
【2025年最新】AI面接サービス比較9選!仕組み・費用・ATS連携まで徹底解説
採用競争が激化するいま、採用工数の増加や面接の属人化、ミスマッチによる早期離職など、採用現場は多くの課題を抱えています。
こうした課題を背景に、採用プロセスを自動化・効率化する手段として「AI面接」が注目を集めています。
AIが候補者の発話・表情・回答内容を分析し、客観的な評価を行うことで、従来の“勘と経験”に頼った面接を、一貫性と再現性のある選考プロセスへと変えていくことができます。
本記事では、採用管理システム「RPM」を提供する株式会社ゼクウが、HR・採用システム領域での実務知見をもとに、AI面接の仕組みやメリット・デメリット、主要サービスの比較と選び方を解説します。
目次[非表示]
- 1.そもそもAI面接とは?
- 2.AI面接の基本的な流れ・仕組みについて解説
- 2.1.ステップ1:面談実施(候補者によるAI面接の受験)
- 2.1.1.録画型(非対話式AI面接)
- 2.1.2.対話型(インタラクティブAI面接)
- 2.2.ステップ2:AIによる分析・評価
- 2.2.1.言語情報の分析(自然言語処理)
- 2.2.2.音声情報の分析(音声感情認識)
- 2.2.3.視覚情報の分析(コンピュータビジョン)
- 2.3.ステップ3:AI面接の評価レポートはどのように作成されるか
- 2.4.ステップ4:企業による選考(人間による最終判断)
- 3.企業がAI面接を導入するメリット
- 4.導入前に知るべきAI面接の注意点
- 5.【失敗しない】自社に合ったAI面接サービスの選び方と比較ポイント
- 5.1.Point1:評価項目のカスタマイズは可能か
- 5.2.Point2:セキュリティと個人情報の保護体制
- 5.3.Point3:既存システム(ATSなど)との連携
- 5.4.Point4:導入・運用におけるサポート体制
- 5.5.Point5:料金体系は自社の採用規模に合っているか
- 6.おすすめのAI面接サービス
- 7.AI面接×ATS(RPM)で採用プロセスをさらに効率化
- 8.まとめ:AI面接は採用DXの第一歩。戦略的な導入で採用力を強化しよう
- 9.採用業務の効率化にお困りではありませんか?
- 10.よくある質問(FAQ):AI面接とATS連携の疑問を解決
そもそもAI面接とは?
AI面接とは、人間の面接官に代わってAI(人工知能)が候補者の能力や適性を評価する、新しい採用手法です。
単なるオンライン面接(Web面接)とは異なり、AIが音声・表情・回答内容など多角的なデータを分析し、客観的な判断材料を提供する点が特徴です。
労働人口の減少や働き方の多様化を背景に、人材獲得競争は年々激しさを増しています。
そのなかで、従来の“勘と経験”に頼った採用から脱却し、データと根拠に基づいた公平な選考を実現する必要性が高まっています。
特に応募が集中する新卒採用の場面では、採用担当者の負担を軽減し、選考スピードを向上させる有効なソリューションとして注目されています。
AI面接の基本的な流れ・仕組みについて解説
AI面接の実施方法はサービスごとに異なりますが、基本的な選考プロセスや評価フローは共通しています。
ここでは、AI面接がどのような仕組みで実施・分析・評価されるのか、その全体像を4つのステップで解説します。
ステップ1:面談実施(候補者によるAI面接の受験)
このステップでは、候補者がAIと対話形式で面接を行います。
企業側は、候補者がスムーズに受験できるよう受験環境の整備や案内の明確化を行うことが重要です。
AI面接の実施形式は主に2つのタイプに分類されます。
録画型(非対話式AI面接)
最も一般的な形式です。候補者はPCやスマートフォンのカメラを使い、画面に表示される質問に対して回答する様子を録画します。
質問内容は固定されており、候補者の回答に応じて変化することは少ないのが特徴です。
企業はこの形式を大量応募者のスクリーニング(一次選考の自動化)に多用しており、ATS(採用管理システム)と連携させることで「応募 → 録画 → AI分析 → スコア反映」までを自動化できます。
対話型(インタラクティブAI面接)
より高度な形式で、AIが候補者の回答内容をその場で解析し、次の質問を動的に生成します。
