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新卒向けダイレクトリクルーティングおすすめ15選を比較!費用相場と選び方を解説

新卒向けダイレクトリクルーティングは、企業が学生の登録データベースを検索し、条件に合う学生へ直接スカウトを送る採用手法です。

ナビサイトへの掲載を続けても会いたい学生からの応募が届かないとき、次に何を足すべきか判断がつきにくいことがあるでしょう。スカウト型のサービスは名前を聞くものの、費用と工数が読めないままでは稟議に出せません。

判断の前提になるのは、料金体系と社内で回せる運用量の2つです。登録学生数の多さだけで選ぶと、送る相手を絞り込めないまま通数だけを消化しがちです。

本記事では、採用管理システム「RPM」を提供する株式会社ゼクウが、新卒向けダイレクトリクルーティングの費用相場と自社に合うサービスの選び方を解説します。

あわせて主要15サービスを比較し、導入後の成果を分ける運用のコツまで扱います。

目次[非表示]

  1. 新卒のダイレクトリクルーティングとは?ナビサイト・人材紹介・スカウトとの違い
    1. ナビサイトとの違いは、母集団の作り方にある
    2. 人材紹介との違いは、学生を探す主体にある
    3. スカウトとの違いは、言葉が指す範囲にある
  2. 新卒採用でダイレクトリクルーティングが注目される背景
    1. 大卒求人倍率は高止まりし、学生優位の市場が続いている
    2. ナビサイト経由では、中小企業の求人が学生の目に触れにくい
    3. 導入は広がっているが、新卒領域ではまだ余地がある
  3. 新卒向けダイレクトリクルーティングのメリット
    1. 会社の規模や知名度に左右されずに学生と接点を持てる
    2. 選考前にプロフィールを読めるため、ミスマッチが起きにくい
    3. 採用人数に合わせて費用の出方を選べる
    4. 運用を重ねるほど、社内に採用ノウハウが残る
  4. 新卒向けダイレクトリクルーティングのデメリット
    1. 学生ごとに個別対応が必要で、担当者の工数が増える
    2. 文面と運用の質によって、成果に差が出やすい
    3. 数十名規模の大量採用には向きにくい
    4. 返信への対応が遅れると、学生の志望度が下がる
  5. 新卒向けダイレクトリクルーティングの費用相場
    1. 成功報酬型は、採用が決まったときにだけ費用が発生する
    2. 定額型は、採用人数が増えるほど1名あたりの費用が下がる
    3. 複合型は、基本利用料と成功報酬を組み合わせる
  6. 自社に合う新卒向けダイレクトリクルーティングサービスの選び方
    1. 登録している学生の属性が、自社のターゲットと重なるか
    2. 開封率や返信率など、学生の反応を示す数値が公開されているか
    3. 料金体系が、自社の採用予定人数と釣り合うか
    4. 検索やスカウト送信の工数を減らす機能があるか
  7. 【比較表】新卒向けダイレクトリクルーティングおすすめ15選
    1. 総合型サービス
    2. 理系・エンジニア特化型
    3. 価値観・カルチャーマッチ重視型
    4. 効率化・ユニーク型
  8. 新卒のダイレクトリクルーティングを成功させる4つのコツ
    1. 送る前に、ターゲットと訴求する内容を決めておく
    2. 学生ごとに響く一文を入れて、文面を作り分ける
    3. 返信が来たら、その日のうちに日程の候補を返す
    4. 媒体ごとの返信率と採用単価を並べて振り返る
  9. 新卒のダイレクトリクルーティングに関するよくある質問
    1. 新卒のダイレクトリクルーティングは、いつから動き始めればよいですか
    2. ナビサイトや人材紹介と併用したほうがよいですか
    3. スカウトの送信や返信対応を外部に委託できますか
    4. 採用担当が1名でも運用できますか
  10. 【まとめ】新卒のダイレクトリクルーティングは選定と運用設計をセットで進めよう

新卒のダイレクトリクルーティングとは?ナビサイト・人材紹介・スカウトとの違い

新卒のダイレクトリクルーティングは、企業が学生を選んで直接声をかける採用手法です。求人を出して応募が来るのを待つのではなく、学生が登録したプロフィールを企業が検索して働きかけます。

学生を探す工程も、志望度を高める工程も自社に残ります。要件をそのまま検索条件にできる反面、担当者の作業量はナビサイトへの掲載だけの場合より増えるでしょう。

ナビサイトとは母集団の作り方が、人材紹介とは学生を探す主体が、スカウトとは言葉が指す範囲が違います。

ナビサイトとの違いは、母集団の作り方にある

ナビサイトは求人を掲載して応募を待つ仕組みで、母集団は学生の検索行動によって決まります。学生が業種や勤務地で絞り込んだ結果に自社が入らなければ、そもそも情報が届きません。

ダイレクトリクルーティングでは、母集団を企業側の検索条件で作ります。学生が自社を知らなくても、専攻や経験、志望業界から探して声をかけられます。

両者は入れ替えるものではありません。掲載で広く応募を受け付けながら、要件に合う学生だけスカウトで拾う形も組めます。

人材紹介との違いは、学生を探す主体にある

人材紹介は、紹介会社が学生を探して企業に推薦する仕組みです。企業は推薦された学生の選考に集中でき、探す工数はかかりません。推薦を受けたあとの合否は、自社で判断します。

ダイレクトリクルーティングでは、学生を探す工程まで自社が受け持ちます。誰に会いたいかを自社で言語化する必要はありますが、要件をそのまま検索条件へ落とし込めるのは利点でしょう。

