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採用オウンドメディアとは?採用サイトとの違いや作成ツールを紹介

人材不足が続く中、求職者は条件だけでなく「会社の雰囲気やカルチャー」を重視するようになっています。従来の求人広告や採用サイトでは伝えきれない魅力を補い、候補者に自社を深く理解してもらう手段として注目されているのが「採用オウンドメディア」です。

採用オウンドメディアとは、企業が主体となって求人情報や社員の働く姿を発信するWebサイトやメディアを指します。

本記事では採用オウンドメディアの作成ツール「ジョブサイトPlus+を展開する株式会社ゼクウが、採用オウンドメディアとは何か、その特徴や効果、運用のポイントを紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.採用オウンドメディアとは
    1. 1.1.採用オウンドメディアの例
  2. 2.採用オウンドメディアの主な活用方法
    1. 2.1.求職者の企業理解につながるコンテンツを発信する
    2. 2.2.複数の求人をまとめて掲載・管理する
    3. 2.3.アグリゲーションサイトと連携して応募を増やす
    4. 2.4.データ分析で採用活動を改善する
  3. 3.「採用オウンドメディア」と「採用サイト」の違い
  4. 4.採用オウンドメディアの作成が適している企業
    1. 4.1.求人数が多く、複数職種・拠点の採用を行っている企業
    2. 4.2.広告コストを抑えつつ安定した母集団形成を目指す企業
    3. 4.3.自社の魅力やカルチャーへ共感する人材を採用したい企業
  5. 5.採用オウンドメディアの作成方法
    1. 5.1.内製で構築する場合
    2. 5.2.制作会社へ依頼する場合
    3. 5.3.専用ツールを利用する場合
  6. 6.採用オウンドメディアの作成ツールおすすめ6選
    1. 6.1.ジョブサイトPlus+
    2. 6.2.リクオプ
    3. 6.3.jobMAKERエントリー
    4. 6.4.テンリク
    5. 6.5.engage
    6. 6.6.AirWORK採用管理
  7. 7.採用オウンドメディアの運用で成果を出すためのポイント
    1. 7.1.継続的な更新体制を構築する
    2. 7.2.SEO強化は専門知識が必要
    3. 7.3.Indeed運用の最適化と広告代行の活用
      1. 7.3.1.更新頻度の最適化
      2. 7.3.2.原稿の分割設計
      3. 7.3.3.クリエイティブの強化
    4. 7.4.ATSの代わりではなく補完として導入する
  8. 8.採用オウンドメディアに関連する質問
    1. 8.1.オウンドメディアとは何ですか?
    2. 8.2.オウンドメディアリクルーティングとは?
    3. 8.3.オウンドメディアの採用効果は?
  9. 9.採用オウンドメディアのまとめ

採用オウンドメディアとは

採用オウンドメディアとは、企業が独自に運営する採用情報のホームページを指します。求人情報だけでなく、社員紹介や制度、カルチャーなどを発信できる点が特徴です。

さらにIndeedなどの求人アグリゲーションサイトと連携できる集客機能や、応募者情報を一元管理できるATS(採用管理システム)的な機能を備えている場合も多く、採用活動を包括的に支援する基盤として注目されています。

【関連記事】ATS(採用管理システム)とは?

採用オウンドメディアの例

採用オウンドメディアの事例として、保育関連の求人情報や福利厚生を紹介する採用サイトのトップページ

採用オウンドメディアの主な活用方法

採用オウンドメディアは採用マーケティングの中核施策の一つとして、単に求人情報を掲載するだけでなく、採用活動の基盤として多面的に活用できます。

採用オウンドメディアの仕組みを示す図。企業文化の発信、求人管理、媒体連携、データ可視化の4要素で構成。

企業の魅力を伝える情報発信から、複数求人の管理、外部媒体との連携、データを活用した改善まで、一つのサイトで完結できるのが特徴です。ここでは、具体的な活用方法を4つの視点から紹介します。

求職者の企業理解につながるコンテンツを発信する

採用オウンドメディアでは、求人情報だけでなく社員インタビューや制度紹介、企業文化などを自由に発信できます。

こうした情報発信は、応募前の求職者に「この会社で働くイメージ」を具体的に持ってもらえる効果があります。結果として、応募者の理解度や納得感が高まり、ミスマッチを減らす採用を実現しやすくなります。

