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派遣のコーディネーターと営業担当の違いは?役割・相談先の使い分けを解説

「派遣会社の人と話をしたけれど、あの人は営業担当?それともコーディネーター?」
「仕事の悩みは誰に相談すれば解決が早いのだろう?」

派遣会社には、主に「コーディネーター」と「営業担当」という2つの職種が存在します。どちらもスタッフと関わる仕事ですが、その役割や責任範囲は明確に異なります。

この違いを理解していないと、「相談したのに話が進まない」「誰に言えばいいか分からない」といったストレスを抱える原因になります。

本記事では、コーディネーターと営業担当の役割の違い、会社規模による体制の差、そして「こんな時はどちらに相談すべきか」という使い分けのポイントを、現場の実態に基づいて解説します。

また記事の後半では、派遣会社向けに、これら2職種の連携を強化し業務を効率化する採用管理システム(ATS)『RPM』についてもご紹介しています。ぜひ自社のサポート体制づくりの参考になさってください。

目次[非表示]

  1. 1.派遣会社の「コーディネーター」と「営業担当」は何が違う?
    1. 1.1.コーディネーターは「スタッフ側の希望整理と紹介」を主に担う
    2. 1.2.営業担当は「企業側のニーズ把握と条件交渉」を主に担う
    3. 1.3.どちらも"間に立つ"が、主に向き合う相手と責任範囲が異なる
  2. 2.役割分担は実際どうなっている?現場の実態と傾向
    1. 2.1.派遣料金の交渉や企業への改善要請は「主に営業担当」が担う傾向が強い
    2. 2.2.登録スタッフを特定するマッチング業務は「コーディネーター寄り」になりやすい
    3. 2.3.不安・悩みの把握はコーディネーター専任ではなく「営業寄り」になりやすい
    4. 2.4.実務では"同程度(兼務)"も多く、会社規模や組織設計で分担は変わる
    5. 2.5.急ぎ案件やスタッフが増えると、役割分担は機能しにくくなる
  3. 3.派遣会社の体制は「分業型」と「両面型」でどう違う?
    1. 3.1.大手は分業型が多く、相談窓口が複数になりやすい
    2. 3.2.中小は両面型が多く、1人が企業側・スタッフ側の両方を担当しやすい
    3. 3.3.分業型は専門性と効率、両面型はスピードと一貫性に強みが出る
  4. 4.派遣スタッフはどちらに相談すべき?困りごと別に整理すると?
    1. 4.1.仕事紹介・希望条件の整理は「コーディネーター」に相談すると進みやすい
    2. 4.2.条件変更・更新交渉・職場への改善要請は「営業担当」が動きやすい
    3. 4.3.職場トラブルや人間関係は"状況整理→営業が企業調整"が基本になりやすい
    4. 4.4.直接言いにくい内容は「第三の相談窓口」や別担当への相談が有効になる
  5. 5.営業担当とうまく付き合うには何を意識すればいい?
    1. 5.1.相談は「何が問題か/どうしたいか」をセットで伝えると動いてもらいやすい
    2. 5.2.連絡が少ないときは"更新時期"など優先度が高い論点から話すと通りやすい
    3. 5.3.電話よりメール・メモ共有など「担当が処理しやすい形」にすると改善しやすい
    4. 5.4.相性が合わない場合は担当変更や別窓口の活用でストレスを減らせる
  6. 6.よくある誤解は?「コーディネーター=全部やる」はなぜズレる?
    1. 6.1.コーディネーターは"紹介役"だが、企業交渉の最終責任は営業に寄りやすい
    2. 6.2.営業担当は"企業だけ"でなく、就業後フォローまで担うケースが多い
    3. 6.3.呼称が会社ごとに違い「キャリアコーディネーター」「スタッフフォロー」などに分裂する
  7. 7.派遣会社で働くなら「コーディネーター」と「派遣営業」はどう違う?
    1. 7.1.コーディネーターは対スタッフの業務比重が高く、マッチング精度が成果に直結する
    2. 7.2.派遣営業は対企業の業務比重が高く、条件交渉や案件創出が成果に直結する
    3. 7.3.両面型では"調整負荷"が上がるため、向き不向きは分業型より出やすい
  8. 8.よくある質問(FAQ)で検索の取りこぼしを防ぐには?
    1. 8.1.営業担当が合わない場合、変更はお願いできる?
    2. 8.2.更新や時給交渉は誰に言うのが正解?
    3. 8.3.コーディネーターと営業担当のどちらが偉い?
    4. 8.4.派遣元責任者は営業担当やコーディネーターと何が違う?
  9. 9.【まとめ】役割の違いを理解して、相談先を使い分けると派遣は働きやすくなる
    1. 9.1.違いは「向き合う相手」と「交渉責任」で整理すると迷わない
    2. 9.2.困りごと別の相談先を決めておくとストレスが減る
    3. 9.3.分業型・両面型の違いを知ると"担当の動き方"も理解できる