費用の出方も違います。人材紹介は採用が決まったときに紹介手数料が発生する形が中心で、ダイレクトリクルーティングには契約時に利用料が発生する定額型もあります。

スカウトとの違いは、言葉が指す範囲にある

スカウトは、企業から候補者へ個別に声をかける行為そのものを指します。ダイレクトリクルーティングは、その行為を含む採用手法全体の呼び名です。

スカウトはダイレクトリクルーティングの中心にある手段であって、対立する概念ではありません。逆求人やオファー型という呼び方も、学生の側から見た同じ仕組みを指しています。

サービス名にスカウトと付いていても、企業が学生を検索して送る仕組みであればダイレクトリクルーティングに含まれます。

新卒採用でダイレクトリクルーティングが注目される背景

新卒採用でダイレクトリクルーティングが広がった理由は、3つあります。求人と学生の需給、ナビサイトでの露出、企業規模による導入率の差です。

大卒求人倍率は高止まりし、学生優位の市場が続いている

リクルートワークス研究所が従業員規模5人以上の民間企業8,200社を対象に実施した調査では、2027年3月卒業予定者の大卒求人倍率は1.62倍でした。2026年卒の1.66倍から0.04ポイント下がり、2年連続の低下です。

ただし倍率が下がっても需給の向きは変わっていません。求人総数74.8万人に対し、民間企業への就職希望者は46.2万人にとどまり、28.6万人の超過需要が残っています。学生1人に複数の求人がある状態です。

※出典:リクルートワークス研究所「第43回ワークス大卒求人倍率調査(2027年卒)」(回収3,933社、調査期間2026年1月23日〜3月2日)

ナビサイト経由では、中小企業の求人が学生の目に触れにくい

求人の量は、企業規模によって偏っています。同じ調査で、2027年3月卒の求人数74.8万人のうち従業員300人未満の企業が38.5万人を占めており、求人の半数以上が中小企業から出ています。

一方で、2026年卒を対象とした前回調査では、従業員300人未満企業の大卒求人倍率は8.98倍でした。中小企業では、学生1人に対して9件近い求人があった計算になります

ナビサイトは学生が条件で絞り込む仕組みのため、知名度で選ばれにくい企業ほど一覧の上位に残りにくくなります。求人を出していても、見てもらえなければ応募には至りません。

導入は広がっているが、新卒領域ではまだ余地がある

就職みらい研究所の調査では、2027年卒でスカウト・オファー型の採用を実施する予定と答えた企業は33.4%でした。部門別採用の35.1%に次ぐ2番目の高さです。

ただし従業員300人未満の企業では25.5%にとどまり、5,000人以上の45.1%とは20ポイント近い差があります。規模の小さい企業ほど、まだ着手していない状態です。

中小企業での導入率は大企業より低く、まだ活用余地があると考えられます。

※出典:就職みらい研究所「就職白書2026」(新卒採用を実施している従業員規模5人以上の企業を対象、回収1,196社、調査期間2025年12月1日〜2026年1月7日)

新卒向けダイレクトリクルーティングのメリット

新卒向けダイレクトリクルーティングのメリット。会社の規模や知名度に左右されずに学生と接点を持てる、選考前にプロフィールを読めるためミスマッチが起きにくい、採用人数に合わせて費用の出方を選べる、運用を重ねるほど社内に採用ノウハウが残る、の4点を並べた図

新卒向けダイレクトリクルーティングのメリットは、母集団の作り方、選考前に得られる情報、費用の出方、社内に残るノウハウの4点に表れます。

会社の規模や知名度に左右されずに学生と接点を持てる

ナビサイトでは、学生が検索条件を絞った時点で、条件から外れた企業の情報は画面に出てきません。知名度の低い企業ほど、認知の入り口にすら立てない状態が起きがちです。

自社を知らない学生にも、企業の側から情報を届けられます。学生にとっては、自分では検索しなかった業界を知るきっかけになります。

BtoB企業や、業界イメージと実際の職種が離れている企業ほど、ナビサイトとの差は大きく出るでしょう。

選考前にプロフィールを読めるため、ミスマッチが起きにくい

応募を待つ手法との違いは、スカウトを送る前に学生のプロフィールや適性検査の結果を読める点です。サービスによっては、研究内容や長期インターンの経験、働くうえで重視する価値観まで登録されています。

求める要件との重なりを確かめたうえで声をかけられます。面接に進んでから前提がずれる場面が減るため、書類選考の通過率にも表れやすい部分です。

ただし、入社後の定着まで保証するものではありません。プロフィールで分かるのは応募時点の情報であり、配属や上司との相性は選考の中で確かめる必要があります。

採用人数に合わせて費用の出方を選べる

ダイレクトリクルーティングの料金体系は、採用が決まったときに費用が発生する成功報酬型と、契約時に一定額を払う定額型に大きく分かれます。

採用予定が1〜数名なら成功報酬型を選ぶことで、採用に至らなかった場合の費用を抑えられます。採用人数が多い企業なら、定額型のほうが1名あたりの負担は軽くなるでしょう。

掲載期間で費用が決まる仕組みとは違い、採用計画に合わせて体系を選べます。

運用を重ねるほど、社内に採用ノウハウが残る

どの検索条件でターゲットが見つかるか、どの文面なら返信が来るかは、送信と返信の記録から確かめられます。試したことと結果が対で残るため、翌年の運用にそのまま引き継げる点も利点です。

