差

応募〜面接予約を「ほぼすべて自動化」できた企業の割合を、利用ATS別に算出しました。システムによる差を示します。

利用ATS別 完全自動化率(利用者30名以上)

集計方法:「現在、最も利用しているATSは何ですか?」×「応募受付〜面接予約確定までのプロセスのうち、どの程度が自動化されていますか?」のクロス集計。

各サービスの利用者を母数に「ほぼすべて自動化されている」と回答した割合を算出。

本調査で回答者が30名以上だったATSが対象(ATS利用者 n=843)。

  • RPM
    46.4%
  • リクオプ
    31.4%
  • i-web
    27.8%
  • HRMOS採用
    26.3%
  • トルー
    25.0%
  • 面接コボット
    24.6%
  • HITO-Link
    23.8%
  • ACCESS ON LINE(AOL)
    21.2%
  • ジョブオプ採用管理
    20.0%
  • Airワーク採用管理
    13.0%

FINDING

RPMは 46.4%と最も高く、最小は13.0%。同じATSでも完全自動化率は 13〜46%に分散し、機能の範囲と実装の差が、現場に残る手作業の量を直接左右します。

これらの結果は何を意味するのか。次のセクションでは、調査データを踏まえた専門家の考察をお届けします。
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  • ATS別 満足度・完全自動化率の比較
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DISCUSSION / 専門家考察

ATS選びは「導入」から「どこまで自動化できるか」へ

勝負は、求職者体験の質。打ち手はやるほど歩留まりに効く ── だからこそ、人手を自動化でどう補うかが分かれ目になります。HR業界15年の知見から読み解きます。

CORE INSIGHT

差を生むのは個々の機能の有無ではなく、求職者体験を上げる打ち手を 「人手の限界の中で、どこまで仕組みに載せ替えられるか」である。

考察の 3つの視点

FACTOR 01

勝負は、求職者体験の質 ── やることは、もう見えている

各社の差は、求職者の体験をどこまで良くできるかに移っています。応募への即レス、定型ではない一人ひとりへの対応、やり取りのラリーを減らす、面接では事前情報を踏まえて話す、お礼を定型文にしない ── 挙げればきりがないほど打ち手があり、 やるほど歩留まりは上がる傾向があります。

EXPERT VIEW 株式会社ゼクウ 営業部長/マーケティング責任者 髙田 輝之

求職者は複数社を並行で受けています。だからこそ、応募直後のスピードや一人ひとりへの提案といった「体験」が、そのまま面接への進みやすさに表れます。やることが分かっていても、これを全部ていねいにやり切るのは、現場にとって簡単ではありません。

FACTOR 02

とはいえ、すべては人手で回らない ── 足りないのは、努力ではなく時間

問題は、これらがどれも手間を要すること。手作業のままでは応募が増えるほど対応は追いつかず、せっかくの体験設計も絵に描いた餅になります。 自動化できるところは自動化し、使える機能は使い切る。そこで初めて、求職者体験に手をかける余裕が生まれてくると考えています。

EXPERT VIEW 株式会社ゼクウ 営業部長/マーケティング責任者 髙田 輝之

本調査で完全自動化が約2割にとどまったのは、努力不足ではなく、人手で抱えきれる量を超えているからだと見ています。定型のやり取りや通知・追客を仕組みに渡せれば、担当者は「なぜあなたなのか」を伝えるような、人にしかできない対応に時間を使えます。

FACTOR 03

「活用」できるかは、3つの問いで決まる ── 導入で終わらせず、成果まで

自動化を前提にしたフロー設計があるか。そもそも必要な機能が備わっているか。備わっていても、使いこなせているか。大切なのは「入れた」で止めず、使いこなして、 工数削減や歩留まり改善といった成果につなげるところまで。必要に応じて、CS(カスタマーサクセス)の支援も受けながら進めたいところです。

EXPERT VIEW 株式会社ゼクウ 営業部長/マーケティング責任者 髙田 輝之

満足度がどの製品も6〜7点台に収束しているのは、基本機能が横並びになった裏返しです。ここから先の差は、自社のフローにどれだけ機能を組み込み、運用に乗せられるか。導入して終わりにせず、CSと一緒に「使いこなす」段階まで踏み込めるかが、成果を分けると感じています。

CONCLUSION

ATSの普及は一巡し、現場の課題は「導入するか」から 「どこまで自動化し、使いこなせるか」へ移りました。本調査が示すのは、完全自動化率がシステムで最大3.5倍も開くという事実です。人手で抱えきれない打ち手を仕組みに渡し、人は求職者体験に集中する ── その設計差が、これからの採用成果を左右します。