派遣会社の「コーディネーター」と「営業担当」は何が違う?

派遣会社のコーディネーターと営業担当の役割・責任範囲の違いを比較した図

派遣会社の中で、スタッフに関わる主要なプレーヤーはこの2職種です。まずは基本的な役割の違いを押さえましょう。

コーディネーターは「スタッフ側の希望整理と紹介」を主に担う

コーディネーターは、主に「登録スタッフ」と向き合う仕事です。

登録面談を行い、スキルや希望条件をヒアリングし、数ある求人案件の中から最適な仕事を探して紹介(マッチング)するのがメインミッションです。

いわば、求職者のサポーター的な立ち位置であり、あなたの経歴や強みを最も深く理解している存在と言えます。

営業担当は「企業側のニーズ把握と条件交渉」を主に担う

営業担当(リクルーティングアドバイザー)は、主に「派遣先企業」に向き合う仕事です。

企業から「どんな人が欲しいか」というオーダーを獲得し、時給などの契約条件を交渉し、就業後のトラブル対応や契約更新の確認を行います。

企業の課題解決がメインミッションであり、スタッフにとっては「現場のリアルな情報を持っている人」となります。

どちらも"間に立つ"が、主に向き合う相手と責任範囲が異なる

両者とも「企業とスタッフの間に立つ」点は同じですが、重心が異なります。

  • コーディネーター: スタッフの希望を叶えることに重きを置く(社内業務が中心)

  • 営業担当: 企業の要望を満たすことに重きを置く(外回り業務が中心)

ただし、最終的な「雇用契約」や「職場でのトラブル」に関する責任(決裁権)は、企業の窓口である営業担当が持つケースが一般的です。契約に関わる重要な話は営業担当を通す必要があります。

役割分担は実際どうなっている?現場の実態と傾向

業務分担の実態と主担当傾向、分業型・兼務型の違いを整理した図

一般的に、業務の役割分担は以下のようになっています。それぞれの担当領域を知ることで、誰に何を話すべきかが見えてきます。

派遣料金の交渉や企業への改善要請は「主に営業担当」が担う傾向が強い

「時給を上げてほしい」「残業を減らしてほしい」といった企業への交渉事は、営業担当の独壇場です。

企業との契約内容(お金や法律に関わる部分)を握っているのは営業担当だからです。

コーディネーターに相談しても、彼らには企業と直接交渉する権限がないことが多く、最終的には営業担当から企業へ話をすることになります。

登録スタッフを特定するマッチング業務は「コーディネーター寄り」になりやすい

「この仕事にはAさんが合いそうだ」という人選(マッチング)は、多くの登録者を知るコーディネーターが主導します。

営業担当は企業のことは詳しいですが、登録スタッフ一人ひとりの細かいスキルや性格までは把握しきれません。

そのため、「このスキルならあの企業に合うはず」というコーディネーターの推薦力が、仕事紹介の質を左右します。

不安・悩みの把握はコーディネーター専任ではなく「営業寄り」になりやすい

就業開始後のフォローは、建前上は両方の役割ですが、実態としては現場に訪問する営業担当が行うケースが大半です。

ただし、営業担当に言いにくい悩み(例:「営業担当の対応が悪い」「職場の雰囲気が合わない」など)を、登録時の窓口であるコーディネーターが電話やメールで把握する「セカンドオピニオン」的な役割を担うこともあります。