自然言語処理(NLP)や音声認識技術を組み合わせることで、コミュニケーション能力・思考の深さや一貫性・即時対応力などをより正確に評価可能です。
録画型に比べて双方向性(インタラクション)が高く、面接体験の質向上にも寄与します。
ステップ2:AIによる分析・評価
このステップでは、候補者から提出された動画データをもとに、AIが多角的な分析と評価を行います。
言語・音声・視覚といった複数の情報を個別に処理するだけでなく、「マルチモーダル分析」と呼ばれる手法で統合的に解析することで、人間では見落としやすい細かな特徴まで捉え、客観的なデータに基づいた評価を実現します。
AI面接の分析は、主に以下の3つの技術を組み合わせて行われます。
言語情報の分析(自然言語処理)
候補者が「何を話したか」を評価する技術で、AI面接の中でも最も基礎的な要素です。
発話内容をもとに、回答の論理性や表現の豊かさ、企業が求めるキーワードの使用状況などを多角的に分析します。
- 技術:自然言語処理(Natural Language Processing/NLP)
- 分析の流れ:音声認識によって候補者の発話をテキスト化し、その内容をAIが解析します。
▼主な評価ポイント
- 論理性・一貫性:話の筋が通っているか、質問の意図に沿って回答できているか。「STAR法」などの構成が使われている場合は高く評価される傾向があります。
- キーワードの使用:企業が設定した「リーダーシップ」「主体性」などのキーワードが、どのような文脈で使われているかを確認します。
- 語彙・表現力:使われる言葉の多様性や、ポジティブ表現の比率などを数値化し、発話の豊かさを評価します。
音声情報の分析(音声感情認識)
候補者の「話し方」から、自信や熱意、落ち着きといった非言語的な印象を推定する技術です。
AI面接では、言語内容だけでなく、声のトーン・抑揚・速度・間の取り方などを数値化し、心理的な状態を客観的に分析します。
- 技術:音声感情認識(Speech Emotion Recognition) 
▼主な評価ポイント
- 声のトーン・抑揚:はっきりとした抑揚のある声は「自信」や「熱意」の表れとみなされます。
- 話す速度・間の取り方:早すぎたり遅すぎたりする話し方は、「緊張」や「自信のなさ」と判断される場合があります。
- 声量・安定性:一定の声量や安定したリズムは「積極性」や「落ち着き」の指標として評価されます。
視覚情報の分析(コンピュータビジョン)
候補者の表情や視線、姿勢といった非言語的な要素をカメラ映像から読み取り、印象や感情を推定する技術です。
AI面接では、言葉や声だけでは捉えきれないコミュニケーションの質を可視化し、評価の客観性を高めます。
- 技術:コンピュータビジョン(Computer Vision)/表情認識(Facial Expression Recognition)
▼主な評価ポイント
- 表情:笑顔の頻度や眉の動きなど、顔の筋肉の変化を分析し、「喜び」「緊張」「自信」などの感情を推定します。
- 視線:カメラへのアイコンタクトの割合を測定し、「誠実さ」や「集中度」を評価します。
- ジェスチャー・姿勢:身振り手振りの自然さや姿勢の安定性から、「落ち着き」「エンゲージメント度(会話への関与度)」を数値化します。
ステップ3:AI面接の評価レポートはどのように作成されるか
AIによる分析が完了すると、その結果が体系的にまとめられた評価レポートが自動生成されます。
レポートには、候補者の発話・表情・音声などをもとに算出されたスコアや分析結果が整理されており、採用判断の基礎データとして活用できます。主な構成要素は以下の通りです。
- 総合スコア:候補者のパフォーマンスを総合的に数値化したスコアです。一次選考や比較検討の指標として利用できます。
- 評価項目別スコア:「コミュニケーション能力」「課題解決力」「ストレス耐性」など、ビジネスで求められる主要コンピテンシーごとの達成度をスコアやグラフで可視化します。
- 分析ディメンション:AIが分析した「言語情報」「音声情報」「視覚情報」など、各要素の詳細スコアを表示します。(例:笑顔率・声の安定性・アイコンタクト率など)。
- 文字起こし(テキスト化)されたデータ:候補者の全回答を自動で文字起こしし、キーワードの出現傾向や回答構成を確認できます。ハイライト機能を備えるサービスもあります。