誰に何を伝えると反応があるのかが、担当者の経験ではなくデータとして社内に残ります。現場社員を候補者の選定に巻き込めば、求める人物像のすり合わせも進むでしょう。

一方で、担当者が代わると運用の質が落ちやすい面もあります。検索条件と文面のパターンは、個人のメモではなく共有できる形で残しておきましょう。

新卒向けダイレクトリクルーティングのデメリット

新卒向けダイレクトリクルーティングのデメリット。学生ごとに個別対応が必要で担当者の工数が増える、文面と運用の質によって成果に差が出やすい、数十名規模の大量採用には向きにくい、返信への対応が遅れると学生の志望度が下がる、の4点を並べた図

導入後に現場が詰まりやすいのは、工数・文面の質・採用規模・対応スピードの4点です。自社の体制で受けられるかを、着手の前に確かめておきましょう。

学生ごとに個別対応が必要で、担当者の工数が増える

学生の検索、プロフィールの読み込み、文面の作成、送信、返信対応、日程調整という一連の作業が社内に発生します。ナビサイトのように、掲載後は応募を待てばよい仕組みではありません。

とくに時間を取られるのが、条件に合う学生を探し出す工程です。検索条件を変えながら一人ずつプロフィールを読むため、送信までにまとまった時間が必要になります。

繁忙期と重なると送信が止まり、そのまま契約期間が過ぎてしまうことがあります。着手前に、週あたり何時間を割けるかを決めておきましょう。

文面と運用の質によって、成果に差が出やすい

同じサービスを使っても、返信率は企業によって変わります。差がつきやすいのは、誰に送るかの絞り込みと、なぜその学生に送ったのかを伝える一文です。

一斉送信を前提にしたテンプレートだけでは、返信につながりにくくなります。プロフィールのどこに関心を持ったのかが書かれていないと、学生の側で自分宛てだと判断する材料がありません。

サービス側も、送信数に上限を設けたり、スカウトの種類を分けたりして通数の膨張を抑えています。上限がある前提で、送る相手を選ぶ設計が必要です。

数十名規模の大量採用には向きにくい

1名ずつプロフィールを読んで文面を変える運用のため、採用人数に比例して工数が増えます。数十名規模を全てスカウトで賄おうとすると、担当者の時間が先に足りなくなりがちです。

専門職や、ナビサイトでは出会いにくい層をピンポイントで採る用途に向いた手法です。全体の母集団はナビサイトや紹介で確保し、不足するポジションを補う組み合わせが現実的でしょう。

採用計画を立てる段階で、何名分をスカウトで狙うかを決めておくと、必要な通数と枠数から適したプランを選べます。

返信への対応が遅れると、学生の志望度が下がる

スカウトに返信した直後は、学生の関心が高いタイミングです。連絡が遅れるほど、他社の選考が先に進んでしまいます。

返信から日程確定までの時間が、面談の実施率を左右します。日程調整のやり取りが何往復も続けば、そのあいだに温度は下がるでしょう。

送信にかけた工数は、返信を取りこぼした時点で回収できません。プロフィールを読み込んで文面を作った分だけ、取りこぼしの損は大きくなります。

新卒向けダイレクトリクルーティングの費用相場

料金体系は、成功報酬型と定額型、両者を組み合わせた複合型の3つに分かれます。

公開されている料金から見ると、成功報酬型は1名あたり30万〜70万円程度、定額型は3名前後の採用枠で70万〜80万円程度が目安です

掲載されている金額は税別表記が中心で、オプションや枠の追加費用は別途発生します。

なお、金額を公式サイトに掲載しているサービスは一部にとどまります。採用人数や利用時期によって条件が変わるため、見積もりを取ってから比較しましょう。

料金体系

費用が発生するタイミング

公開されている金額の例

成功報酬型

採用が決まったときに1名ごと

OfferBox:45万円
OpenWorkリクルーティング:30万円
ABABA:35万円から
Matcher Scout:70万円

定額型

契約時に一括、上限人数まで追加費用なし

OfferBox早期定額型:75万円(3名採用の場合)
dodaキャンパス:70万円(3名プラン)
キミスカ:75万円(3名枠)

複合型

基本利用料に加えて、採用時に成功報酬

OpenWorkリクルーティング:基本利用料70万〜350万円+新卒1名あたり30万円

成功報酬型は、採用が決まったときにだけ費用が発生する

採用が決まったときに成果報酬が発生する体系です。サービスによっては初期費用や利用料がかからない場合もあります。

OfferBoxの成功報酬型プランは1名あたり45万円で、利用料と初期費用は0円、内定辞退の場合は全額返金されます。オファー枠は1名あたり40枠、利用可能期間は最長13カ月です。

Matcher Scoutは内定承諾時に1名70万円で、入社に至らなかった場合は原則として全額返金されます。ABABAは35万円から利用でき、成果報酬型と定額制など複数のプランが用意されています。

定額型は、採用人数が増えるほど1名あたりの費用が下がる

契約時に決めた枠の範囲であれば、何名採用しても追加費用はかかりません。採用人数が読めている企業ほど、1名あたりの負担を計算しやすい体系です

dodaキャンパスの定額制は、3名プラン70万円・5名プラン95万円・無制限プラン120万円の3種類です。上限人数を超えて採用した場合は、1名あたり35万円の成功報酬が加算されます。

キミスカの採用枠プランは3名枠75万円から30名枠750万円までの4段階で、枠を超えた採用は1名あたり35万円です。

LabBase就職やアカリク、TECH OFFERのように、月額のデータベース利用料だけで成果報酬が発生しないサービスもあります。

複合型は、基本利用料と成功報酬を組み合わせる

契約期間に応じた基本利用料を払ったうえで、採用が決まるごとに成功報酬が発生します。基本利用料で一定の利用枠を確保しつつ、採用成果に応じて費用を支払う体系です。

OpenWorkリクルーティングの基本利用料はライト・スタンダード・プレミアムの3プランで、6カ月契約なら70万〜200万円、12カ月契約なら120万〜350万円です。

