AI搭載の採用管理システム|活用方法やメリット、注意点、選び方を解説
採用管理システムとは、「応募者情報の一元管理」や「選考進捗のデータ化」など、企業の採用業務をサポートする機能が搭載されたITツールのことです。
採用管理システムのなかには、AI(人工知能)を搭載しているものがあります。AIによって「応募書類のスクリーニング」や「採用状況の分析」などの業務を効率化できるため、近年多くの企業から注目されています。
本記事では、AI搭載の採用管理システムについて解説します。採用管理にAIを活用する方法やメリット、注意点、システムの選び方などをわかりやすく解説しますので、AI搭載の採用管理システムにご興味のある方は、ぜひご覧ください。
目次[非表示]
- 1.採用管理システム(ATS)とは?
- 2.AI搭載の採用管理システムとは?
- 3.採用管理におけるAIの活用方法10選
- 3.1.求人の作成や分析
- 3.2.候補者のソーシング
- 3.3.候補者とのマッチング
- 3.4.応募書類のスクリーニング
- 3.5.チャットやメールの連絡対応
- 3.6.適性検査などの分析
- 3.7.スケジュールの調整と管理
- 3.8.一次面接の実施と分析
- 3.9.アンケートの作成・集計・分析
- 3.10.人材データベースの管理
- 4.AI搭載の採用管理システムを導入するメリット
- 4.1.採用業務の効率化に役立つ
- 4.2.採用コストの削減につながる
- 4.3.応募者対応のスピードと質が上がる
- 4.4.採用担当者のバイアス軽減につながる
- 5.AI搭載の採用管理システムを活用する際の注意点
- 5.1.AIの判断が正しいとは限らない
- 5.2.過去のデータを蓄積する必要がある
- 5.3.組織に多様性がなくなる可能性がある
- 5.4.応募者の不安や不信感につながる可能性がある
- 6.AI搭載の採用管理システムに適した企業の特徴
- 6.1.人材を大量に採用している企業
- 6.2.採用のコア業務に注力する時間を増やしたい企業
- 7.AI搭載の採用管理システムを導入する際の手順
- 7.1.採用におけるAIの活用方針を定める
- 7.2.システムを比較検討して選定する
- 7.3.ベンダーとの打ち合わせを行なう
- 7.4.トライアル後に本格運用を開始する
- 8.AI搭載の採用管理システムを選ぶ際のポイント
- 8.1.自社の用途に適したものを選ぶ
- 8.2.無料トライアルできるものを選ぶ
- 8.3.費用と機能のバランスが良いものを選ぶ
- 9.まとめ
採用管理システム(ATS)とは?
採用管理システム(ATS)とは、企業の採用業務をサポートする機能が搭載されたITツールのことです。「Applicant(応募者)・Tracking(追跡)・System(システム)」という英単語の頭文字から、「ATS」とも呼ばれています。
以下の図は、企業の人事・採用にかかわる業務のうち、採用管理システムがサポートできる範囲を表したものです。
詳細はシステムにより異なりますが、一般的に採用管理システムには、企業の「母集団形成」「応募管理」「選考管理」「採用管理」にかかわる業務をサポートできる機能が搭載されています。採用管理システムの標準的な機能としては、下記のようなものが挙げられます。
- 求人情報の管理
- 応募者情報の管理
- 選考進捗の管理
- 内定者管理・フォロー
- 採用状況の分析 など
なお、採用管理システムの基本情報については、以下の記事で詳しく解説しています。「採用管理システムの基本的な機能や費用相場などを知りたい」という方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
▼採用管理システム(ATS)とは?メリット・デメリットや選び方、導入事例など
AI搭載の採用管理システムとは?