- 職務適性評価:自社のハイパフォーマーモデルと候補者の分析結果を照合し、各職務への適合度(フィット率)を数値で算出します。
ステップ4:企業による選考(人間による最終判断)
AI面接の導入を成功させるうえで、最も重要なのがこの最終ステップです。
AIが提供するレポートはあくまで客観的な判断材料であり、最終的な合否の意思決定は人間が行うのが基本です。
AI面接の結果を有効活用し、より精度の高い選考を実現するためには、以下のような活用法が有効です。
- 多角的な視点での判断:AIのスコアだけを鵜呑みにせず、エントリーシートや職務経歴書、面接での印象など、複数の情報を組み合わせて総合的に判断します。AIが提示する数値データは有用ですが、それだけでは見えない候補者の背景や人柄を読み取ることが大切です。
- 定性的な評価の補完:AIはスキルや発話内容など、定量的な要素の評価に強みがありますが、企業文化との相性(カルチャーフィット)や人柄など、定性的な要素の判断は苦手です。こうした要素は、人間による対話や観察を通じて慎重に見極める必要があります。
- 面接官の補助ツールとしての活用:AIレポートを事前に確認しておくことで、候補者の資質や思考特性をあらかじめ把握できます。そのうえで、対人面接ではレポートで気になった点を深掘りすることで、質問の質と面接全体の精度を高められます。
AIと人間がそれぞれの強みを活かし、ハイブリッドな選考プロセスを構築することが重要です。
AI面接を単なる効率化ツールではなく、採用の精度を高めるための戦略的パートナーとして活用することが、今後の採用DXにおける鍵となるでしょう。
企業がAI面接を導入するメリット
AI面接は、採用フローの自動化だけでなく、採用の効率化と精度向上を実現する手段として注目されています。
ここでは、企業がAI面接を導入することで得られる主なメリットを紹介します。
メリット1:採用工数・コストの削減
AI面接の最大のメリットは、採用工数の大幅な削減です。
特に応募者の多い一次面接を自動化することで、人事担当者は膨大な時間的拘束から解放されます。
日程調整や面接実施、評価シートの作成といった作業が不要になり、採用戦略の立案や候補者との深いコミュニケーションといった本質的な業務に集中できます。
また、遠隔地の候補者に対する交通費や会場費など、物理的なコスト削減にもつながります。
結果として、採用活動全体の効率化とコストパフォーマンスの向上を同時に実現できる点が大きな特徴です。
メリット2:評価の客観性・公平性の担保
人間による面接では、面接官の主観や経験、その日の体調、さらには候補者の経歴や見た目といった無意識のバイアス(先入観)が評価に影響することがあります。
このような属人的な評価は、採用のミスマッチや候補者体験の悪化につながりかねません。
AI面接では、すべての候補者を統一されたアルゴリズムで分析・評価するため、客観性と公平性の高い選考が可能です。
また、コンプライアンスの観点からも、公正な採用プロセスを実施している企業姿勢の可視化につながります。
メリット3:機会損失の防止による母集団形成の強化
AI面接は、候補者が時間や場所を問わず受験できる点も大きな利点です。
現職で多忙な社会人や、授業・研究で時間が限られる学生、さらには海外在住のグローバル人材など、従来の面接スケジュールでは参加が難しかった層にもアプローチできます。
応募のハードルが下がることで、多様な人材からの応募増加が見込まれ、結果として母集団形成の強化につながります。
このようにAI面接は、企業が貴重な人材との出会いを逃す「機会損失の防止策」としても非常に有効です。
メリット4:採用基準の統一とデータに基づく分析
AI面接で得られる評価は、すべて客観的なデータとして蓄積されます。
これらのデータを入社後のパフォーマンスと照合・分析することで、自社で活躍する人材の特徴を定量的に可視化できます。
この分析結果をもとに採用基準をブラッシュアップすることで、勘や経験に依存しないデータドリブンな採用プロセスへと進化させることが可能です。
結果として、採用の精度向上とミスマッチの低減が期待できます。
導入前に知るべきAI面接の注意点
