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【徹底比較】面接コボットとRPMの違いとは?機能・料金・サポートを解説

「応募者対応の工数を削減したい」「面接の日程調整を自動化したい」 このような課題を解決するために採用支援ツールの導入を検討する中で、「面接コボット」と「RPM」の名前を目にした方も多いのではないでしょうか。両者は一見似ているようで、実はその目的や得意領域が大きく異なります。 

月間100名以上の応募があり、複数の求人媒体を常に管理しなければならない派遣・介護・物流・飲食といった業種の採用担当者様にとって、日々の応募者対応や面接調整の効率化は喫緊の課題のはずです。Excelで応募者情報をまとめ、日程調整をメールでやり取りしている企業は、表計算ソフトの限界を感じているはずです。

この記事では、面接コボットとRPMの根本的な違いから、具体的な機能、料金、サポート体制までを徹底比較。最後まで読めば、貴社の課題を本当に解決できるのはどちらなのか、明確な判断基準を持つことができます。

目次[非表示]

  1. 1.面接コボットとRPMはどちらがおすすめ?目的別の選び方
  2. 2.一目でわかる!面接コボットとRPMの機能比較一覧表
  3. 3.Excel管理の限界と、現場でよく起きている課題
    1. 3.1.応募が増えるたびにExcelが崩れる
    2. 3.2.面接設定漏れ・リマインド忘れが起きやすい
    3. 3.3.他担当と情報共有ができず属人化
  4. 4.面接コボットとは?面接自動化に特化したDX支援ツール
    1. 4.1.面接コボットの主な機能と特徴
    2. 4.2.面接コボットのメリット
    3. 4.3.面接コボットのデメリット
  5. 5.RPMとは?400媒体連携で採用全体を効率化するATS
    1. 5.1.RPMの主な機能と特徴
    2. 5.2.RPMのメリット
    3. 5.3.RPMのデメリット
    4. 5.4.RPM導入で「1日の業務」はこう変わる
  6. 6.面接コボットとRPMの違いを深堀り
    1. 6.1.システムの目的
    2. 6.2.対応媒体数の網羅性
    3. 6.3.自動化できる業務範囲
    4. 6.4.採用効果の分析機能
    5. 6.5.カスタマイズ性と拡張性
  7. 7.面接コボットとRPMの料金・サポートの違い
    1. 7.1.料金体系の違い
      1. 7.1.1.面接コボットの料金体系と費用イメージ
      2. 7.1.2.RPMの料金体系と費用イメージ
    2. 7.2.導入後も安心の伴走サポート
      1. 7.2.1.Excelからの移行も安心!専任担当による初期設定サポート
      2. 7.2.2.導入後も続く!システムの定着と活用度を高める運用サポート
  8. 8.【応募シーン別】面接コボットとRPMの具体的な活用方法
    1. 8.1.ケース1|アルバイトの大量募集。応募から面接までを最速で回したい
    2. 8.2.ケース2|複数の媒体とエージェントを使い、中途採用の質を高めたい
    3. 8.3.ケース3|採用データを分析し、次年度の採用戦略を立てたい
      1. 8.3.1.RPM導入企業の成功事例
  9. 9.採用管理システムの導入で失敗しないための3つの選定ポイント
    1. 9.1.ポイント1|解決したい課題は「単一」か「複数」か
    2. 9.2.ポイント2|将来の事業拡大や採用人数の増減に対応できるか
    3. 9.3.ポイント3|既存のツールとスムーズに連携できるか
  10. 10.まとめ|自社の採用課題に合わせて最適なシステムを選ぼう
  11. 11.面接コボットとRPMの比較検討でよくある質問
    1. 11.1.アルバイト採用がメインですが、RPMは多機能すぎませんか?
    2. 11.2.まずは面接コボットを導入し、後からRPMを追加するのはどうでしょうか?
    3. 11.3.RPMの料金体系が複雑そうで、結局高くなりませんか?