スカウト数はプランごとに決まり、プレミアムは無制限となっています。

基本利用料と成功報酬の両方が発生するため、採用人数が少ないうちは1名あたりの単価が高くなります。損益分岐となる採用人数を先に試算しておきましょう。

自社に合う新卒向けダイレクトリクルーティングサービスの選び方

サービスの数は多いものの、比べる軸は限られています。登録学生の属性、学生の反応を示す数値、料金体系、工数を減らす機能の4つで絞り込みましょう。

登録している学生の属性が、自社のターゲットと重なるか

登録者数の多さと、自社が会いたい層が含まれているかどうかは別の話です。総合型で母数を確保するか、理系や価値観といった軸で絞られたデータベースを選ぶかで、送信にかかる時間が変わります

理系の研究職を採るなら、研究内容や技術キーワードで検索できるサービスが向くでしょう。文系総合職で幅広く会いたいなら、登録学生数の多い総合型が候補になります。

学系別や大学群別の構成比を公開しているサービスもあります。無料のデモ検索が用意されている場合は、実際に条件を入れて母数を確かめておきましょう。

開封率や返信率など、学生の反応を示す数値が公開されているか

登録者が多くても、ログインしていない学生に送れば反応は返ってきません。見るべきは登録者数ではなく、実際に開封や返信につながっている割合です

サービスによって、公開している指標は違います。OfferBoxはオファーメールの開封率、LabBase就職はスカウト返信率、ワンキャリアスカウトはスカウト受諾率を出しています。

数値の対象と時点もサービスごとに異なるため、同じ条件で並べて比べることはできません。自社の職種に近い導入事例で、送信数と面談数を聞いておくほうが実態に近づきます。

料金体系が、自社の採用予定人数と釣り合うか

採用予定が1〜2名なら成功報酬型、5名以上なら定額型が計算しやすくなります。3〜4名なら、定額型の最小プランと成功報酬型の総額を並べて比べましょう。

定額型は、上限人数に届かないと1名あたりの単価が跳ね上がります

契約期間も確認しておきたい項目です。早期に接点を持ちたいなら利用開始が早いプラン、本選考期から動くなら期間の短いプランが合います。

上限を超えて採用した場合の追加費用や、枠を追加できる期限も、契約前に確かめておきましょう。

検索やスカウト送信の工数を減らす機能があるか

工数がボトルネックになりやすい手法のため、運用を支える仕組みの有無で成果が変わります。条件に合う学生の自動リストアップ・文面の自動生成・送信代行のいずれかがあるかを確認しましょう

TECH OFFERは条件に合う学生を自動でリストアップしてオファーを送る機能を備えています。LabBase就職のAIアシスト機能は、募集作成から学生の絞り込み、スカウト文の生成までをカバーする仕組みです。

送信そのものを任せられるサービスもありますが、代行の範囲はサービスごとに違います。どこまで任せられるかと、専任担当者が付くかどうかを契約前に確かめておきましょう。

【比較表】新卒向けダイレクトリクルーティングおすすめ15選

掲載する15サービスは、新卒採用向けに企業が学生を検索してスカウトを送れること、サービス内容と料金の考え方を公式サイトで確認できることの2点を基準に選びました。

前章の4つの軸で並べると、次のとおりです。

サービス名

タイプ

得意な学生層

料金体系

運用を支える仕組み

OfferBox

総合型

文理を問わず全国の幅広い大学群

定額型/成功報酬型

専任担当・適性検査eF-1G

dodaキャンパス

総合型

大学1・2年生を含む低学年層

定額型/成功報酬型

専任のカスタマーサクセス

ワンキャリアスカウト

総合型

上位校を中心とした就職活動に積極的な層

月額定額型

スカウト送信代行・採用管理システム連携

ビズリーチ・キャンパス

総合型

国内123大学と海外大学の在学生

要問い合わせ

コンサルタント2名体制の運用代行

キミスカ

総合型

適性検査を受検した学生

定額型

カスタマーサクセス・AIによる文面のアイデア提案

LabBase就職

理系・エンジニア特化

機電系・情報系を中心とした理系学生

月額定額型

AIアシスト・専任コンサルタント

アカリク

理系・エンジニア特化

大学院生を含む理系学生

月額定額型

専任コンサルタント・スカウト送付代行

TECH OFFER

理系・エンジニア特化

機械・情報・化学・材料などの理系学生

定額型

自動オファー・専任コンサルタント

Wantedly

価値観・カルチャーマッチ

事業の意義や働き方に関心の高い層

月額定額型

AIエージェントモード・募集掲載無制限

OpenWorkリクルーティング

価値観・カルチャーマッチ

社員クチコミを見て企業を選ぶ層

複合型

ターゲットリスト・テンプレート

キャリアチケット就職スカウト

価値観・カルチャーマッチ

就活の軸を言語化している3・4年生

定額型/成功報酬型

専任ライターによる企業ページ作成

BaseMe

価値観・カルチャーマッチ

長期インターンや留学の経験がある層

要問い合わせ

掲載準備と機能活用のサポート

iroots

価値観・カルチャーマッチ

成長環境を重視する学生

要問い合わせ

専任のクライアントサクセス

ABABA

効率化・ユニーク

他社の最終選考まで進んだ学生

成功報酬型/定額型

スカウト代行・企業情報作成が無料

Matcher Scout

効率化・ユニーク

OB・OG訪問に取り組む学生

成功報酬型

選定から日程調整までの運用代行

総合型サービス

登録学生数が多く、文理や志望業界を問わず母集団を確保したい場合の候補です。

OfferBox

株式会社i-plugが運営する、新卒向けのオファー型採用サービスです。2027年卒では25万人の学生が登録しています。

特徴は、企業が送れるオファー枠に上限が設けられている点です。早期定額型プランでは、3名採用の場合は120枠、成功報酬型プランでは1名あたり40枠に制限されています