複数の求人をまとめて掲載・管理する

採用オウンドメディアは、職種や拠点ごとに求人を一元的に掲載・管理できる仕組みを備えています。媒体をまたいで求人を更新したり、Excelで管理したりといった手間を減らし、最新の情報を自動反映できるのが特徴です。


求人数が多い企業や複数拠点で採用を行う企業にとって、運用効率を高める手段となります。

アグリゲーションサイトと連携して応募を増やす

採用オウンドメディアでは、Indeedなどの求人アグリゲーションサイトとデータ連携を行い、自社で掲載した求人情報を自動的に外部へ配信できます。掲載内容を一元管理できるため、採用担当者の運用負担を軽減しつつ、露出の機会を広げる活用が可能です。

これにより複数の求人媒体を個別に更新する手間を減らし、常に最新の情報を保った状態で求人を公開できます。

データ分析で採用活動を改善する

採用オウンドメディアでは、応募数や閲覧数、応募経路といったデータの蓄積・可視化が可能なため、採用活動の改善に役立てることができます。どの求人やコンテンツが多く読まれているか、どの流入経路から応募が発生しているかを把握することで、掲載内容や訴求の調整が可能です

株式会社ゼクウが提供する「ジョブサイトPlus+」は、採用オウンドメディアの作成に加え、求人検索機能や応募フォーム、メール配信、マイページ機能など採用サイトに必要な機能を一通り備えたシステムです。独自ドメインでの運用も可能なため、オウンドメディアを中長期的な資産として運用していきたい企業様はぜひご検討ください。

>ジョブサイトPlus+の詳細を見る

「採用オウンドメディア」と「採用サイト」の違い

採用サイトと採用オウンドメディアの違いを比較した図。構築場所・費用・集客方法・設計・ATS機能の違いを対比。

採用オウンドメディアと混同されやすいものに「採用サイト」があります。どちらも自社の求人情報を発信するためのWebページですが、その目的や仕組み、得られる効果には明確な違いがあります。

ここでは、構築場所や費用、集客方法、管理機能などの観点から、両者の違いをわかりやすく整理します。

▼先に採用オウンドメディアを作成する方法を確認する

採用オウンドメディアの作成が適している企業

採用オウンドメディアの作成が向いている企業を示す図。求人数・広告コスト・マッチ度重視の3要件を紹介。

採用オウンドメディアはどの企業にも必要というわけではありません。

特に導入効果を得られるのは、求人件数が多い企業や広告コストを最適化したい企業、そして自社カルチャーに共感する人材を採用したい企業です。

求人数が多く、複数職種・拠点の採用を行っている企業

求人数や拠点数が多い企業では採用オウンドメディアの導入が効果的です。

媒体やExcelでの個別管理では、更新作業や情報の重複・漏れが発生しやすくなります。採用オウンドメディアであれば求人情報を一元管理し、全求人へ変更内容の自動反映が可能です。

広告コストを抑えつつ安定した母集団形成を目指す企業

広告依存から脱却したい企業にも採用オウンドメディアの運営が適しています。自社ドメインに求人情報を蓄積し、Indeedなどアグリゲーションサイトとの連携を通じて、掲載を継続しながら検索流入を増やすことが可能です。

コンテンツを資産として積み重ねることで、長期的に安定した応募獲得を実現でき、出稿停止による応募減少リスクを抑えられます。

自社の魅力やカルチャーへ共感する人材を採用したい企業

「自社に合う人」を採用したい企業にも、採用オウンドメディアは有効でしょう。

オウンドメディアに社員インタビューや職場紹介などのコンテンツを掲載することで、企業文化や働く環境を自社の言葉で伝えられます。求職者が応募前に企業理解を深められるため、価値観のミスマッチを減らし、定着率の高い採用につながります。

採用オウンドメディアの作成方法

採用オウンドメディアを作成する方法はいくつかありますが、自社の体制や目的によって最適な手段は異なります。

  • 社内にWeb制作や開発の知見がある場合→内製での構築
  • デザイン性や機能性にこだわる場合→制作会社への依頼
  • スピードや運用負担の軽減を重視する場合→作成専用ツールの利用

内製で構築する場合

自社にWeb制作やシステム構築の知見がある場合は、内製での構築が最も自由度の高い方法です。WordPressなどのCMSを使えば、自社ドメイン上に採用オウンドメディアを構築し、デザイン・構成・コンテンツを柔軟に調整できます。