実務では"同程度(兼務)"も多く、会社規模や組織設計で分担は変わる

明確に分かれている会社もあれば、一人が両方を兼ねる会社もあります。

厚生労働省の調査でも、事業所規模が小さいほど「兼務」の割合が高くなる傾向が出ています。

特に、専門職種(看護師やクリエイターなど)に特化した派遣会社では、専門知識が必要なため、一人の担当者が登録から企業対応まで一貫して行う「一気通貫型」がよく見られます。

急ぎ案件やスタッフが増えると、役割分担は機能しにくくなる

企業から急ぎの依頼が入ると、1件の案件でも複数の職種やシフトに分かれ、実務上は複数の求人として管理されます。

そのたびに確認事項が増え、既存スタッフ対応や新規面談と並行して判断が必要になります。案件数やスタッフ数が増えるほど、「どの案件を優先するか」「誰に声をかけるか」といった判断の分岐が増えていきます。

その結果、本来は営業とコーディネーターで分担している業務が重なりやすくなります。

「相談したのに進まない」と感じる背景には、担当者の姿勢だけでなく、こうした業務構造が影響している場合も少なくありません。

派遣会社の体制は「分業型」と「両面型」でどう違う?

分業型と両面型(一気通貫型)の体制・メリットデメリット比較図

派遣会社を選ぶ際、その会社が「分業型」か「両面型(一気通貫型)」かを知っておくと、サポートの質やスピード感を予測できます。

大手は分業型が多く、相談窓口が複数になりやすい

スタッフ数が多い大手派遣会社(テンプスタッフ、リクルートスタッフィングなど)は、効率化のために「分業型」を採用しています。

  • 登録・仕事紹介: コーディネーター

  • 職場見学・就業後: 営業担当

【メリット】

求人数が多く、システム化されているため紹介のスピードが速い。

【デメリット】

担当がフェーズごとに変わるため、情報の引き継ぎ漏れが起きやすい。

社内システム(ATS)で履歴は共有されていますが、細かなニュアンスまでは伝わっていないケースがあります。

中小は両面型が多く、1人が企業側・スタッフ側の両方を担当しやすい

地域密着型や中小規模の派遣会社は、「両面型」が主流です。登録面談をしてくれた人が、そのまま企業への紹介、職場見学、就業後のフォローまで担当します。

【メリット】

話が通じやすく、信頼関係を築きやすい。企業の内情を深く理解した上で紹介してくれるためミスマッチが少ない。

【デメリット】

担当者の抱える業務量が多く、対応が遅れがちになる場合がある。

分業型は専門性と効率、両面型はスピードと一貫性に強みが出る

  • 分業型: 「多くの仕事から選びたい」「システマティックに進めたい」人向け。

  • 両面型: 「親身な相談を求める」「担当者との相性を重視する」人向け。

自分が「数」を重視するか「サポートの質」を重視するかで、相性の良い会社が変わります。自分のスタイルに合った会社を選ぶことが、派遣就業を成功させる第一歩です。

派遣スタッフはどちらに相談すべき?困りごと別に整理すると?

「この悩みは誰に言えばいいの?」と迷ったときは、以下の基準で相談先を選びましょう。

困りごと・フェーズ

おすすめの相談先

理由

仕事探し・エントリー

コーディネーター

案件の詳細や他社競合状況を把握しているため

職場見学・面接対策

営業担当

企業の担当者の性格や、好まれる人物像を知っているため

契約更新・時給交渉

営業担当

企業との契約権限(決裁権)を持っているため

職場の人間関係

営業担当

現場の指揮命令者へ改善を申し入れできるのは営業担当のみ

キャリア相談

コーディネーター

長期的な視点で、今の仕事以外の可能性も提案できるため

仕事紹介・希望条件の整理は「コーディネーター」に相談すると進みやすい

「なかなか仕事が決まらない」「希望条件を見直したい」といった相談は、コーディネーターが適任です。

彼らは求人の動向を熟知しており、「時給を50円下げれば紹介できる案件が倍増する」「このエリアなら事務よりコールセンターが多い」といった具体的な市場感に基づいたアドバイスをくれます。