採用管理システムには、AI(人工知能)を搭載しているものがあります。AI搭載の採用管理システムを導入すると、過去のデータに基づき応募者を客観的に評価しやすくなります。採用担当者の主観や偏見による評価の偏りを防止できるため、採用の精度が向上するでしょう。
また、AI搭載の採用管理システムには、「各応募者に最適化した文面でチャットやメールを自動送信する」「求人の作成や分析を自動で行なう」といった作業が可能なものもあります。採用業務が効率化されるため、採用担当者の負担軽減につながるでしょう。
ただし、どのような性能のAIを搭載しているかは、システムにより異なります。AI搭載の採用管理システムを導入する際は、「効率化したい業務」や「解決したい採用課題」をあらかじめ明確化しておき、自社に適した性能のシステムを選ぶことが大切です。
採用管理におけるAIの活用方法10選
続いて、採用管理における主なAIの活用方法を10個紹介します。「採用管理にAIを活用してみたい」「AI搭載の採用管理システムは、具体的にどんなことができるの?」とお考えの方は、ぜひ本章をご覧ください。
求人の作成や分析
AIは求人情報の作成や分析に活用できます。たとえば、生成AIを搭載している採用管理システムには、「募集したい職種」「スキル要件」「待遇」などの情報を入力すると、訴求力のある文章で求人情報を自動作成してくれるものがあります。
また、AI搭載の採用管理システムで、求人の効果分析もできます。採用管理システムには、採用に関するデータが多数蓄積されているため、過去の実績から応募率の高い求人媒体を抽出し、「自社にとって効果の高い媒体を特定する」などの分析が可能です。
候補者のソーシング
採用活動におけるソーシングとは、企業が候補者を探すプロセスを指します。AIは候補者のソーシングに活用することも可能です。
たとえばLinkedInやFacebookといったソーシングに適したプラットフォームをAIに解析させることにより、膨大なデータベースから「自社の採用要件を満たす人材」を見つけることが容易となります。
候補者とのマッチング
AIは候補者とのマッチングにも活用できます。たとえば、AI搭載の採用管理システムには、候補者の履歴書や職務経歴書を読み取りし、記載された「学歴」「経験職種」「保有資格」などの情報から、最適なポジションを提案してくれるものがあります。
自社が募集しているポジションに対し、最適な候補者をマッチングさせることで、入社後の人材定着率が向上するでしょう。
応募書類のスクリーニング
AIは応募書類のスクリーニングにも役立ちます。たとえば、AI搭載の採用管理システムには、応募書類を自動で読み込み、特定の条件でスクリーニングできるものがあります。
自社の採用条件をシステムに事前登録したうえで、応募書類を読み込ませると、その条件を満たす候補者のみ抽出することが可能となります。採用担当者が応募書類を1件1件、熟読せずに済むため、書類選考を効率化できるでしょう。
チャットやメールの連絡対応
AIはチャットやメールでの連絡対応にも活用できます。生成AIを使って、チャットやメールの文面を自動作成すれば、採用担当者の作業負担を軽減できるでしょう。
AI搭載の採用管理システムには、読み込んだ応募書類などのデータから、候補者の性格や価値観を分析し、文面を最適化してくれるものもあります。候補者一人ひとりに最適化された文面でチャットやメールを送ることにより、良好な関係性を構築しやすくなるため、志望度アップにもつながるでしょう。
適性検査などの分析
AIは適性検査や認知テストなど、選考時に実施する検査の分析にも役立ちます。たとえば、以下のような手順でAIに検査結果を分析させると、自社で長く活躍できる人材を採用しやすくなるでしょう。
- 現在、自社で活躍している優秀な社員を複数人ピックアップする。
- 活躍社員に、選考時に実施している検査やテストを受けてもらう。
- 活躍社員の回答をAIに読み込ませ、「自社で活躍できる人材の傾向」を学習させる。
- 選考で候補者に同様の検査やテストを受けてもらう。
- 候補者の回答をAIに読み込ませ、③で学習した傾向に当てはまる人材を抽出させる。
スケジュールの調整と管理
AIはスケジュールの調整や管理にも活用可能です。たとえば、AI搭載の採用管理システムには、カレンダーアプリと連携し、面接官のスケジュールを調整・管理できるものがあります。
上記のような機能がある採用管理システムの場合、面接官がシステム上に自身の業務予定を登録しておくと、AIが空き時間を自動的に学習。候補者に面接日程の調整依頼メールを送信する際、最適な日程を提案してくれます。
一次面接の実施と分析
AIを活用し、一次面接を効率化することも可能です。一次面接は選考の初期段階であるため、最終面接に比べると、対応する候補者の人数が多くなりがち。一次面接の実施や分析にAIを活用することで、面接官の業務負担を軽減できるでしょう。