AI面接は大きな効率化メリットがある一方で、導入時にはいくつか注意すべきポイントも存在します。
人間の感性に依存する領域や候補者体験への影響など、事前に理解しておくことで導入後のトラブルを防ぎ、より効果的な運用が可能になります。
注意点1:対面でしか測れない人間性や熱意の見極め
AIは候補者の特性をデータとして評価できますが、その場の空気感や相性、チームとのフィット感など、人間同士の対話でしか見極められない要素をAIが完全に捉えることはできません。
特に、企業文化との相性(カルチャーフィット)や人柄、コミュニケーションの温度感といった定性的な側面は、人間による判断が欠かせません。
【対策】
AI面接は一次選考のスクリーニングに特化させ、通過者には必ず対人面接を組み合わせるハイブリッド型プロセスを採用しましょう。
AIと人間の役割を明確にすることが、AI面接導入を成功させる鍵です。
注意点2:候補者の心理的抵抗と企業イメージへの影響
AI面接に対して、候補者が「冷たい」「機械的」といった印象を抱くケースは少なくありません。
説明不足のままAI面接を案内すると、候補者エンゲージメントの低下や内定辞退率の上昇につながるリスクもあります。
また、対応が不十分な場合には「テクノロジー任せの企業」という印象を与え、採用ブランディングの低下にもつながりかねません。
【対策】
AI面接を導入する目的(公平性・効率化など)を事前に丁寧に伝え、候補者にとってのメリット(好きな時間に受験できる・評価が公平)を明示しましょう。
さらに、「AIだけで合否が決まるわけではない」ことを明確に説明し、人間が最終判断を行う安心感を伝えることで、候補者体験の質を損なうことなく信頼を得ることができます。
注意点3:導入・運用コストと費用対効果の見極め
AI面接の導入には、初期費用(イニシャルコスト)や月額利用料などの運用費(ランニングコスト)が発生します。
目的や活用範囲を明確にしないまま導入すると、「面接工数の削減につながらない」「応募数が想定より伸びない」など、費用対効果のズレが生じるリスクがあります。
【対策】
まず、自社の採用課題を明確に整理し、次のような視点で定量的に試算してみましょう。
- 面接工数の削減によって年間どの程度の人件費が削減できるか
- 母集団形成や採用スピードにどの程度寄与するか
多くのサービスでは無料トライアルやPoC(試験導入)が提供されています。
まずは小規模検証 → 効果測定 → 本格導入というステップで進めることで、リスクを抑えながら費用対効果を最大化できます。
【失敗しない】自社に合ったAI面接サービスの選び方と比較ポイント
AI面接は機能差が大きいため、評価精度・安全性・運用適合性の3軸で見極めましょう。
Point1:評価項目のカスタマイズは可能か
業種・職種・自社コンピテンシーに合わせて、評価項目や配点を柔軟に設定できるかが要点です。職種別テンプレートの有無、項目の追加・除外、重み付けの細かさを確認しましょう。
自社の評価軸に最適化できる設計かどうかが、AI面接導入の成果を大きく左右します。
Point2:セキュリティと個人情報の保護体制
AI面接では、候補者の顔や声などのセンシティブな個人情報を扱います。
情報漏洩は企業の信用を大きく損なうリスクがあるため、セキュリティ体制は最優先で確認すべき項目です。
「プライバシーマーク(Pマーク)」や「ISMS認証」などの第三者認証を取得しているか、データの保存場所・保存期間・暗号化・アクセス制御・ログ監査体制が明示されているかを確認しましょう。
また、委託先の管理や第三者監査の実施状況も重要なチェックポイントです。
Point3:既存システム(ATSなど)との連携
現在、採用管理システム(ATS)を利用している場合、AI面接サービスがどの範囲まで自動連携できるかを確認しましょう。
たとえば、ATS側から面接URLを自動発行できるだけなのか、AI面接の評価結果をATSに直接反映できるのか、PDFやURL形式で共有するだけの運用なのかなど、連携仕様によって業務効率は大きく変わります。
また、APIやWebhookによるリアルタイム連携に対応しているかも重要です。
連携が不十分な場合、手動作業や二重入力が発生し、かえって運用負荷が増大するおそれがあります。
【関連記事】採用管理システム(ATS)とは?