SEO施策やブランディングを主体的に進められる一方で、求人情報の自動連携や応募管理などの機能は自社開発が必要となるため、エンジニアや制作リソースの確保が前提となります。

制作会社へ依頼する場合

採用ブランディングやデザイン性を重視したい企業には、制作会社への依頼が最も効果的です。専門の制作会社に依頼することで、自社の採用戦略やブランドメッセージに合わせた構成・デザイン・導線設計をゼロから作り込めます。

独自性や表現力の高いサイトが実現できる一方で、初期費用や制作期間は長くなるため、運用開始後の更新体制やコストも含めて計画的に進める必要があります。

専用ツールを利用する場合

スピーディーに立ち上げたい企業や運用負担を減らしたい企業には、専用ツールの利用が適しています。ジョブサイトプラス(ジョブサイトPlus+)やジョブメーカーなどのクラウド型サービスを使えば、テンプレートを活用して短期間でサイトを構築可能です。

Indeedなどアグリゲーションサイトとの連携や応募管理機能が標準搭載されており、初期開発の工数を削減しつつ、本格的な採用運用をすぐに始められるのが強みです。

具体的なサービスについては次に紹介します。

採用オウンドメディアの作成ツールおすすめ6選

採用オウンドメディアを手軽に作成できるツールを6つ紹介します。いずれもページ作成機能と応募管理機能を備えますが、その他の機能やカスタマイズ範囲などは、資料請求の上で確認するのが確実です。

ツール名

料金

独自ドメイン可否

ジョブサイトPlus+

初期費用100,000円〜
月額費用50,000円〜

◯(オプション)

リクオプ

月額15万円~、初期費用100万円~

◯(オプション)

jobMAKERエントリー

初期費用55,000円~
月額費用22,000円~

◯(オプション)

テンリク

初期費用20万円~
月額3万円~

◯(オプション)

engage

無料

×

AirWORK採用管理

無料

×

※費用は2025年10月時点の情報です。

ジョブサイトPlus+

ジョブサイトプラスの紹介画像。自社採用サイト制作・運営サービスの特徴や機能を示す。

ジョブサイトPlus+は、採用管理システム「RPM」を提供する株式会社ゼクウによる自社採用サイト構築クラウドシステムです。

  • 専門知識なしで短期間でオリジナルの採用サイトを構築可能
  • 求人検索機能や応募フォーム、メール配信、マイページ機能など採用サイトに必要な機能を一通り搭載
  • Indeedが提供する求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS(インディードプラス)」と連携可能
  • 自社サイトとして運用することを前提とし、SEO対策や独自ドメインでの公開に対応

デザインや機能のカスタマイズ性が高く企業のブランディング戦略に沿ったサイトデザインが可能である点が大きな特徴です。テンプレート運用からデザインカスタマイズまで柔軟に対応でき、社内にIT人材が不足している場合でも負担なく運用できるのがポイントです。

リクオプ

リクオプのトップページ紹介。

リクオプはHRソリューションズ株式会社アルバイト・パート採用に強みを持つ採用管理システムです。

  • 自社オリジナルの採用ホームページを誰でも簡単に作成可能
  • 応募フォームも設置でき、店舗・エリアごとの求人もすべてサイト内で一括管理が可能
  • 提供企業はISMS(ISO27001)認証を取得しており、セキュリティ体制も安心

採用オウンドメディアの作成機能が備わっており、ブランドイメージに合わせたデザインでページの構築が可能。応募者情報の一元管理やIndeed等外部求人サイトとの連携など豊富な機能を備えています。

jobMAKERエントリー

「jobMAKER.エントリー」の求人サイト構築サービス紹介イメージ

jobMAKERエントリー(ジョブメーカーエントリー)は、株式会社ウィルビーが提供する求人サイト構築クラウドサービスです。jobMAKERを「必要最低限の機能」で利用しやすくしたライト版として提供されました。

  • スピーディかつ低価格で自社採用サイトを構築できるパッケージ型サービス
  • Indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索などアグリゲート型求人サイトとの自動連携機能を保有
  • 求人原稿・応募フォームのカスタマイズ、自社オリジナルのコンテンツページ(SEO対策向け記事など)の作成が可能

初期費用・月額費用が比較的抑えられており、導入ハードルが低い点が特徴です。一方で標準仕様ではデザインの自由度や登録原稿数、アカウント数に限度があります。大規模な運用やデザインの独自カスタマイズが難しい点には注意が必要です。