学生の受信数にも上限があるため、大量送信で埋もれる状態が起きにくくなっています。

オファーメールの開封率は72%です(2025年卒の実績、ログイン7日以内でプロフィール入力率80%以上の学生が対象)。適性検査eF-1Gが標準搭載され、既存社員最大30名分を無料で受検できます。

料金

早期定額型プラン:75万円(3名採用の場合)/成功報酬型プラン:45万円(1名採用あたり)/EXオプション:25万円(いずれも税別、初期費用0円)

特徴

オファー枠の上限で送りすぎを防ぐ/適性検査eF-1Gの標準搭載/専任担当のサポート/内定辞退の場合は全額返金

おすすめの活用法

知名度に課題があり、学生へ自社を知ってもらう接点をつくりたい企業

URL

https://offerbox.jp/company/

dodaキャンパス

株式会社ベネッセi-キャリアが運営するスカウト型の新卒採用サービスです。2027年卒から2030年卒までの登録学生数は約92万人にのぼります(2026年6月時点)。

大学1年生から登録できるため、就活年次より前の学年にもアプローチできます。インターンシップやキャリア形成イベントへの案内を通じて、早期から接点を持てる点が特徴です。

料金は定額制と成功報酬制の2つです。定額制は初めて利用する企業向けのプランで、同時に選考を進められる「つながり上限数」がプランごとに決まっています。

料金

定額制(初年度限定):3名プラン70万円/5名プラン95万円/無制限プラン120万円(税別)。2026年10月31日までの契約は特別価格で60万円/75万円/90万円。上限超過は1名35万円/成功報酬制:3年生3月から利用できるプラン(見積もり)

特徴

大学1年生からアプローチ可能/つながり上限数200〜600枠/適性検査データの活用/カスタマーサクセス担当者の運用支援

おすすめの活用法

早期から学生と長期的な関係を築きたい企業

URL

https://campus.doda.jp/enterprise/

ワンキャリアスカウト

株式会社ワンキャリアが運営するスカウトサービスです。スカウトを送付できる学生は17万人で、上位校を中心に就職活動へ積極的な層が登録しています(2026年卒対象、2025年1月時点)。

スカウト受諾率は29.0%です(2024年4月末時点の2026年卒学生の実績)。ガクチカや志望業界を入力した学生に絞って送れるため、プロフィールを書き込んでいる層へ効率的にアプローチできます。

求人掲載やイベント、採用管理システムと組み合わせた提案が中心で、料金は月額定額プランです。スカウト送信代行のオプションもあります。

料金

月額定額プラン(採用方針と規模に応じて見積もり)

特徴

上位校学生の登録比率が高い/スカウト受諾率29.0%/i-webやsonar ATSとの連携

おすすめの活用法

掲載とスカウト、イベントをまとめて設計したい企業

URL

https://service.onecareer.jp/

ビズリーチ・キャンパス

株式会社ビズリーチが運営する、大学単位で提供されるサービスです。国内123大学と海外大学で利用可能で、在学生に加えてOB・OGや内定者も登録しています。

スカウトメールと社員訪問(OB・OG訪問)を組み合わせられる点が特徴です。学歴や学科系統のほか、インターン経験・語学能力・留学経験・学会発表経験などが検索の条件になります。

運用面では、コンサルタント2名体制の運用代行サポートが付き、最短2週間でアプローチを始められます。学生利用者の73%が「後輩に最もおすすめしたいスカウトサービス」として挙げています。

料金

社員訪問、スカウトメール、イベントごとに見積もり(目的と規模により変動)

特徴

国内123大学と海外大学で利用可能/社員訪問との組み合わせ/運用代行サポート

おすすめの活用法

時間をかけて志望度を醸成し、対象大学の学生と接点を持ちたい企業

URL

https://site.br-campus.jp/company/

キミスカ

株式会社グローアップが運営する、適性検査とマッチングを組み合わせたサービスです。導入実績はスタートアップから大企業まで3,000社以上にのぼります。

スカウトはゴールド・シルバー・ノーマルの3種類に分かれ、種類ごとに送れる通数が決まっています。熱意の度合いに応じて使い分けられる設計です。

適性検査で能力や性格を定量的に把握したうえで検索でき、生成AIによる文面のアイデア提案にも対応しています。

料金

3名枠75万円/5名枠125万円/10名枠250万円/30名枠750万円。枠を超えた採用は1名35万円、前年2月末までの枠追加は1名25万円

特徴

スカウトの3ランク制/適性検査による検索/AIによる文面提案/カスタマーサクセスの支援

おすすめの活用法

適性検査のデータを使って、自社に合う学生を効率よく発掘したい企業

URL

https://kimisuka.com/company

理系・エンジニア特化型

専攻、研究内容、技術キーワードで検索したい場合の候補です。

LabBase就職

株式会社LabBaseが運営する、理系学生に特化したスカウトサービスです。機電系と情報系が中心で、2026年卒では研究・設計職を志望する学生が20,358人登録しています(2025年3月時点)。