Point4:導入・運用におけるサポート体制
AI面接ツールの導入では、初期オンボーディングや運用後の伴走支援がどこまで提供されるかを確認しましょう。
SLA(対応品質基準)、サポート対応時間・対応言語、教育コンテンツの有無なども重要です。
さらに、定例レビューや改善提案まで踏み込むパートナー型の支援があると、継続的な採用成果の向上につながります。
Point5:料金体系は自社の採用規模に合っているか
初期費用(イニシャル)/月額(ランニング)/従量(面接数・ユーザー数)の内訳に加え、最低利用期間・超過課金・解約条件を比較しましょう。
可能ならトライアル/PoCで実データ検証を行い、年間採用人数と予算に対する総コスト(TCO)で判断するのが安全です。
おすすめのAI面接サービス
以下では、主要なAI面接サービスを比較表形式でまとめています。
各ツールの特徴・費用・サポート体制を一覧で確認できるため、自社に合ったサービスを選ぶ際の参考にしてください。
| サービス名 | 主な特徴 | 費用体系 | トライアル/デモ | 運営会社 | URL | 
|---|---|---|---|---|---|
| PeopleX AI面接 | デジタルヒューマン(人型AI)が自然な会話で深掘り質問。UX(応募者体験)を重視し、自由設問や即時面接に対応。評価レポートで強み・懸念を可視化。 | 無料トライアルあり(3件まで) 要問い合わせ | 〇 | 株式会社PeopleX | |
| タレントスカウター | AIアバターが24時間対応。実務課題・ロールプレイを通じ、発話・視線・表情から求職者の実務スキルを多面的に分析。 | 初期費用50万円+利用料1,000円~/件 要問い合わせ | 〇 | 株式会社PreferredAI | |
| DuDo AI面接 | 応募者が納得するまで録り直せる“やさしいAI面接”。実在社員モデルのアバターが対応し、個別最適な質問を生成。録画データはAIが自動評価。 | 要問い合わせ | 〇 | DuDo株式会社 | |
| SHaiN | 構造化面接メソッドに基づき、全候補者にブレのない質問を実施。評価基準を統一し、公平で一貫した採用判断を支援。 | 評価レポート課金制 | 要問い合わせ | 株式会社タレントアンドアセスメント | |
| AI面接官 | 書類選考〜一次面接をAIが自動化。30項目の多角評価で精度と公平性を両立し、候補者満足度94%超を実現。12万回超の実績を持つ定量評価型AI面接。 | 導入費+従量課金(要問合せ) | 要問い合わせ | 株式会社VARIETAS | |
| 面接サポートさくらさん | 一次面接の出題・回答・評価をAIが自動化。候補者データを蓄積・学習し、設問内容を最適化。採用管理(ATS)機能も備え、応募から評価までを一元管理できる。 | 初期費用約90万円+月額約38万円~ | 要問い合わせ | 株式会社ティファナ・ドットコム(AIさくらさん) | |
| AI RECOMEN | 録画・文字起こし・要約・AI評価を自動生成。練習モードを備え、企業・教育機関で活用可能。客観評価と工数削減を両立。 | 700円~/1面接(初期費用無料) | 〇 | 株式会社アイエンター | |
| harutaka AI | 1,500万件超の面接データを学習したAIが、応募者の回答に応じて質問を自動最適化。選考データを次フェーズへ自動連携。 | 初期費用50万円+月額5万円~ 要問い合わせ | 要問い合わせ | 株式会社ZENKIGEN | |
| Track AI Interview | ソフトスキルを3領域15項目で定量評価。録画・文字起こしを自動生成し、企業独自の基準に対応。面接官スキルを再現し、評価を数値化できる点が特徴。 | 要問い合わせ | 〇 | 株式会社ギブリー | 
