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リクオプとは?機能・料金・RPMとの違いを実務者が解説

多店舗・多拠点で通年採用を行う企業では、「媒体依存から抜け出せない」「応募が分散して管理しづらい」といった課題が起きがちです。

リクオプは、採用オウンドメディア(自社採用サイト)を核に、応募の一元管理・面接設定の自動化・効果分析を統合的に行える採用プラットフォームです。

アルバイト・パート採用領域では、大手企業での導入実績が豊富で「アルバイト採用のATSといえばリクオプ」と評されるほど浸透しています。

本記事では、採用管理システム「RPM」を提供する株式会社ゼクウが、HR・採用システム領域での実務知見をもとに、リクオプの主な機能・料金の考え方・向いている企業像、そしてRPMとの違いを実務目線で解説します。

採用業務の効率化を訴求するRPMバナー(連携求人媒体数400以上)

目次[非表示]

  1. 1.リクオプとは
  2. 2.リクオプの主な機能
    1. 2.1.採用オウンドメディア構築(採用サイト・Indeed連携・集客)
    2. 2.2.応募者一元管理
    3. 2.3.自動返信・面接日程管理
    4. 2.4.コミュニケーション(連絡管理)
    5. 2.5.ダッシュボード・効果分析
    6. 2.6.セキュリティ・サポート
  3. 3.リクオプの料金体系
    1. 3.1.料金が変動する主な要因
    2. 3.2.見積もり時に整理しておくとよい情報
  4. 4.リクオプのメリット・デメリット
    1. 4.1.リクオプのメリット
      1. 4.1.1.採用オウンドメディア×検索最適化で母集団を拡大
      2. 4.1.2.応募一元化で重複・漏れ・属人化を防止
      3. 4.1.3.面接予約・連絡の自動化で初動速度を向上
      4. 4.1.4.拠点・工程別KPIの可視化で意思決定を迅速化
    2. 4.2.リクオプのデメリット(導入前に確認すべき点)
      1. 4.2.1.分岐配信・追客の自動化には制限がある
      2. 4.2.2.媒体連携の反映頻度は媒体ごとに異なる
      3. 4.2.3.人材紹介会社(エージェント)連携は限定的
  5. 5.採用課題が「応募対応のスピード」と「歩留まり」の場合
  6. 6.採用の「量とスピード」を最大化するなら「RPM」
    1. 6.1.媒体連携 ― 約400媒体+紹介経由応募を一元管理
    2. 6.2.自動処理 ― 条件分岐と多チャネル対応で初動スピードを最大化
    3. 6.3.採用サイト ― ジョブサイトプラス連携で母集団形成を強化
  7. 7.【一覧表】リクオプとRPMの違い(比較一覧)
    1. 7.1.リクオプとRPMの違いまとめ
  8. 8.まとめ
  9. 9.よくある質問(FAQ)
    1. 9.1.まずリクオプとRPMどちらを選ぶべき?
    2. 9.2.料金はどこで分かる?目安は?
    3. 9.3.連携媒体の反映はリアルタイム?

リクオプとは

リクオプとは、アルバイト・パート採用を中心に、採用オウンドメディア(自社採用サイト)を核とした通年採用の最適化を支援する採用管理システム(ATS)です。

提供元はHRソリューションズ株式会社。多店舗・多拠点での大量採用を早くから得意とし、アルバイト・パート領域の大手企業を中心に広く導入されています。

リクオプは、自社採用サイトを起点に、媒体・紹介・自社経由の応募を一元管理し、応募者情報をデータベース化します。

さらに、自動返信・面接日程調整・効果分析までを一体化し、媒体依存からの脱却と現場運用の平準化を実現。
「応募が分散しやすい多拠点採用において、統合管理とオウンド強化を両立できる仕組み」として高く評価されています。

とくにリクオプは、採用オウンドメディア領域の先駆け的存在として早期に市場を確立。長期的な運用を通じて、求人蓄積量・SEO優位性・ドメインパワーを高めており、現在も多くの大手企業に選ばれ続けています。

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リクオプの主な機能

リクオプが具体的にどのように現場の課題を解決するのか、採用フローに沿って見ていきましょう。

採用管理システムを操作するイメージ(デジタルUIと人物アイコン)