スカウト返信率は40%です(2021年3月から2022年2月までの実績)。学生のプロフィールに研究内容が詳しく書かれているため、研究テーマから絞り込んだ個別のスカウトを作れます。

AIアシスト機能を使うと、職種と技術キーワードを入力するだけで募集を作成でき、条件に合う学生の自動ピックアップとスカウト文の生成にも対応します。

料金

月額のデータベース利用料金のみ(成果報酬なし、見積もり)

特徴

研究内容による検索/スカウト返信率40%/AIアシスト機能/専任コンサルタントによる運用サポート

おすすめの活用法

機電系・情報系の理系学生をピンポイントで採用したい企業

URL

https://business.labbase.jp/

アカリク

株式会社アカリクが運営する、大学院生と理系学生に特化したサービスです。累計20万人が登録しており、そのうち約8割が理系です。

送った学生の5人に2人から返信があると公表されています。自動送信によるテンプレート配信が広がらないよう、送信数に制限を設けている点が特徴です。

料金は月額のデータベース利用料のみで、初期費用は0円です。専任コンサルタントによる定期ミーティングのほか、スカウト送付を代行するプランも用意されています。

料金

スカウトサービス:月額のデータベース利用料金のみ(初期費用0円、成果報酬なし、見積もり)/人材紹介サービスは成果報酬型

特徴

大学院生に強いデータベース/送信数の制限による埋没の防止/スカウト送付代行

おすすめの活用法

研究職やデータサイエンティストなど、専門性の高い職種を採用したい企業

URL

https://acaric.jp/biz/

TECH OFFER

株式会社テックオーシャンが運営する、理系新卒に特化したオファー型サービスです。2026年卒の累計会員は28,000人で、機械・情報・化学・材料・農学・数学など幅広い専攻の学生が登録しています。

ターゲットの自動リストアップとオファーの自動送信に対応しており、送信工数を抑えながら運用できます。個別に作り込むオファーと自動オファーを使い分けられる構成です。

料金は採用計画に応じた定額制で、採用人数による追加料金や成功報酬はかかりません。製造業、IT、建設を中心に750社以上が導入しています。

料金

定額制プラン(4つのプランから選択、採用人数による追加料金なし、見積もり)

特徴

専攻・技術キーワードで探せる理系データベース/自動オファー/専任コンサルタント

おすすめの活用法

理系採用のノウハウが社内になく、工数を抑えて始めたい企業

URL

https://biz.techoffer.jp/

価値観・カルチャーマッチ重視型

給与や知名度ではなく、企業の考え方への共感を軸に接点を持ちたい場合の候補です。

Wantedly

ウォンテッドリー株式会社が運営するビジネスSNSです。20代から30代の若手を中心に400万人以上が登録しています。新卒とインターン、中途採用を1つのサービスで扱える点も特徴です。

給与や待遇の条件ではなく、事業の意義や働き方への共感を軸に候補者と出会う設計になっています。ブログ形式の「ストーリー」で社風や実際の仕事内容を発信でき、募集の掲載本数に上限はありません。

料金は毎月定額で、成果報酬は発生しません。ダイレクトスカウト機能に加えて、候補者リストの作成を支援するAIエージェントモードも用意されています。

料金

毎月定額制(成果報酬なし、料金表のダウンロードまたは見積もり)。1カ月の無料トライアルあり

特徴

募集の掲載本数が無制限/ストーリーによる情報発信/1カ月の無料トライアル

おすすめの活用法

企業の理念に共感する人材を採用したいベンチャー企業

URL

https://www.wantedly.com/about/list

OpenWorkリクルーティング

オープンワーク株式会社が運営する、社員クチコミサイト「OpenWork」を基盤にしたスカウトサービスです。

1つの契約と基本利用料で、新卒採用と中途採用の両方のスカウトを利用できます。学生は企業のクチコミを見たうえで、スカウトを受けるかどうかを判断します。

新卒スカウトの利用には、スカウト対象変更申込書の提出が必要です(2025年4月時点)。基本利用料はスカウト数に応じた3つのプランから選べます。

料金

基本利用料:ライト6カ月70万円・12カ月120万円/スタンダード6カ月110万円・12カ月180万円/プレミアム6カ月200万円・12カ月350万円。成功報酬:新卒1名30万円、中途1名70万円(いずれも税抜)

特徴

社員クチコミとの連動/新卒と中途を1契約で利用/ターゲットリストとテンプレート機能/プレミアムはスカウト無制限

おすすめの活用法

自社のクチコミ評価を活かして、社風を重視する学生を採用したい企業

URL

https://business.openwork.jp/recruiting/

キャリアチケット就職スカウト

レバレジーズ株式会社が運営する、学生の価値観と企業の理念をつなぐことに特化したサービスです。対象は大学3年生と4年生です。

学生が自己分析を通じて言語化した就活の軸に対して、共感したポイントを指定してスカウトを送れます。知名度ではなく考え方の重なりで接点を持てるため、中小企業やスタートアップでも運用しやすい設計です。

定額プランでは、オファー450通と募集掲載が利用できます。専任のライターとカスタマーサクセス担当が企業ページを作成し、運用のレクチャーまで担当します。

料金

定額プラン/成功報酬プラン(採用人数に応じた料金表あり、見積もり)