SUMMARY / 本調査のまとめ

導入は一巡。差は「活用」に移った。

本調査の結果を、ATS活用の3つの視点に整理しました。自社の採用フローのどこに改善余地があるかを判断する材料としてご活用ください。

01

導入は定着、次は「活用」フェーズ

ATS導入率は83.6%に達し、採用業務のインフラとして定着しました。

一方で総合満足度は平均6.5で頭打ち、7点以下が6割超。伸びしろは「導入」から「使いこなし」へ移っています。

02

弱点は「追客」、課題は能動的な対応

機能満足度では媒体連携など基本機能が高く評価される一方、未返信者への自動フォロー(43.6%)が最も低い結果に。

集めた応募を面接へ引き上げる、能動的な追客の自動化が次の焦点です。

03

自動化はシステムで決まる

完全自動化を実現できた企業は全体で22.8%。ATS別ではRPMの46.4%が最高で、最小13.0%との間に最大3.5倍の差。

「入れたかどうか」ではなく「どこまで自動化し、使いこなせるか」が成果を分けます。

KEY NUMBERS

本調査のキーナンバー再掲

  • ATS導入率

    83.6% 採用のインフラに定着

  • 平均総合満足度

    6.5/10 7点以下が6割超

  • 応募〜面接予約の完全自動化

    22.8% 8割で手作業が残る

  • ATS別 完全自動化率(最高:RPM)

    46.4% 最小13.0%・最大3.5倍差

本調査をふまえて、次に取り組めること

  • 自社の採用フローを 「工程ごとに数値化」する。応募〜入社の各工程で離脱を可視化し、対応が薄い工程(初動・連絡・引継ぎ)を特定する。
  • 定型業務を自動化し、人を体験に回す。即レス・通知・お礼・追客などの定型を仕組みに渡し、空いた時間を一人ひとりへの対応や提案に充てる。
  • 「設計・機能・使いこなし」を点検する。自動化を前提にしたフロー設計があるか、必要な機能が備わるか、使いこなせているか。必要に応じてCSの支援も受けながら、成果につなげる。
VIDEO / 動画で見る「活用」イメージ

「完全自動化できている状態」は、こう動く

本調査で応募〜面接予約を「ほぼすべて自動化」できていたのは22.8%。約8割で手作業が残るなか、応募の集約から要件確認・連絡・面接予約までを自動で回す「活用」の姿を、実際の画面イメージで確認いただけます。

この動画でわかること
  • 応募対応が積み上がっていく採用現場の様子
  • 応募〜要件確認〜面接予約を自動で回す仕組み
  • 「導入」を「活用」に変える運用イメージ

PRODUCT 採用管理システム RPM ── 応募〜面接予約までを自動化 国内最大級400媒体と連携。応募の自動取得、メール/SMS/LINEの一元化、面接の自己予約まで標準搭載。本調査で最も高い完全自動化率46.4%を実現しています。 RPMを詳しく見る →

CITATION GUIDE調査結果の引用について

本調査結果は、出典元の明記とリンク設置をいただける場合に限り、ご自由にご利用いただけます。記事掲載・SNS発信・社内資料等にご活用ください。

01
出典元の明記
「株式会社ゼクウ調べ」または「採用管理システム『RPM』調べ」とご記載ください。
02
本調査ページへのリンク設置
下記URLへのリンクを必ず設置してください。
https://rpm.zeku.co.jp/research/2026-ats-usage
03
グラフ画像の二次利用
本ページ掲載のグラフ画像は、出典明記とリンク設置を条件にご利用いただけます。改変・加工・トリミングはご遠慮ください。
▼ コピー&ペースト用クレジット表記(HTML)
<p>出典:<a href="https://rpm.zeku.co.jp/research/2026-ats-usage" target="_blank" rel="noopener">採用管理システム(ATS)利用実態調査2026(株式会社ゼクウ調べ・1,008名調査)</a></p>
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SUPERVISOR本調査の監修者

髙田 輝之
株式会社ゼクウ 営業部長/マーケティング責任者

HR業界15年以上。新卒・中途採用支援、求人広告運用、採用管理システム導入、歩留まり改善など、採用領域全般の課題解決に従事。

現在は株式会社ゼクウにて営業・マーケティングを統括。並行して、調査レポート・RPMサイト・コラム記事の企画・監修を担う。

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「自社の採用は、どこまで自動化できるのか?」

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こんなことが分かります
  • 自社の 自動化率の現在地(全体平均22.8%との比較)
  • 手作業が残る工程と、 削減できる工数
  • 初動・追客の自動化で、 どこまで歩留まりを上げられるか
  • 乗り換え・追加設定時の 比較ポイント

※ 送信後、担当者よりご連絡し、日程を調整いたします。お電話:03-6681-1650