採用オウンドメディア構築(採用サイト・Indeed連携・集客)

専門知識がなくても、自社採用サイトを短期間で構築できます。

検索導線や求人検索エンジン最適化(SEO)により、自社サイト経由の応募流入を底上げ。ブランド統一デザインや原稿テンプレートを活用し、エリア・職種・時間帯などで絞り込み検索にも対応します。

リクオプはIndeed PlusおよびGoogleしごと検索に対応し、オウンドメディアを中心とした母集団形成を支援します。

自社サイトで掲載した求人を連携先に自動反映でき、媒体依存を抑えながら自社導線を強化できます。これにより、「採用オウンドメディア(自社サイト)」を軸に外部検索経由でも安定的な応募を獲得できます。

応募者一元管理

媒体・紹介・自社経由の応募を自動的に候補者DBへ集約し、重複・滞留・属人化を防止します。

応募者の突合・タグ管理・属性検索・履歴閲覧に対応し、過去対応の追跡も容易。また、権限設計によって「誰がボールを持っているか」を可視化し、担当者変更時の引き継ぎや多拠点間の連携をスムーズにします。

自動返信・面接日程管理

応募者へのサンクスメール自動送信から、面接候補日提示・予約確定・通知送信までを自動化。

ダブルブッキング防止や、面接前日のリマインド送信によるドタキャン低減も可能です。

利用中のカレンダーツール(Googleカレンダーなど)との連携も設定次第で対応できます。

コミュニケーション(連絡管理)

候補者の反応率を高めるために、メール・LINE・SMSなど複数チャネルを併用できます。

テンプレートメッセージ作成・差し込み・一括送信・履歴管理に対応。チャネル別の送信数・配信時間帯の制御も可能で、初動レスポンスを高速化し、現場の応対品質を平準化します。

※LINEやSMS機能は契約プランや設定内容により異なります。

ダッシュボード・効果分析

媒体別・拠点別・工程別に、採用KPI(応募数、面接率、内定率など)をリアルタイムで可視化

選考フローのボトルネックを特定し、データに基づく改善サイクルを構築します。応募から初回接触までの時間、予約化率、No-show率などを期間・拠点・職種軸でスライス分析可能。

CSV形式での出力により、定例報告資料の作成も効率化されます。

セキュリティ・サポート

個人情報を扱うシステムとして、権限・ログ・IP制御などのセキュリティ設計に対応。

さらに、導入から現場定着までを支援する専任サポート体制が用意されています。導入設計・教育・運用ルールの整備まで伴走支援されるため、特に多拠点展開時に効果を発揮します。

リクオプの料金体系

リクオプの料金は、採用サイト構築を含む初期設定費用+月額利用料+オプション費用で構成されています。

価格を示すブロックと電卓のイメージ

公式サイトでは具体的な料金表は公開されていませんが、外部解説サイトなどの公開情報によると、以下のような価格帯が目安とされています。

項目

料金の目安(税抜)

備考

初期費用

約200万~300万円前後

採用サイトの構成・デザイン・ページ数などにより変動。

月額料金

約15万円~

基本機能(応募管理・面接予約・分析など)の利用料として算定されるケースが多い。

アカウント追加

高権限:1万円/ID
下位権限:約500円/ID

本部ID・拠点IDの構成や担当社数によって変動。

オプション例

動画選考、雇用契約書の電子化、コールセンター応募受付、再雇用DBなど

運用支援や周辺機能を拡張できるメニューが用意されている。

※上記は過去の公開情報に基づく参考価格(税抜)です。実際の料金は導入規模や契約条件により異なります。

最新の価格を確認する際は、公式サイトや資料請求を通じた問い合わせが確実です。

料金が変動する主な要因

リクオプの料金は、導入規模や構成によって変動します。特に次の4つの要素が費用に影響します。

  • 本部IDと拠点IDの構成:ID数や権限設定によってライセンス費用が変動します。
  • 初期設計・運用代行支援:原稿制作、設定代行、初期立ち上げ支援の有無で初期費用が変わります。
  • 媒体取り込み範囲:アルバイト系媒体のみか、中途媒体も含むかで連携設定やデータ項目が異なります。
  • オプション機能・従量費用:SMS送信・動画選考などの利用数や外部連携範囲によって月額費用が変動します。