面接コボットとRPMはどちらがおすすめ?目的別の選び方

はじめに結論からお伝えします。面接コボットとRPMは、解決したい課題によって選ぶべきシステムが異なります。

▼こんな方におすすめ

  • 面接コボットがおすすめな方: とにかく「面接日程の調整」業務をピンポイントで自動化したい企業
  • RPMがおすすめな方: 応募者管理から面接、採用分析まで、採用業務全体を効率化し、採用の質と量を向上させたい企業
採用プロセス自動化比較図。RPMは全工程を自動化、コボットは面接調整に特化。

この記事では、なぜこのように言い切れるのか、その理由を詳しく解説していきます。

一目でわかる!面接コボットとRPMの機能比較一覧表

まずは、面接コボットとRPMの主な違いを一覧表で確認しましょう。

項目

コボット(面接コボット)

RPM(アールピーエム)

主な機能

自動面接予約
SMS・メール自動送信 
Web面接連携

応募者一元管理
自動面接予約
メール・SMSLINE連携
効果測定
歩留まり分析
シナリオ配信

対応媒体数

自社媒体(バイトル等)中

400媒体以上

料金体系

月額固定

月額固定(応募件数に応じたプラン)

得意な採用領域

アルバイト・パート

中途・アルバイト・派遣など幅広く対応

こんな企業に最適

面接設定の工数を削減したい

複数の求人媒体を利用し、採用業務全体を効率化したい

ご覧の通り、面接コボットが「面接設定」という特定の業務に特化しているのに対し、RPMは応募から採用まで、すべてのプロセスをカバーする総合的な採用管理システム(ATS)であることがわかります。

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Excel管理の限界と、現場でよく起きている課題

Excelやスプレッドシートのアイコンが並び、データ分散を示すイメージ

採用活動の初期段階では、身近なExcelでの応募者管理は手軽で有効な手段です。しかし、事業が成長し、応募者数が月間100名を超えてくると、その手軽さが一転して業務を圧迫する原因に変わります。ここでは、多くの採用担当者が直面する「Excel管理の限界」について解説します。

応募が増えるたびにExcelが崩れる

応募者の増加に伴い「選考ステータス」などの管理項目が増え、シートはどんどん複雑化します。担当者ごとに関数を追加した結果、数式を誤って消してしまい集計データが狂うことも。

また、手作業でのコピー&ペーストは表記揺れの原因となり、フィルター機能も正常に働きません。管理ツールのはずが「壊さないように使う」ことが目的となり、更新作業そのものが大きなストレスになっていきます。

面接設定漏れ・リマインド忘れが起きやすい

Excelは次のアクションを通知してくれないため、面接日程の調整やリマインドは担当者の記憶と手作業に依存します。1日に何十件ものメール対応に追われる中では、連絡遅れやリマインド忘れといったヒューマンエラーがどうしても発生しがちです。

その結果、有望な応募者を他社に奪われたり、面接のドタキャンが起きたりといった機会損失に直結します。この小さなミスが、採用難易度の高い現在では致命傷になりかねません。

他担当と情報共有ができず属人化

採用は複数人で行うものですが、Excelでの管理ではリアルタイムな情報共有は不可能です。「担当者がいないと状況が分からない」「面接官の評価がメールに埋もれている」といった事態が日常的に発生します。

業務が特定の人に属人化し、担当者不在時には採用活動が完全に停滞。さらに、状況を知らない他担当者が二重に連絡してしまうなど、候補者に不信感を与え、企業の評判を損なうリスクにも直結します。

Excelで応募者管理を行う手作業フローの図。コピーやメール送信などを繰り返す様子を示す。

面接コボットとは?面接自動化に特化したDX支援ツール

ここでは、面接コボットについて詳しく解説します。「コボット」はディップ株式会社が提供するDXサービスの総称で、採用領域では主に「面接コボット」が知られています。

面接コボットの主な機能と特徴

面接コボットは、その名の通り「面接」に関する業務の自動化に特化したツールです。応募受付後、応募者への連絡から面接日の確定までを完全に自動化することを目的としています。