条件変更・更新交渉・職場への改善要請は「営業担当」が動きやすい

「契約内容と実際の業務が違う」「残業が多すぎる」といった契約履行に関する問題は、営業担当に伝えるのが鉄則です。

コーディネーターに伝えても、結局は営業担当に伝言されるだけでタイムロスになります。

直接伝えた方が熱量も伝わり、早期解決につながります。特に更新のタイミングは交渉のチャンスです。

職場トラブルや人間関係は"状況整理→営業が企業調整"が基本になりやすい

パワハラやセクハラ、いじめなどの深刻なトラブルも、基本は営業担当へ相談します。

ただし、営業担当が企業側に肩入れして頼りない場合は、派遣会社の「相談窓口(ホットライン)」やコーディネーターへ相談し、会社として対応してもらうよう動くのが賢明です。

証拠を残すためにもメールでの連絡をお勧めします。

直接言いにくい内容は「第三の相談窓口」や別担当への相談が有効になる

「営業担当が高圧的で話しにくい」「営業担当を変えてほしい」といった内容は、本人には言えません。

その場合は、コーディネーターや、就業後のアンケート、専用の相談窓口を利用しましょう。

分業型のメリットを活かし、別のルートから声を上げることで、担当変更などの措置が取られることもあります。

営業担当とうまく付き合うには何を意識すればいい?

就業後の満足度を左右するのは、実は「派遣先」だけでなく「営業担当の動き」も大きいです。彼らを味方につけ、動いてもらうためのコツを紹介します。

相談は「何が問題か/どうしたいか」をセットで伝えると動いてもらいやすい

営業担当は多忙です。「なんとなく嫌だ」という愚痴だけでは、企業へ交渉する材料になりません。

「Aさんからの指示が矛盾していて業務が進まない(事実)。指揮命令者を一本化してほしい(要望)」のように、事実と要望をセットで伝えると、彼らも企業へ交渉しやすくなります。

彼らを「自分の代わりに交渉してくれる代理人」として頼る意識が重要です。

連絡が少ないときは"更新時期"など優先度が高い論点から話すと通りやすい

中には契約後のフォローがおろそかになる営業担当も存在します。

連絡が来ない場合は、契約更新の1ヶ月前などのタイミングで「更新について相談がある」と連絡しましょう。

更新は営業担当の売上(KPI)に直結するため、反応しやすい傾向があります。

そのついでに日頃の悩みを相談するのがテクニックです。

電話よりメール・メモ共有など「担当が処理しやすい形」にすると改善しやすい

口頭での相談は「言った言わない」になりがちで、営業担当が企業に伝える際に内容が薄まってしまう恐れがあります。

相談内容はメールやLINEなどのテキストで残しましょう。

営業担当が上司や企業に報告する際、そのテキストをそのまま使えるため、対応スピードと正確性が上がります。

相性が合わない場合は担当変更や別窓口の活用でストレスを減らせる

どうしても相性が悪い場合は、我慢せずに派遣会社へ担当変更を申し出ましょう。

大手であれば担当変更は珍しくありません。スタッフが辞めてしまうよりは、担当を変えてでも続けてもらう方が派遣会社にとってもメリットがあるからです。

「担当を変えてくれるなら更新する」という交渉も一つの手です。

よくある誤解は?「コーディネーター=全部やる」はなぜズレる?