テンリク

テンリクの採用オウンドメディア紹介イメージ

テンリクは天職市場(キャムコムグループ)が提供する採用オウンドメディア+ATS一体型のWeb採用プラットフォームです。

  • 「採用サイト(オウンドメディア)」と「ATS(採用管理システム)」、さらに各種オプション機能がオールインワン
  • Indeedが提供する求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS(インディードプラス)」と連携可能
  • 自社で魅力的なPRコンテンツを発信しつつ応募受付・選考管理まで完結できる点がポイント

採用サイト運用と採用管理を一つのサービスでまかなえるため、別々のツールを使う必要がなく効率的な運用が可能です。一方でオウンドメディアはテンリク上で構築するため、サイトURLは共有ドメインになります。自社独自ドメインはオプション対応が必要です。

共有ドメインの場合は「◯◯.tenriku.jp」などの形式になり、ブランディング上のデメリットになり得ます。

engage

エンゲージ(en engage)の採用支援サービス紹介ページ

engageはエン株式会社運営の採用管理サービスで、無料で採用オウンドメディアを構築できる機能が備わっています。

  • 採用ページ作成や求人掲載を含む全機能が無料で利用可能
  • 作成した求人情報はIndeedやGoogleしごと検索、スタンバイ、求人ボックスなど主要な求人検索エンジンに自動で一括転載
  • 応募者情報の一元管理や選考ステータスの可視化、システム内メッセージ送信も可能

写真とテキストを準備するだけで15分程度で自社の採用ページを作成できる手軽さが魅力で、低コストで自社の採用力の強化が可能。ただし独自ドメインには対応していないため、engage内での公開になる点には注意が必要です。

AirWORK採用管理

AirWORK採用管理の公式サービス紹介ページ

AirWORK採用管理はリクルートが提供する採用管理システムです。

  • 採用ホームページ作成・求人作成/公開・応募者対応といった基本機能を利用可能
  • 作成した求人情報はIndeed上にも自動掲載
  • 応募者管理機能を標準搭載し、Web経由や電話応募の情報も含めシステム上で一元管理可能

無料で始められるため採用オウンドメディアとして活用しやすく、特に採用コストを抑えたい中小企業にとって使いやすいサービスです。無料であるがゆえに、独自ドメイン非対応など機能に制約が多いことには注意が必要です。

採用オウンドメディアの運用で成果を出すためのポイント

広告費を抑えつつ自社にマッチした人材を集めることができる採用オウンドメディアですが、作成・運用にあたってはいくつか注意が必要です。採用オウンドメディアを効果的に運用するためには、SEO対策やリライトを通じた継続的な改善が欠かせません。

継続的な更新体制を構築する

採用オウンドメディアは公開してからの更新体制が重要です。求人情報や社員インタビュー、制度紹介などを定期的に更新しないと情報が古くなり、求職者の信頼を損ねる恐れがあります。

特に採用状況が頻繁に変わる企業では、社内で更新担当者を明確にし、運用フローを仕組み化しておくことが重要です。継続的な発信こそが、応募増加と企業理解促進につながります。

SEO強化は専門知識が必要

採用オウンドメディアを中長期的に育てるには、SEO(検索エンジン最適化)の視点が欠かせません。

記事や求人ページをリライトして検索順位を高めることは有効ですが、キーワード設計や内部構造、検索意図の理解など、専門的な知識と分析が求められます。

理想はSEOの専門家に依頼するか、外部パートナーにサポートを受けること。営業担当者や制作代行だけでは限界があるため、SEOナレッジの蓄積や内製化体制の整備も視野に入れると良いでしょう。

また、テンプレートデザインでも一定のカスタマイズは可能ですが、より細かなSEO最適化を行う場合は、CSSやHTMLの調整が必要になる場合があります。

Indeed運用の最適化と広告代行の活用

採用オウンドメディアの運用において、Indeedなどの求人アグリゲーションサイトとの連携・運用改善は重要な施策の一つです。多くの企業が専門性の高い領域であるため、広告運用代行会社へ委託して成果を最大化しています。

Indeed運用の改善は、主に以下の3つの要素で構成されます。

更新頻度の最適化

大量の求人を適切な頻度で更新し、常に最新の情報を維持することが重要です。更新が滞ると表示順位が下がり、応募機会の損失につながる場合があります。

原稿の分割設計

求人を細かく分割することで検索露出を増やせますが、Indeedの掲載ルールに準拠しないと求人が非表示・停止されるリスクがあります。適切な構成設計が成果を左右します。