主な機能は以下の通りです。

  • SMS・メールでの自動アプローチ: 応募があると、設定されたSMSやメールを自動で送信し、面接予約を促します。
  • 24時間365日対応の自動予約カレンダー: 応募者は送られてきたURLから、空いている日時を選んで自分で面接を予約できます。
  • 面接リマインドメールの自動送信: 面接の前日などにリマインドメールを自動で送り、面接のキャンセル率を低減させます。

面接コボットのメリット

最大のメリットは、手間のかかる「面接調整」業務をピンポイントで自動化できる手軽さです。応募者対応の中でも特に時間を要する日程調整から解放されるため、担当者の負担を即座に軽減できます。

導入のハードルも低く、まずは特定の課題から解決したいと考える企業に最適です。特に「バイトル」をメインで利用している場合は、スムーズな連携により高い効果が期待できるでしょう。

面接コボットのデメリット

デメリットは、機能が面接調整業務に特化している点です。複数の媒体からの応募者情報の一元管理や、媒体ごとの費用対効果の測定、採用に至るまでの歩留まり分析といった機能は持っていません。

そのため、採用活動全体の情報を可視化し、データに基づいて戦略的な改善を行いたい場合には力不足を感じる可能性があります。あくまで採用プロセスにおける「部分最適化」のためのツールと捉える必要があります。

RPMとは?400媒体連携で採用全体を効率化するATS

RPMは応募者情報の管理から分析まで、採用活動のすべてを一元管理し、自動化するための「採用管理システム(ATS)」です。

RPMの主な機能と特徴

RPMは、面接調整機能はもちろんのこと、採用に関わるあらゆる業務をカバーする多彩な機能を搭載しています。

  • 応募者一元管理:400以上の求人媒体からの応募者情報を自動で取り込み、一つの画面で管理できます。これにより、毎日複数の管理画面にログインして応募者を確認する手間がゼロになり、対応漏れや二重対応のリスクを根本から解消します。
  • シナリオ配信: 応募者の属性やステータスに応じて、「3日後にこのメールを送る」「面接予約がない人にはSMSを送る」といったシナリオを設計し、自動でアプローチできます。
  • 効果測定・分析機能: 媒体別の費用対効果や、選考プロセスごとの歩留まり(応募から面接、内定に至る割合)を自動で集計し、グラフで可視化します。
  • オンライン面接機能: 面接URLの自動発行から録画、評価までをシステム内で完結できます。

RPMのメリット

最大のメリットは、採用業務全体を「面」で捉え、一気通貫で効率化できる点です。400以上の媒体からの応募者を一元管理し、連絡や面接設定を自動化することで、大幅な工数削減を実現します。

さらに、データに基づいた効果測定や歩留まり分析も可能なため、感覚的な採用活動から脱却し、採用の「質」そのものを向上させられるのが大きな強みです。

RPMのデメリット

デメリットとしては、多機能であるがゆえに、導入初期に自社の採用フローに合わせたカスタマイズや設定が必要になる点が挙げられます。ただし、RPMでは導入後2ヶ月間の専任サポート体制を整えており、スムーズな立ち上がりを支援しているため、初めて採用管理システムを導入する企業でも安心して利用を開始できます。

RPM導入で「1日の業務」はこう変わる

これまで出社後の数時間を費やしていた「各媒体の確認・Excelへの転記・初回連絡」は不要になります。

RPMが応募受付と初期対応を24時間自動化するため、あなたは朝から面接や内定者フォローといった「人にしかできないコア業務」に集中できます。毎日の定型業務が、採用の成果に直結する「戦略的な時間」へと生まれ変わるのです。

Excel管理とRPM導入後の業務時間比較図。RPM導入で1日あたり75%の時間削減を示す。

面接コボットとRPMの違いを深堀り

ここからは、両者の違いを5つの具体的なポイントでさらに詳しく比較していきます。

システムの目的

最も根本的な違いは、システムの目的にあります。面接コボットは面接調整という「点」の課題を解決し、RPMは応募から分析まで採用プロセスという「面」全体を効率化します。もし貴社の課題が複数ある場合、採用活動全体をカバーするRPMの方が根本的な解決に繋がります。