特徴

価値観をベースにしたマッチング/定額プランはオファー450通・募集掲載無制限/スカウト代行のオプション

おすすめの活用法

知名度に関わらず、自社の考え方に共感する人材を採用したい企業

URL

https://media.careerticket.jp/

BaseMe

株式会社ベースミーが運営するスカウト型プラットフォームです。登録者は20,000人で、長期インターンや留学、学生団体の設立などに取り組んできた学生が中心です。

最終学年以外の学生も登録しているため、インターンシップの募集を通じて低学年にもアプローチできます。2024年卒の学生では、内定承諾率80%超えの実績が公表されています。

料金は、採用課題と採用要件のヒアリングを経た個別提案です。なお、掲載にあたっては所定の審査があります。

料金

採用課題と採用要件のヒアリングのうえ個別に提案(見積もり)

特徴

実践経験のある学生が中心/低学年へのアプローチが可能/掲載準備と機能活用のサポート/掲載前に所定の審査あり

おすすめの活用法

インターンシップから接点を持ち、幹部候補を早期に見つけたい企業

URL

https://lp.baseme.app/company

iroots

エン株式会社が運営する、成長意欲の高い学生と成長企業を結ぶダイレクトリクルーティングサービスです。企業の未来を担うコア人材との出会いから、入社後の活躍を見据えた支援までを提供しています。

学生自身が入力する最大6,000字の詳細プロフィールと、独自の適性検査の結果を見たうえでスカウトを送れます。企業プロフィールには給与や福利厚生ではなく、事業の成長性や20代の成長環境を記載する構成です。

利用にあたっては、申し込み後に独自の審査軸による審査があります。専任のクライアントサクセスが、ターゲットの定義から入社意欲の醸成までを支援します。

料金

ヒアリングのうえ個別に提案(見積もり)

特徴

最大6,000字の詳細プロフィール/独自の適性検査/利用企業の審査あり

おすすめの活用法

仕事を通じた成長環境を訴求し、コア人材候補と出会いたい企業

URL

https://iroots.jp/lp/company/

効率化・ユニーク型

選考工数の削減や、他社の選考実績の活用など、独自の仕組みでマッチングを進める場合の候補です。

ABABA

株式会社ABABAが運営する、他社の最終選考まで進んだ学生にスカウトを送れるサービスです。導入企業は3,500社を超えました。

他社で最終選考まで進んだ実績があるため、選考フローを短縮したうえで面談に進めます。学生の志望度や、通過した企業と職種を事前に把握したうえでアプローチできます。

内定承諾率は62.4%と公表されています(自社調べ)。スカウト代行と企業情報の作成が無料で付く点も、工数を抑えたい企業には扱いやすいでしょう。

料金

35万円(税抜)から。成果報酬型と定額制など複数のプラン

特徴

他社の最終選考進出者が対象/選考フローの短縮/スカウト代行が無料

おすすめの活用法

採用の後半期に、実力が確認できている学生へ迅速に接触したい企業

URL

https://hr.ababa.co.jp/company

Matcher Scout

Matcher株式会社が運営する、運用代行型のダイレクトリクルーティングサービスです。基盤はOB・OG訪問アプリ「Matcher」の学生データベースです。

候補者の選定からスカウト送信・日程調整・企業ページの作成までを専任スタッフが代行します。企業側に残る作業は面談の実施だけで、担当者が1名の体制でも運用できます。

スカウトのタイトルや本文、企業ページの文言を複数パターン用意して比較するA/Bテストも代行の対象です。

料金

紹介手数料70万円/人(内定承諾時に発生、初期費用0円、入社に至らなかった場合は原則全額返金)

特徴

スカウト運用の全面代行/OB・OG訪問に取り組む学生層/A/Bテストの実施

おすすめの活用法

採用担当が1名などで、スカウト業務に時間を割けない企業

URL

https://enterprise.matcher.jp/

新卒のダイレクトリクルーティングを成功させる4つのコツ

サービスを選んだあとに成果を分けるのは、送信前の準備、文面、返信対応の速さ、振り返りの4つです。デメリットの章で挙げた4つの詰まりが、そのまま4つのコツに対応します。

送る前に、ターゲットと訴求する内容を決めておく

検索画面を開いてから条件を考え始めると、条件を変えるたびに候補者が入れ替わり、送信までの時間が延びます。先に決めるのは、会いたい学生の条件と、その学生に伝える自社の魅力の2つです

条件は、専攻や経験、志望業界のように検索項目へ落とせる粒度まで具体化しておきましょう。現場社員に「この人なら会いたい」と言える例を数名分挙げてもらうと、条件を言語化しやすくなります。

訴求する内容は、給与や知名度ではなく、その学生の関心と重なる部分から選びましょう。研究職を志望する学生と総合職を志望する学生とでは、伝えるべき魅力が変わります。

学生ごとに響く一文を入れて、文面を作り分ける

文面は全文を書き下ろす必要はありません。共通部分をテンプレートにしたうえで、プロフィールのどこを読んで送ったのかを示す一文だけを個別に書きます

研究テーマや長期インターンでの役割など、その学生にしか当てはまらない事実に触れると、一斉送信ではないことが伝わるでしょう。冒頭に置けば、続きを読んでもらいやすくなります。

複数パターンを用意して、返信率を比べておきましょう。件名だけを変える、冒頭の一文だけを変えるというように、一度に1カ所だけ変えると差の理由が分かります。

返信が来たら、その日のうちに日程の候補を返す

返信の直後は、学生がこちらに関心を向けている場面です。日が経つほど、他社の選考が先に進みます。返信を受け取ったら、その日のうちに面談の候補日か予約用のURLを返しましょう

日程調整のやり取りが往復するほど、離脱は起きやすくなります。候補日を3つ以上まとめて提示する、カレンダーから直接予約できる形にするといった準備で、往復の回数は減らせるでしょう。