見積もり時に整理しておくとよい情報

正確な見積もりを得るためには、以下のような情報を事前に整理しておくとスムーズです。

  • 応募規模(直近12か月の応募数・媒体数・求人件数)

  • 利用範囲(求人検索、Web面接、適性検査など)

  • 自動化要件(配信チャネル・通数・停止条件)

  • ユーザー数(採用担当・面接官・拠点数)

  • データ移行元(他ATSやExcelなど)

  • 定着支援の要否(教育・運用ルール設計など)

リクオプのメリット・デメリット

リクオプを導入することで得られる主なメリットと、導入前に確認しておきたい注意点(デメリット)を整理します。

採用管理システム(ATS)としての機能面だけでなく、「なぜ評価されるのか」「どのような課題が残るのか」まで俯瞰して把握できます。

リクオプのメリット

採用オウンドメディア×検索最適化で母集団を拡大

リクオプは、自社採用サイト(オウンドメディア)を核に、エリア・職種・時間帯で探しやすい検索導線を標準化。
Indeed PlusやGoogleしごと検索など主要な求人エンジンと連携し、自社サイト経由での応募流入を継続的に強化できます。

媒体依存からの脱却と、企業名検索(指名検索)で応募を検討する候補者への導線最適化が両立し、直接応募率の向上と安定した母集団形成につながります。

応募一元化で重複・漏れ・属人化を防止

求人媒体や自社採用サイト経由の応募を自動で候補者データベースに集約し、応募情報を一元管理します。

氏名・メールアドレス・電話番号などをもとに重複応募者を自動判定できるため、同一候補者への二重対応を防止。

選考履歴の可視化により、「誰が・いつ・どの応募者に対応したか」を明確化します。

また、拠点間や担当者交代時の引き継ぎもスムーズで、対応漏れを防ぎながら現場運用の標準化を実現します。

面接予約・連絡の自動化で初動速度を向上

応募者へのサンクスメール送信から、面接候補日提示・予約確定・通知送信までを自動化。

前日リマインド通知にも対応しており、面接予約化率の向上とドタキャン抑制に貢献します。

ただし、送信タイミングや条件には一部制限があるため、当日通知や柔軟なシナリオ配信を行いたい場合は要件確認が必要です。大量応募や多拠点採用における初期対応のスピードアップに強みを発揮します。

拠点・工程別KPIの可視化で意思決定を迅速化

媒体別の応募数、工程別歩留まり、初回接触までの平均時間、面接予約化率などをダッシュボードでリアルタイムに可視化。

拠点・職種・時間帯といった複数の分析軸で傾向を把握し、データドリブンな改善(PDCA)を支援します。

分析結果をもとに、広告費の再配分や選考フロー見直しなどを数値根拠をもって判断できる点が評価されています。

リクオプのデメリット(導入前に確認すべき点)