対応媒体数の網羅性

RPMが持つ最大の強みの一つが、400を超える圧倒的な対応媒体数です。複数の求人媒体や自社採用サイト、人材紹介会社など、様々な経路からの応募を全てRPMに集約できます。月間の応募者数が100名を超えてくると、Excelやスプレッドシートでの管理は限界を迎えがちです。

自動化できる業務範囲

どちらも「自動化」を強みとしていますが、その範囲が異なります。RPMは面接調整に加え、サンクスメール、合否連絡、面接未予約者への追いかけ連絡など、採用担当者が行う定型的な連絡業務のほとんどを自動化できるのが特徴です。

これにより、応募者対応に追われる時間を削減し、面接や内定者フォローといったコア業務に集中できる環境を創出します。

採用効果の分析機能

「どの媒体に広告費をかけるべきか」を把握することは、採用成功の鍵です。RPMには、媒体ごとの採用単価までを自動で算出し、レポート化する分析機能が標準搭載されています。データに基づいた戦略的な採用活動を目指すのであれば、分析機能を持つRPMが不可欠です。

カスタマイズ性と拡張性

企業の採用フローは様々です。RPMは、応募者の選考ステータスや管理項目を企業が自由に設定できる高いカスタマイズ性を備えています。これにより、「自社の運用にシステムを合わせる」ことが可能です。

コボットとRPMの自動化範囲比較グラフ。RPMは全工程を高水準で自動化、コボットは面接調整中心。

面接コボットとRPMの料金・サポートの違い

料金体系の違い

ATSを比較検討する際に、最も気になるのが「料金構造」です。

面接コボットとRPMでは、初期費用・月額費用・課金単位の考え方が大きく異なります。

以下でそれぞれの金額イメージと、どのような料金設計になっているかを詳しく見ていきましょう。

面接コボットの料金体系と費用イメージ

面接コボットは、初期費用+月額固定、または従量課金制で提供されています。プランや機能の範囲により異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

項目

内容

初期費用

約10万円前後(設定・導入サポート費用を含む)

月額費用

約3〜10万円程度(応募件数により変動)

面接予約・自動リマインドなどの主要機能をすぐに利用でき、初めての自動化ツールとして導入しやすい価格帯です。

【検討ポイント】

  • 応募数が少ない企業や、特定業務の自動化のみを目的とする場合は、コストを抑えて導入可能。
  • 機能追加やSMS送信数の増加に応じて料金が上がるため、「使うほど費用も増える」構造。
  • 採用件数が増えると、固定費化しているRPMの方が費用対効果が良くなるケースも多い。

RPMの料金体系と費用イメージ

RPMは、応募件数ベースの月額固定制プランを採用しています。そのため、応募数が増えても追加費用は発生せず、安心して運用を続けられます。

項目

内容

基本機能プラン

月額 8.5万円〜(応募者情報の一元管理、媒体連携、進捗管理、メール・リマインド機能などを含む)

オプション機能

月額 1万円〜 (オンライン面接連携、SMS/LINE通知、フォーム作成、チャットボットなどを追加可能)

中途・アルバイト・派遣など複数媒体を利用している企業でも、応募数上限内であれば追加費用なしで運用できます。

【検討ポイント】

  • どの媒体からの応募も自動で取り込むため、複数媒体利用企業ほどコスト効率が高い。
  • 応募数が増えても料金が変わらない“定額制”なので、月ごとの予算管理がしやすい。
  • すべての機能(自動面接予約・リマインド・効果測定など)が標準搭載。

導入後も安心の伴走サポート

RPMでは、契約後にキックオフミーティングを実施し、導入後2ヶ月間は専任の担当者が運用をサポートします。システムの初期設定や効果的な活用方法を丁寧に支援するため、初めて採用管理システムを導入する企業でも安心して利用を開始できます。