「登録時の面談担当者がずっと親身にサポートしてくれる」と思っていると、就業後に「全然連絡が来ない」と失望してしまうことがあります。

しかし、それは担当者が冷たいからではなく、組織の役割分担による構造的な理由がある場合がほとんどです。

コーディネーターは"紹介役"だが、企業交渉の最終責任は営業に寄りやすい

登録時の面談が丁寧だったからといって、就業後もそのコーディネーターが守ってくれるとは限りません。

組織上、企業との交渉権限を持っていないコーディネーターも多いため、「話を聞いてくれるがいい人」止まりになってしまうことがあります。

実質的な解決(時給アップや環境改善)には、権限を持つ営業を巻き込む必要があります。

営業担当は"企業だけ"でなく、就業後フォローまで担うケースが多い

「営業=企業の味方」と思われがちですが、優秀な営業担当ほど「スタッフの味方」です。

スタッフが気持ちよく働いてくれないと、企業からの信頼も失う(=契約が終了する)ことを知っているからです。食わず嫌いせずに、まずは営業担当を頼ってみる姿勢も大切です。

彼らの評価は「スタッフの定着」にかかっているからです。

呼称が会社ごとに違い「キャリアコーディネーター」「スタッフフォロー」などに分裂する

最近は「営業」という名称を避け、「クライアントパートナー」「キャリアアドバイザー」などと呼ぶ会社も増えています。

名称に惑わされず、「誰が企業担当で、誰が自分(スタッフ)の担当なのか」を確認することが重要です。

入社時のオリエンテーションで、緊急連絡先とともに役割を確認しておきましょう。

派遣会社で働くなら「コーディネーター」と「派遣営業」はどう違う?

派遣会社で働く場合のコーディネーターと派遣営業の業務・KPI比較図

もしあなたが派遣会社での就業(内部スタッフ)を考えているなら、この2職種の適性の違いを知っておくべきです。

両者は「誰に向き合うか」だけでなく、日々のルーチン業務や「追っている数字(KPI)」も異なります。

【比較表】担当業務とKPI(目標指標)の違い

項目

コーディネーター

営業担当(派遣営業)

主な担当業務

・登録面談(Web/対面)

・求職者への仕事紹介(電話/メール)

・求人票の作成・更新

・社内マッチング調整

・企業の新規開拓/既存深耕

・人材オーダー(求人)の獲得

・職場見学の同行

・就業スタッフの定期フォロー

・契約書作成・更新確認

KPI

・面談設定数/実施数

・仕事紹介数

・職場見学設定数

・成約数(稼働数)

・売上高/粗利益

・新規オーダー獲得数

・職場見学設定数

・成約数(稼働数)
・契約更新率

コーディネーターは対スタッフの業務比重が高く、マッチング精度が成果に直結する

  • 求められる力: 傾聴力、事務処理能力、スピード
  • やりがい: 仕事が決まった時の感謝の言葉、人生の転機を支える実感

電話やメール対応が多く、内勤が中心です。

「どれだけ多くの求職者に会い、仕事を紹介できたか」が評価されるため、テレアポに近い架電業務が発生することもあります。

人の話を聞くのが好きで、細かい調整が得意な人に向いています。

派遣営業は対企業の業務比重が高く、条件交渉や案件創出が成果に直結する

  • 求められる力: 交渉力、課題解決力、フットワーク、メンタルタフネス
  • やりがい: 企業の課題解決、大きな売上を作る達成感

新規開拓や既存深耕などの外勤が中心です。

「売上」に直結する契約更新や、新規オーダーの獲得が最重要KPIとなります。

クレーム対応などのストレスもかかりますが、インセンティブなどで給与が高い傾向にあります。

両面型では"調整負荷"が上がるため、向き不向きは分業型より出やすい

両面型のエージェントは、企業と人の板挟みになるストレスが倍増します。

企業側の無理な要望とスタッフの希望条件の間で調整に奔走するシーンも多く、精神的なタフさが求められます。

一方で、自分の裁量で双方を納得させ、雇用を生み出した時の達成感は、分業型では味わえない大きな魅力です。

マルチタスクが得意で、自分で完結させたいタイプの人に向いています。

よくある質問(FAQ)で検索の取りこぼしを防ぐには?