分岐配信・追客の自動化には制限がある

応募者の状況に応じて自動的にメッセージを出し分けたい場合(例:未予約者への追客、進捗別リマインドなど)、標準機能のみでは制御が難しいケースがあります。

メール・SMS・LINEなど複数チャネルを併用する場合は、利用可否・送信数の上限・配信時間帯などを事前に確認しておくことが重要です。

特に、夜間・休日をまたぐ大量応募対応を自動化したい場合は、運用要件との整合を見極める必要があります。

媒体連携の反映頻度は媒体ごとに異なる

応募データの取り込みタイミングや方法は、連携する求人媒体や接続方式(API/フィード/CSVなど)によって異なります。

とくに、アルバイト系媒体と中途媒体で反映頻度が異なることがあるため、どの媒体をどの周期で同期できるかを導入前に確認しておきましょう。

これにより、応募対応のスピードや現場の運用リズムとのズレを防ぐことができます。

人材紹介会社(エージェント)連携は限定的

昨今では中途採用を中心に、人材紹介会社(エージェント)を併用する企業が増えています。

しかしリクオプはアルバイト・パート採用を主軸とした設計のため、エージェント管理や推薦機能は標準で備わっていません。

紹介経由の応募を管理する場合は、企業側で手動登録またはCSV取り込みで対応する形が一般的です。

また、権限設定を工夫すればエージェントによる直接入力も不可能ではありませんが、実務上の運用負荷が高く、あまり採用されていません。

採用課題が「応募対応のスピード」と「歩留まり」の場合

通年で大量のアルバイト・パート募集を行う店舗ビジネスなどでは、「応募への初動の速さ」と「面接設定率(予約率)」が採用成果を大きく左右します。

この領域で成果を高めるための土台となるのは、次のような仕組みです。

  • 応募の自動一元取り込み:求人媒体や自社採用サイトからの応募を人手を介さず自動集約。
  • 即時レスポンス:応募直後の自動返信メールや、面接候補日へのスムーズな誘導。
  • 自動追客(フォロー):面接未予約の候補者に対する段階的な再アプローチ(メール・SMS対応可)。
  • リマインド通知:面接前日・当日の自動通知で、ドタキャンを抑制。
  • 滞留検知・再通知:選考途中で停滞している候補者を検知し、自動的に再通知。
  • SLA監視:応募から初回接触までの平均時間などを可視化し、対応遅延を早期に発見。

リクオプはこのうち、応募の自動一元取り込みと即時レスポンス(メール通知)、リマインド送信(一定制限あり)を標準機能として備えています。

一方で、複数チャネルによる分岐追客や滞留検知の自動再送などは標準機能では対応が限定的です。

そのため、「応募初動の平準化」には強みがありますが、「自動追客の柔軟性」を求める場合は別ツールとの併用が現実的です。

採用の「量とスピード」を最大化するなら「RPM」

RPM(Recruiting Performance Management)は、採用・派遣業務を一元管理し、自動化・効率化を実現する採用プラットフォームです。

特徴は、媒体連携の網羅性、柔軟な自動処理機能、そして採用オウンドメディアとの高い連携性にあります。

RPM公式サイトのトップページイメージ(連携求人媒体数400以上を紹介)

媒体連携 ― 約400媒体+紹介経由応募を一元管理

RPMは約400の求人媒体と自動連携し、応募データを最短5〜45分で取り込みます。

媒体管理画面へのログインやCSV取り込み作業が不要となり、応募の取りこぼしや重複確認の手間を大幅に削減します。

また、人材紹介会社(エージェント)経由の応募管理にも対応。エージェント単位での権限設定や応募者データの自動取り込みが可能で、媒体・紹介・自社応募の情報をひとつのATS上で統合管理できます。

応募経路が分散しやすい大手・多拠点企業でも、応募情報の一元化と運用標準化を実現します。

自動処理 ― 条件分岐と多チャネル対応で初動スピードを最大化

応募内容やステータスに応じて、サンクスメール送信・面接案内・未予約者追客・リマインド通知を自動実行。

メール・SMS・LINE連携に対応しており、夜間・休日応募にもリアルタイムでレスポンス可能です。

条件分岐(IF設定)を活用し、応募経路・属性・経過時間などを組み合わせた柔軟なシナリオ配信を実現。

面接予約率の向上・ドタキャン防止・初回接触の高速化を同時に達成します。

採用サイト ― ジョブサイトプラス連携で母集団形成を強化

RPMはゼクウの採用オウンドメディア構築ツール「ジョブサイトプラス」とシームレスに連携。

RPM上で登録した求人情報を自社採用サイトへ自動反映でき、求人原稿から応募データに至るまでを一元管理します。

ジョブサイトプラスは、エリア・職種・時間帯などによる探しやすい検索導線を標準装備。オリジナルコンテンツの作成、企業ブランディング、SEO施策にも柔軟に対応します。

Indeed Plusとの連携にも対応しており、オウンドメディアを軸とした集客力と応募導線の最適化を支援します。

【一覧表】リクオプとRPMの違い(比較一覧)

リクオプでカバーできる領域に加え、RPMは媒体連携と自動処理の強みを生かして、採用スピードと成果最大化を実現します。

比較項目

リクオプ

RPM(アールピーエム)

目的

採用オウンドメディア構築 × 応募一元管理 × 分析

採用オウンドメディア構築 × 媒体自動連携 × 応募初動〜追客の自動化

得意モデル

アルバイト・パート中心/多拠点・多店舗運用

遣・アルバイト等の大量募集/高速回転採用

媒体・反映

主要媒体と連携(方式・頻度は媒体依存)