たとえば、AI搭載の採用管理システムには、面接を特定のオンラインプラットフォーム上で実施し、候補者とのやり取りを録画できるものがあります。オンライン面接は、場所を問わず実施できるため、移動や会場設営の負担を削減することが可能です。
また、録画した候補者の話し方や表情、話の内容、ボディランゲージなどをもとに、AIが性格傾向やコミュニケーション能力を客観的にスコアリングするシステムもあります。面接官の主観による評価の偏りを防げるため、より公正・公平な判断が可能となるでしょう。
アンケートの作成・集計・分析
AIは自社の採用活動を分析し、課題を解消することにも役立ちます。たとえば、AIを搭載した採用管理システムには、システム上でアンケートを作成し、回答の集計や分析を自動で行なえるものがあります。
作成したアンケートを候補者や内定者に回答してもらい、その結果をAIで集計・分析すると、自社の採用活動における課題点が具体的に見えてきます。アンケート結果から特定された課題点を改善していくことで、自社の採用力を強化できるでしょう。
人材データベースの管理
AIは人材データベースの管理にも活用できます。AI搭載の採用管理システムを導入すると、システム上に過去の候補者のデータが蓄積されるため、必要な時に特定の条件で絞り込みをかけることが容易となります。
システム上のデータをAIが自動でチェックし、過去に保存された応募書類の記載内容などから、「現在募集をかけているポジションにマッチする人材がいないか」などを簡単に洗い出すことが可能です。
AI搭載の採用管理システムを導入するメリット
AI搭載の採用管理システムには、主に以下のような導入メリットがあります。
- 採用業務の効率化に役立つ
- 採用コストの削減につながる
- 応募者対応のスピードと質が上がる
- 採用担当者のバイアス軽減につながる
各メリットについて、詳しく見ていきましょう。
採用業務の効率化に役立つ
AI搭載の採用管理システムには、採用業務の効率化に役立つ機能が多数搭載されています。具体的な機能はシステムにより異なりますが、たとえばAIによって下記のような業務を効率化することが可能です。
- 応募書類のチェックやスクリーニング
- 適性検査や認知テストのスコアリング
- 録画した面接内容の分析や評価
- 人材データベースの管理や運用 など
今まで手動で行なっていた業務をAIで効率化すれば、採用担当者の負担軽減につながります。選考スピードも向上するため、必要な人員を早く確保できるようになるでしょう。
採用コストの削減につながる
AI搭載の採用管理システムは、採用活動にかかる人的・金銭的・時間的コストの削減につながります。たとえば、AIで採用業務が効率化されることにより、採用担当チームを少数精鋭にできるため、人件費の削減が可能となります。
また、過去に利用した求人媒体の費用対効果をAIで分析すれば、自社に最適な媒体の選定が可能となるため、求人広告費などにかかるコストを削減できるでしょう。採用活動に必要なコストを総合的に削減したい場合は、AI搭載の採用管理システムを導入するのがおすすめです。
応募者対応のスピードと質が上がる
AI搭載の採用管理システムは、応募者対応にも役立ちます。たとえば、下記のような機能を活用し、応募者対応のスピードと質を改善することが可能です。
- 応募者に送るメールやチャットの文面をAIが自動生成
- あらかじめ設定した条件に沿って、AIがメールやチャットを自動送信
- AIチャットボットが、応募者からの問い合わせに24時間・365日リアルタイム返信
AIを応募者対応に活用することで、採用担当者の多忙による連絡遅れ・連絡モレを防止しやすくなります。応募者対応のスピードと質が上がるため、選考辞退リスクを低減させられるでしょう。
採用担当者のバイアス軽減につながる
バイアスとは、「偏見」「先入観」「思考の偏り」などを指す言葉です。人間は誰でも、経験や知識による無意識のバイアスを持っているもの。選考には採用担当者のバイアスが反映されやすいため、人力のみで応募者を客観的に判断するのは難しい傾向があります。
しかしAIならば、過去のデータに基づき、数値的かつ客観的な評価が可能です。全応募者に対して、同じ基準で客観的に合否を判断できるようになるため、採用担当者の能力だけに頼った選考よりも評価の偏りを軽減できます。
AI搭載の採用管理システムを活用する際の注意点
続いて、AI搭載の採用管理システムを活用する際の注意点を解説します。採用管理にAIを活用する際は、下記4点を念頭に置いておきましょう。
- AIの判断が正しいとは限らない
- 過去のデータを蓄積する必要がある
- 組織に多様性がなくなる可能性がある
- 応募者の不安や不信感につながる可能性がある
AIは便利ですが、妄信するのは良くありません。それぞれの注意点をチェックし、AIを健全に活用できるようにしましょう。
AIの判断が正しいとは限らない