担当者が不在の時間帯に返信が届くこともあります。受信から一次返信までの時間を測っておくと、体制の見直しが必要かどうかを判断できます。

媒体ごとの返信率と採用単価を並べて振り返る

振り返りに必要なのは、サービスごとの送信数・返信数・面談数・内定数と、かかった費用です。この5つが揃って初めて、翌年どのサービスへ予算を移すかを判断できます

各サービスの管理画面では、自社が使っているサービス内の数字しか見えません。複数を併用しているなら、横並びで比べる場所を別に用意する必要があるでしょう。

Excelで集計する方法もありますが、サービスが増えるほど転記の手間がかかります。採用管理システム「RPM」なら、媒体やエージェントごとの応募数と採用数を媒体分析で確認でき、選考ステージごとの通過率は採用ファネル分析で追えます。

新卒のダイレクトリクルーティングに関するよくある質問

導入を決める前に相談の多い、着手時期、他手法との併用、外部委託、社内体制の4点をまとめました。

新卒のダイレクトリクルーティングは、いつから動き始めればよいですか

インターンシップの募集が始まる大学3年生の春から夏を目安に始めましょう。

就職みらい研究所の調査では、2026年卒で早期選考に参加した学生は60.2%にのぼり、2024年10月以降に就職活動を始めた学生では35.3%にとどまりました。

早く動き出した学生ほど早期選考に参加しており、企業側も接点を持つ時期を前倒しする必要があります。

サービスによっては大学1・2年生にも案内を送れます。ただし低学年へのアプローチには三省合意のルールが関わるため、送れる内容と時期を契約前に確認しておきましょう。

ナビサイトや人材紹介と併用したほうがよいですか

採用人数とターゲットの絞り込み度合いで決まります。数十名規模を採用するなら、母集団はナビサイトで確保し、要件の厳しいポジションだけスカウトで補う形が組みやすいでしょう。

1名〜数名で職種が限られているなら、スカウトと人材紹介の2本で足りることもあります。

併用する場合は、同じ学生に複数の経路から接触しないよう、応募と接触の記録を1カ所にまとめておきましょう。

スカウトの送信や返信対応を外部に委託できますか

できます。運用のすべてを任せられる代行型と、スカウト送信だけをオプションで任せる形の2通りです。前者はMatcher Scout、後者はワンキャリアスカウトやアカリク、キャリアチケット就職スカウトが対応しています。

ただし、代行に任せきりにするとターゲット設計と訴求の言語化が社内に残りません。初年度は代行を使い、条件と文面の型が固まった段階で内製へ戻す進め方も検討しましょう。

採用担当が1名でも運用できますか

運用できます。ただし、検索と送信に使える時間を先に確保しておくことが前提です。週に数時間しか割けないなら、自動オファーやAIによる文面生成に対応したサービス、または運用代行型を選びましょう。

送信より先に詰まりやすいのは、返信が来たあとの日程調整です。予約用のURLを送る仕組みや、採用管理システムでの一元管理を組み合わせると、1名体制でも回しやすくなります。

【まとめ】新卒のダイレクトリクルーティングは選定と運用設計をセットで進めよう

  • 費用は成功報酬型で1名30万〜70万円程度、定額型は3名前後の枠で70万〜80万円程度が目安。採用予定人数から体系を決める
  • サービスは登録者数ではなく、登録学生の属性、開封率や返信率、料金体系、工数を減らす機能の4つで比べる
  • 成果を分けるのは送信前のターゲット設計と、返信後の対応スピード。運用に割ける時間を先に見積もっておく

新卒のダイレクトリクルーティングは、サービスを契約すれば応募が集まる仕組みではありません。誰に何を伝えるかを決め、返ってきた反応に素早く応じ、結果を数字で振り返るところまでが1つの取り組みです。

スカウトの通数を増やすほど、返信対応と日程調整の量も膨らみます。複数のサービスを併用すれば、学生の情報と進捗が分散し、どこで詰まっているのかも見えにくくなるでしょう。

採用管理システム「RPM」は、400以上の求人媒体・エージェントと連携し、応募の受付から面接設定までの連絡を自動化できるサービスです。

媒体ごとの成果と選考ステージごとの通過率を同じ基盤で確認できるため、スカウトの振り返りにかかる集計作業を減らせます。

新卒ダイレクトリクルーティングの運用負荷を減らし採用成果を高められるシステム

ダイレクトリクルーティングで応募が増えても、返信対応や日程調整に追われると優秀な学生を取り逃がしてしまいます。

そうした課題を解消するツールとして、採用管理システム「RPM」のサービス概要をまとめた資料です。

400以上の求人媒体との自動連携や応募対応の自動化など、採用業務の省人化と成果の最大化を目指したい方はぜひご活用ください。

髙田輝之
髙田輝之
エン株式会社(旧・エン・ジャパン)およびゼクウで営業部長を歴任。 15年以上にわたりHR業界に携わり、企業の新卒・中途採用支援を中心に、採用戦略設計・広告運用・採用管理システム(ATS)導入・歩留まり改善など、採用領域全般の課題解決に従事。現在はゼクウにて、採用管理やHRテクノロジーをはじめ、人材採用から定着・育成までをカバーするHR全体の仕組み最適化をテーマに、記事企画・監修・執筆を行っている。現場で培った知見を活かし、複雑な人事課題を構造的に整理し、読者が正しく判断できる情報発信を心がけている。

RPMの導入前に知っておきたいポイントをご紹介