約400媒体(方式・頻度により一部リアルタイム)

連絡手段

メール・SMS・LINE対応可

メール・SMS・LINE対応可

面接運用

チャットボットによる面接自動予約

シナリオによる自動分岐で面接自動予約+未予約者への自動追客

料金の考え方

個別見積(月額15万~目安)

月額8.5万円~+オプション

導入支援

導入~運用定着のサポート

専任伴走支援(約2か月)+初期運用定着サポート

最適な企業像

月間応募:数十~数百件/拠点が多い企業

月間応募:数百~数千件/拠点・媒体数が多い企業

リクオプとRPMの違いまとめ

リクオプとRPMはいずれも、自社採用サイトを軸に応募数の増加と採用業務の効率化を支援するATS(採用管理システム)です。

共通して採用基盤を整備できますが、重視する領域と得意な運用規模に違いがあります。

特徴

リクオプ

RPM(アールピーエム)

主な強み

採用サイトの構築・検索最適化・ブランド訴求

媒体自動連携と条件分岐による自動処理で、初動~追客を高速化

想定シーン

月間応募が数十~数百件規模の多拠点・店舗型採用

月間応募が数百~数千件規模の大量募集・短期集中採用

目的の違い

自社サイト中心の応募導線を整備し、媒体依存を軽減

応募対応を自動化し、採用スピードと歩留まりを最大化

まとめ

リクオプは、「自社サイト経由の応募を増やしたい」「店舗や拠点ごとの採用状況を整理し、改善のサイクルを確立したい」といった、採用の土台づくりや運用基盤の整備を重視する企業に向いたATSです。

一方のRPMは、ジョブサイトプラスを活用した自社サイト構築に加え、媒体連携と自動処理シナリオ(メール・SMS・LINEなど)によって、応募直後から面接設定・歩留まり改善までをスピーディに進められるのが特徴です。

どちらもIndeed Plusなどの広告運用と組み合わせることで、集客と採用運用の両面を強化することが可能です。

よくある質問(FAQ)

最後に、リクオプとRPMを比較する上で生じやすい疑問点について、Q&A形式で解説します。

まずリクオプとRPMどちらを選ぶべき?

応募数を増やし、採用運用の基盤を整えたい場合はリクオプ
応募後の即応や分岐追客(メール・SMS・LINEなど)で歩留まりを高めたい場合はRPMが適しています。

両方の課題を感じている場合は、インパクトの大きいボトルネックから優先的に着手すると効果的です。

料金はどこで分かる?目安は?

リクオプは公式サイトで料金を公開していませんが、目安として初期費用200万円前後、月額15万円程度〜が一般的です。
RPMは月額定額制(例:8.5万円〜)+オプション構成で、企業規模や媒体数に応じて柔軟に設計できます。

いずれの場合も、応募量・媒体数・自動化範囲・移行データ量などを事前に整理して提示すると、見積もり比較がスムーズです。

連携媒体の反映はリアルタイム?

リクオプは媒体や連携方式(API/CSV)によって反映速度が異なります。

RPMも同様に方式に依存しますが、一部媒体ではリアルタイム連携が可能(オプション対応)です。

夜間・休日応募の即時対応をKPIに設定している企業では、
このリアルタイム取り込みと、自動追客シナリオの組み合わせにより、初動スピードを最大化できます。

詳しくは、要件定義時に担当者へ確認すると確実です。

髙田輝之
髙田輝之
エン株式会社(旧・エン・ジャパン)、ゼクウで営業部長を歴任。 15年以上にわたりHR業界に携わり、企業の新卒・中途採用支援を中心に、採用戦略設計・広告運用・採用管理システム(ATS)導入・歩留まり改善など、採用領域全般の課題解決に従事。現在はゼクウにて、採用管理やHRテクノロジーをはじめ、人材採用から定着・育成までをカバーするHR全体の仕組み最適化をテーマに、記事企画・監修・執筆を行っている。現場で培った知見を活かし、複雑な人事課題を構造的に整理し、読者が正しく判断できる情報発信を心がけている。

RPMの導入前に知っておきたいポイントをご紹介