一般的に、AI搭載の採用管理システムには、応募者のスクリーニングやスコアリングなどに便利な機能が搭載されています。AIは学習したデータに基づいて応募者を分析したり、評価したりすることは得意です。しかし、必ずしもすべての判断が正しいとは限りません。
たとえば、AIに自社の活躍社員の傾向を学習させ、該当の傾向とマッチする応募者のみ採用とした場合、「特定の性別・人種・国籍などを優遇するような結果になってしまった」という状況に陥るケースが考えられます。
AIの判断が社会倫理に適したものになるとは限らないため、自社の評判や信頼性を保つためにも、ある程度は採用担当者(人間)による判断を介入させたほうがよいでしょう。
過去のデータを蓄積する必要がある
基本的に、AIは機械学習によって、特定の作業を遂行します。たとえば、応募書類のスクリーニングをするときは、「過去に採用した人材の応募書類に記載された内容」など、AIの判断基準となるデータが必要です。
自社の人事・採用に関するデータをシステム上に蓄積し、学習させることで、AIがより高精度な判断を実行できるようになります。AIが最大の効果を発揮できる状態になるまでには、十分な量のデータを収集する時間が必要であることを念頭に置いておきましょう。
組織に多様性がなくなる可能性がある
AIはシステム上に蓄積されたデータや、入力された特定の条件に沿って応募者を分析します。採用活動にAIによる評価を介入させることで、採用担当者のバイアスを軽減できるでしょう。
しかし、データに沿った分析を得意とするゆえに、AIには柔軟な判断が難しい側面もあります。特定のデータや条件に沿って、画一的に応募者を分析し評価するため、同じような特徴を持つ人材ばかりが採用となり、組織内の多様性が損なわれる可能性があるのです。
AI搭載の採用管理システムを導入し、応募者のスコアリングなどに活用する場合は、AIの特性や傾向を把握したうえで、採用担当者(人間)による評価も掛け合わせし、合否を判定するよう心がけましょう。
応募者の不安や不信感につながる可能性がある
基本的に、応募者には「AIがどのような役割で採用に携わっているのか」「AIがどのようなデータをもとに人材を評価しているのか」といった情報が一切わかりません。
「この企業は採用管理にAIを活用している」という断片的な情報しかわからない状態では、応募者が「本当に公平・公正に評価してもらえるのか?」といった不安を感じやすくなるため、合否判定に対しても不信感を覚えやすくなります。
AIを採用管理に活用するときは、自社の選考プロセスにおけるAIの役割や評価基準、評価方法などを応募者にわかりやすく開示し、「選考の透明化」を図ることが大切です。必要な情報を開示して応募者の不安や不信感を払しょくし、自社の信頼性を保てるよう注意しましょう。
AI搭載の採用管理システムに適した企業の特徴
続いて、AI搭載の採用管理システムに適した企業の特徴を2つ紹介します。下記の特徴に当てはまる企業は、システムの導入を検討するとよいでしょう。
人材を大量に採用している企業
一般的に採用業務は、募集人数が多いほど煩雑になりやすい傾向があります。
「1度の採用活動で、数十人~数百人の人材を大量採用している」
「複数の事業所や店舗で、同時に求人募集を行なっている」
上記のように人材を大量採用している企業は、AI搭載の採用管理システムを導入し、採用業務を効率化させたほうがよいでしょう。
AIを求人作成や応募者情報のチェック、スコアリングなどに活用することで、選考スピードが改善され、大量の人材を素早く採用できるようになります。
採用のコア業務に注力する時間を増やしたい企業
AI搭載の採用管理システムは、「採用担当者が、応募者へのメール対応に追われてしまい、『採用戦略の立案」や『採用計画の見直し』といったコア業務に注力できない」という状況に陥っている企業にもおすすめです。
AI搭載の採用管理システムには、AIによる「メール文面の自動生成」や「メール・チャットの自動返信」などの機能を装備しているものがあります。AIを活用し、応募者対応の一部を自動化すれば、採用担当者が採用のコア業務に注力しやすくなるでしょう。
AI搭載の採用管理システムを導入する際の手順
ここからは、AI搭載の採用管理システムを導入する際の手順について解説します。採用管理システムを導入し、本格運用するまでには、一定の時間と労力が必要です。ある程度は期間に余裕を持って、システムの選定を開始したほうがよいでしょう。
採用におけるAIの活用方針を定める
導入する採用管理システムを決める前に、まずは自社の採用における「AIの活用方針」を明確に定めましょう。
多数ある採用業務のうち、「どの業務を特に効率化したいのか」「どの業務でAIを活用したいのか」といった方針を事前に定めておくことで、自社に適したシステムを選定しやすくなります。
システムを比較検討して選定する
採用におけるAIの活用方針を定めたら、採用管理システムの選定に移ります。AI搭載の採用管理システムを選定するときは、複数のシステムを「費用面」「機能面」「サポート面」などのさまざまな側面から比較検討することが重要です。