クリエイティブの強化

職種名やタイトル、写真、説明文などをターゲットに合わせて最適化することで、クリック率や応募率を高めることが可能です。

また、最近では「ジョブサイトPlus+を活用したIndeed PLUS対応」のように、自社オウンドメディアと広告運用をセットで最適化するケースも増えています。

実際、多くの企業がIndeed運用やSEO対策を外部パートナーと連携し、集客から改善分析までを一貫して支援してもらうことで、応募数の最大化と運用効率化の両立を実現しています。

※ジョブサイトPlus+では、Indeed PLUS連携に対応しており、広告運用代行会社との併用も可能です。具体的な運用方法や委託範囲は事前にお問い合わせください。

ATSの代わりではなく補完として導入する

採用オウンドメディアには応募者管理機能を備えたものもありますが、ATS(採用管理システム)を完全に置き換えるものではありません。媒体や既存システムと連携し、応募情報を一元化・可視化する補完的なシステムとして運用するのが現実的です。

導入前に、自社の採用フローや管理体制との整合性を確認し、ツール間の役割分担を明確にしておくことがポイントです。

採用オウンドメディアに関連する質問

最後に、採用オウンドメディアに関連するよくある質問を取り上げます。

オウンドメディアとは何ですか?

オウンドメディアとは、自社が主体となって運営する情報発信の場です。記事やインタビューを通じて企業の魅力を伝え、候補者に理解と共感を深めてもらうことができます。広告や求人媒体に依存しない、自社の発信プラットフォームです。

オウンドメディアリクルーティングとは?

オウンドメディアリクルーティングとは、採用活動にオウンドメディアを活用する手法です。求人票だけでは伝わらない社風や働く人の姿を発信し、候補者が応募前から会社を理解できるようにします。結果として、ミスマッチを防ぎ定着率の高い採用が可能になります。

オウンドメディアの採用効果は?

即効性は求人広告に劣りますが、オウンドメディアは長期的に効果を発揮するものです。記事が資産として残り、検索やSNS経由で潜在層にも届きやすくなります。その結果、応募単価を下げつつ、自社に共感して応募する人材を増やすことが期待できます。

採用オウンドメディアのまとめ

ここまで採用オウンドメディアの定義や効果、作成ツールまで幅広く紹介してきました。

  • 採用オウンドメディアは、採用マーケティング採用ブランディングの中核施策として、求人広告や従来の採用サイトでは伝えきれない「社風・カルチャー・社員のリアルな姿」を候補者に届けられる手段です。
  • 成果が出るまでには時間がかかりますが、発信したコンテンツは自社資産として蓄積され、SEOやSNS流入を通じて応募単価の最適化や長期的な母集団形成につながります。
  • Indeedなどの求人アグリゲーションサイトとの連携や広告運用代行の活用によって、採用オウンドメディアの集客効果をさらに高めることができます。
  • 採用ブランディングの強化や、求職者とのミスマッチ防止にも効果的です。

採用市場が変化するなかで、自社の魅力を長期的に発信していく採用オウンドメディアは有効な採用戦略の一つです。短期的な成果だけでなく将来の候補者育成や定着率までを見据え、自社に合う運用スタイルを設計することが、これからの人材獲得力を高めるカギとなるでしょう。

株式会社ゼクウが提供する「ジョブサイトPlus+」は、採用オウンドメディアの作成に加え、求人検索機能や応募フォーム、メール配信、マイページ機能など採用サイトに必要な機能を一通り備えたシステムです。独自ドメインでの運用も可能なため、採用サイトCMSや汎用サイト制作ツールでは実現しにくい採用特化設計をお探しの企業様に最適です。

>ジョブサイトPlus+の詳細を見る

髙田輝之
髙田輝之
エン株式会社(旧・エン・ジャパン)、ゼクウで営業部長を歴任。 15年以上にわたりHR業界に携わり、企業の新卒・中途採用支援を中心に、採用戦略設計・広告運用・採用管理システム(ATS)導入・歩留まり改善など、採用領域全般の課題解決に従事。現在はゼクウにて、採用管理やHRテクノロジーをはじめ、人材採用から定着・育成までをカバーするHR全体の仕組み最適化をテーマに、記事企画・監修・執筆を行っている。現場で培った知見を活かし、複雑な人事課題を構造的に整理し、読者が正しく判断できる情報発信を心がけている。

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