Excelからの移行も安心!専任担当による初期設定サポート

「多機能なシステムは難しそう…」Excelに慣れているほど、新システムへの移行は不安なものです。RPMでは専任担当者が、既存Excelからのデータ移行や、貴社独自の採用フローに合わせた初期設定を丁寧にサポート。

「何から手をつければ…」という導入初期のつまずきを解消し、日々の業務ですぐに使える状態まで伴走するため、安心してATS管理をスタートできます。

導入後も続く!システムの定着と活用度を高める運用サポート

RPMのサポートは導入時だけではありません。「この機能の使い方は?」「もっと効率的な設定方法は?」といった日々の運用で生まれる疑問にも、貴社を深く理解した専任担当者が迅速に対応します。

さらに、蓄積されたデータを元にした分析機能の活用法までアドバイスするため、「導入したけど結局使われない」という事態を防ぎ、システムの投資対効果を最大化します。

【応募シーン別】面接コボットとRPMの具体的な活用方法

応募者を選択するイラスト。コボットとRPMの活用シーン紹介用。

システムの機能だけでなく、実際の業務でどのように役立つのか、具体的な活用シーンを比較してみましょう。

ケース1|アルバイトの大量募集。応募から面接までを最速で回したい

飲食店の新規オープンや繁忙期の短期スタッフ募集など、応募が殺到する状況では対応スピードが命です。このような場合、面接コボットは応募者へ即座にSMSを送り、24時間いつでも予約できるカレンダーへ誘導するため、機会損失を防ぎます。

一方RPMは、同様の即時対応に加え、「面接予約をまだしていない応募者」に対して3日後にリマインドのSMSを自動送信するなど、取りこぼしを防ぐための”追いかけ”の仕組みを自動化できます。これにより、応募者の熱量が高い状態を維持し、面接設定率を最大化します。

ケース2|複数の媒体とエージェントを使い、中途採用の質を高めたい

中途採用では、複数の求人媒体、複数の人材紹介エージェント、自社サイト、リファラルなど、応募経路が複雑化しがちです。特に派遣会社や介護施設などでは、媒体経由、エージェント経由、自社サイト経由の応募者が入り乱れ、誰がどの応募者に対応しているのか分からなくなることも少なくありません。

RPMを導入すれば、全ての応募者を一つの画面で管理でき、重複応募は自動で検知されます。さらにエージェントに専用IDを発行すれば、担当者が直接RPMに候補者を登録できるため、メールや電話でのやり取りが激減し、選考プロセスをスムーズに進めることができます。

ケース3|採用データを分析し、次年度の採用戦略を立てたい

  • 「どの媒体からの採用が最も費用対効果が良かったのか?」
  • 「なぜ内定辞退率が例年より高いか?」
  • 「どの選考段階に問題があるのか?」

こうした問いに、勘や記憶ではなく客観的なデータで答えを出すのがRPMの分析機能です。「媒体別費用対効果レポート」や「選考フェーズ別歩留まりレポート」をワンクリックで出力できるため、データに基づいて「来期はこの媒体の予算を増額しよう」「面接官のトレーニングを見直そう」といった具体的な改善策に繋げることが可能です。

RPM導入企業の成功事例

RPMを導入した企業が、どのように採用課題を解決したのか。具体的な事例をご覧ください。

>>採用率3倍となったRPM導入事例

>>人材紹介会社との対応時間80%減となったRPM導入事例

採用管理システムの導入で失敗しないための3つの選定ポイント

指を立てる女性の写真。採用管理システム選定ポイント紹介用。

自社に最適なシステムを選び、導入で失敗しないためのポイントを3つご紹介します。

ポイント1|解決したい課題は「単一」か「複数」か

まずは自社の課題を改めて整理しましょう。「面接調整の工数」が突出した課題であれば、面接コボットのような特化型ツールも選択肢になります。

しかし、「応募者情報が散在している」「媒体の効果がわからない」「担当者間の情報共有ができていない」といった課題が複数ある場合、根本的な解決のためにはRPMのような総合的な採用管理システム(ATS)が必要です。