採用管理システムは、ベンダー(システムの提供会社)や利用プランなどによって、機能や強みが異なります。自社の活用方針や導入目的に適した機能があり、費用対効果の高いものを選びましょう。
ベンダーとの打ち合わせを行なう
複数の採用管理システムを比較検討し、ある程度目星がついたら、ベンダーに電話やメールなどで直接問い合わせましょう。ベンダーに直接問い合わせると、営業担当者が要望に合わせて料金プランなどを提案してくれます。自社の予算や用途に適したプランを選び、契約を締結しましょう。
トライアル後に本格運用を開始する
ベンダーとの打ち合わせを終えたら、まずはトライアル運用を開始します。一般的に、トライアル運用では、ベンダーのサポートのもと、企業アカウントの登録や初期設定、管理項目のカスタマイズなどを行ないます。トライアル運用で何か問題が生じた場合は、その都度ベンダーに報告し、解決策を提案してもらいましょう。
トライアル運用での問題が解消されたら、本格運用に移行します。ベンダーによっては、本格運用に移行後も、継続的にサポートしてもらえるケースがあります。何か気になることがあれば、気軽に相談するとよいでしょう。
なお、採用管理システムの導入フローについては、以下の記事でより詳しく解説しています。導入時の具体的な流れやポイント、導入事例などを知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
▼採用管理システムの導入メリットとは? 機能や選び方、導入事例も紹介
AI搭載の採用管理システムを選ぶ際のポイント
最後に、AI搭載の採用管理システムを選ぶ際のポイントを3つ解説します。AI搭載の採用管理システムを選ぶときは、以下3点を意識することが大切です。
- 自社の用途に適したものを選ぶ
- 無料トライアルできるものを選ぶ
- 費用と機能のバランスが良いものを選ぶ
各ポイントを押さえておくことで、「自社に合わないシステムを導入してしまった」などの失敗を防げるでしょう。
自社の用途に適したものを選ぶ
AI搭載の採用管理システムは、ベンダーや利用プランにより、機能や強みが大きく異なります。自社の用途に合わないシステムを選んでしまうと、「導入したものの、効率化したい業務には対応できなかった…」などの状況に陥る可能性があります。
採用管理システムを導入するときは、自社の導入目的や用途を事前に明確化しておくことが重要です。自社の導入目的や用途を明確化したうえで、必要な機能・性能がシステムに搭載されているかベンダーに確認し、製品とのミスマッチを防止しましょう。
無料トライアルできるものを選ぶ
採用管理システムのなかには、一定期間、製品を無料トライアルできるものがあります。ベンダーに問い合わせた際に、トライアル期間の利用条件を確認するとよいでしょう。
特に、「採用管理システムを初めて導入する」という企業の場合、どのようなシステムが自社に適しているかを見極めるのは難しいものです。無料トライアルできるシステムならば、費用を気にすることなく使用感を確かめられるため、導入ハードルを下げやすいでしょう。
費用と機能のバランスが良いものを選ぶ
AI搭載の採用管理システムを導入するときは、費用と機能のバランスが良いものを選ぶことも大切です。ひとえに「AI搭載」と言っても、具体的な性能などは、システムにより異なります。
「自社の用途に適した性能・機能があるか」「ユーザーからの評価は高いか」などを確認し、費用と機能のバランスが良く、費用対効果の高いシステムを導入できるよう心がけましょう。
なお、採用管理システムの一般的な費用については、以下の記事で詳しく解説しています。費用相場や料金を抑えるコツなどを知りたい方は、こちらの記事もぜひ併せてご覧ください。
▼【2025年最新】採用管理システムの費用相場と料金を抑えるコツや選び方
まとめ
採用にAIを活用する方法や、AI搭載の採用管理システムを導入するメリット、注意点、システムの選び方などを解説しました。
AI搭載の採用管理システムには、「各応募者に最適化した文面でメールを自動返信する」「応募書類を自動でスクリーニングする」などの作業に対応できるものがあります。採用業務が効率化されるため、採用担当者の負担軽減につながるでしょう。
ただし、AIの判断がすべてにおいて正しいとは限りません。AIはデータに沿った分析や評価を得意とするゆえに、柔軟な判断が難しい側面もあります。AIはあくまでも「採用業務をサポートするツールである」という前提を忘れず、採用担当者(人間)による判断も掛け合わせながら、上手に活用していくことが大切です。
▼RPMの特徴・強みをまとめたパンフレットは以下からダウンロードいただけます。
RPMのサービスの詳細はこちらで解説しています。ぜひご一読ください。
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