派遣会社との付き合い方や担当者の役割について、現場のスタッフから頻繁に寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。

担当変更や交渉の可否など、迷いやすいポイントをクリアにしておきましょう。

営業担当が合わない場合、変更はお願いできる?

できます。派遣会社の相談窓口や、以前担当してくれたコーディネーターに相談してみてください。

「担当を変えてくれなければ契約更新しない」という意思表示も(最終手段として)有効です。我慢して働き続ける必要はありません。

更新や時給交渉は誰に言うのが正解?

営業担当です。企業の予算を握っているのは営業担当だからです。

コーディネーターに言っても、結局営業担当に取り次がれることになります。タイミングとしては、契約更新の確認連絡が来た時がベストです。

コーディネーターと営業担当のどちらが偉い?

上下関係はありません。役割分担の違いです。

ただし、売上責任を直接負っている営業担当の方が、社内での発言権が強い傾向にある会社は多いです。

一方で、優秀なコーディネーターは社内で重宝され、営業担当からも頼りにされる存在です。

派遣元責任者は営業担当やコーディネーターと何が違う?

法律上の責任者です。各事業所に配置が義務付けられている法的な責任者です。

トラブル解決の最終責任者であり、営業担当の上司(支店長やマネージャー)が兼任しているケースが多いです。

現場レベルで解決しない問題は、この責任者宛に申し入れると動くことがあります。

【まとめ】役割の違いを理解して、相談先を使い分けると派遣は働きやすくなる

派遣での就業を快適にするには、派遣会社の担当者を「使い分ける」視点が大切です。

担当者の役割を知ることで、余計なストレスを抱えずに済みます。

違いは「向き合う相手」と「交渉責任」で整理すると迷わない

  • コーディネーター: スタッフ向き合い型。仕事探しやキャリア相談のプロ。
  • 営業担当: 企業向き合い型。条件交渉やトラブル解決のプロ。

担当者の顔色をうかがうのではなく、「この案件の決裁権は誰にあるか」というビジネス視点で捉えることで、感情的なトラブルを避け、建設的なコミュニケーションが可能になります。

困りごと別の相談先を決めておくとストレスが減る

悩み事の種類に応じて、適切な相手に投げることで、解決までのスピードが格段に上がります。

「話が通じない」とイライラする前に、相手の守備範囲を確認しましょう。

適切な相手にボールを投げるだけで、驚くほどスムーズに問題が解決することは珍しくありません。

分業型・両面型の違いを知ると"担当の動き方"も理解できる

「なぜ連絡が遅いのか」「なぜ話が伝わっていないのか」という不満も、相手の役割や体制を知ることで、「メールで送っておこう」「営業に直接言おう」といった対策が打てるようになります。

賢く使い分けて、快適な派遣ライフを送りましょう。

派遣会社がスタッフの定着率を高め、質の高いサポートを提供するには、コーディネーターと営業担当の密な連携と情報共有が欠かせません。

採用管理システム(ATS)『RPM』を導入すれば、スタッフの希望条件や対応履歴を一元管理でき、分業型でも両面型でも「言った・言わない」のトラブルを防ぐことが可能です。

現場の事務負担を減らし、スタッフフォローに注力できる体制を作るために、ぜひRPMの活用をご検討ください。

髙田輝之
髙田輝之
エン株式会社(旧・エン・ジャパン)、ゼクウで営業部長を歴任。 15年以上にわたりHR業界に携わり、企業の新卒・中途採用支援を中心に、採用戦略設計・広告運用・採用管理システム(ATS)導入・歩留まり改善など、採用領域全般の課題解決に従事。現在はゼクウにて、採用管理やHRテクノロジーをはじめ、人材採用から定着・育成までをカバーするHR全体の仕組み最適化をテーマに、記事企画・監修・執筆を行っている。現場で培った知見を活かし、複雑な人事課題を構造的に整理し、読者が正しく判断できる情報発信を心がけている。

RPMの導入前に知っておきたいポイントをご紹介