一つの目安として、月間の応募者数が100名を超え、応募者対応以外の戦略的な業務に時間を割きたいと考え始めたら、総合的なATSを検討するタイミングと言えるでしょう。

ポイント2|将来の事業拡大や採用人数の増減に対応できるか

「今は1拠点で採用担当も1人だけ」という企業でも、1年後には事業が拡大し、複数拠点で採用活動を行う可能性があります。その際に、拠点ごと・担当者ごとの権限管理ができないシステムだと、結局買い替えや追加投資が必要になるかもしれません。

RPMは、企業の成長に合わせて柔軟に権限設定やプランの拡張が可能なため、長く安心して利用できる「未来への投資」と考えることができます。

ポイント3|既存のツールとスムーズに連携できるか

採用担当者は日々、GoogleカレンダーやOutlookカレンダーとの連携に対応しています。システムがこれらのカレンダーと連携できなければ、結局は手動での二重入力が発生し、非効率です。

RPMは、GoogleカレンダーやOutlookカレンダーとの双方向連携に対応しています。RPM上で登録した面接予定が自動でカレンダーに反映され、ダブルブッキングなどのヒューマンエラーを防ぎます。

まとめ|自社の採用課題に合わせて最適なシステムを選ぼう

本記事では、面接コボットとRPMの違いについて多角的に比較してきました。面接日程の調整という特定の業務の効率化を最優先するならば、面接コボットは有効な選択肢の一つです。

しかし、複数の求人媒体を活用し、応募者管理から効果測定、採用戦略の立案まで、採用活動全体の質と生産性を向上させたい、そして応募以降の歩留まり改善が採用成功の鍵だと考えるならば、RPMのような総合的な採用管理システム(ATS)が有効です。

最も重要なのは、自社の採用課題がどこにあるのかを正しく見極めることです。この記事が、貴社にとって最適なシステムを選ぶための一助となれば幸いです。もし、採用業務全体に関するお悩みがあれば、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

面接コボットとRPMの比較検討でよくある質問

アルバイト採用がメインですが、RPMは多機能すぎませんか?

RPMは多機能ですが、アルバイト採用にこそ大きな効果を発揮します。例えば、応募者からの連絡に即時対応できる自動サンクスメールや、面接に来ない応募者を減らす自動リマインド機能は、歩留まり改善に直結します。

また、媒体ごとの応募効果を分析できるため、「どの求人広告費を増やすべきか」といった判断も的確に行えます。最初は必要な機能から使い始め、徐々に活用範囲を広げていくお客様がほとんどです。

まずは面接コボットを導入し、後からRPMを追加するのはどうでしょうか?

ツールを段階的に導入しようと考える方は多くいます。しかし、注意点としてデータの分断が挙げられます。面接コボットで管理する面接予約データと、RPMのようなATSで管理する応募者全体のデータを別々に管理する必要があり、二重管理の手間が発生してしまいます。

長期的な視点では、最初から拡張性のあるRPMをお選びいただく方が、応募から採用までのデータを一元管理でき、結果的にコストパフォーマンスは高くなります。

RPMの料金体系が複雑そうで、結局高くなりませんか?

RPMの料金体系は、管理する応募者数に応じたシンプルな月額固定制です。採用人数が増えても追加費用はかからず、全ての機能を標準でご利用いただけます。そのため、予算の見通しが立てやすいのが特徴です。

髙田輝之
髙田輝之
エン株式会社(旧・エン・ジャパン)、ゼクウで営業部長を歴任。 15年以上にわたりHR業界に携わり、企業の新卒・中途採用支援を中心に、採用戦略設計・広告運用・採用管理システム(ATS)導入・歩留まり改善など、採用領域全般の課題解決に従事。現在はゼクウにて、採用管理やHRテクノロジーをはじめ、人材採用から定着・育成までをカバーするHR全体の仕組み最適化をテーマに、記事企画・監修・執筆を行っている。現場で培った知見を活かし、複雑な人事課題を構造的に整理し、読者が正しく判断できる情報発信を心がけている。

RPMの導入前に知っておきたいポイントをご紹介