※上記は2025年10月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
目的別に見るおすすめのAI面接サービス
| 利用目的 | おすすめサービス | 理由 | 
|---|---|---|
| 候補者体験を重視したい | PeopleX AI面接 | デジタルヒューマンが人間の目線・表情・会話の間を再現し、自然な対話体験を提供。 | 
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| 運用負荷を下げたい | 面接サポートさくらさん | 一次面接の出題・回答・評価をAIが自動実施。 | 
| 面接データを教育・分析に活かしたい | AI RECOMEN | 録画・文字起こし・要約を自動生成。候補者の回答傾向を集計し、「辞退理由」「傾向質問」などを分析。 | 
AI面接×ATS(RPM)で採用プロセスをさらに効率化
AI面接を単体で導入するだけでも、一次面接の自動化や評価の標準化といった効果が得られます。
しかし、ATS(採用管理システム)やRPMと連携させることで、応募完了と同時に面接が始まる「スピード採用」を実現できます。
たとえば、以下のような連携が可能です。
- 応募者がエントリーした時点で、AI面接用URLを自動発行・送信
- AI面接完了後、結果レポートやスコアをATS/RPMに自動反映
- 面接後に選考ステータスを自動更新し、次回面接案内を自動送信
このようにAI面接とATSを連携させることで、「応募 → 面接 → 評価 → 通知」までを一気通貫で管理できる採用フローが実現します。
手動入力や通知漏れといったミスを防げるだけでなく、応募者対応のスピードと一貫性も向上します。
候補者は応募直後から好きな時間に面接を受けられ、企業側はスピーディーかつ一貫した対応で採用体験(CX)を高めることができます。
特に大量採用やスピード重視の職種では、候補者の離脱を防ぎ、採用決定までのリードタイムを大幅に短縮できる点が大きなメリットです。
【関連記事】
応募対応を自動化し、面接前の対応工数を削減する「AIコール」も注目されています。
AIコールとは?最新の活用法から導入メリット、失敗しない選び方まで徹底解説
AI面接×RPMで、候補者応募~面接までを自動化した例

詳しい連携可否については、各ATS提供企業またはRPMサポート窓口までお問い合わせください。
まとめ:AI面接は採用DXの第一歩。戦略的な導入で採用力を強化しよう
本記事では、AI面接の仕組みやメリット・デメリット、主要サービスの特徴と選び方を解説しました。
AI面接は、単なる業務効率化のためのツールではありません。採用活動を「勘と経験」から「データと戦略」へと進化させる、採用DXの第一歩です。
企業の成長を支える人材獲得力を高めるための、戦略的な投資といえるでしょう。
もちろん、AIが人の判断をすべて代替するわけではありません。
AIによる客観的なスクリーニングと、人による深い対話を組み合わせることで、採用の質とスピードの両立が可能になります。
採用課題を解決し、未来を担う優秀な人材と出会うために。
AI面接の導入は、採用力を次のステージへ引き上げる有力な手段です。
まずは気になるサービスを比較し、自社に合った仕組みづくりから始めてみてください。
採用業務の効率化にお困りではありませんか?
「候補者への連絡が追いつかない」「面接日程の調整に時間がかかりすぎる」といった採用担当者様ならではの課題に対し、『RPM』では業界最大級400以上の求人媒体と自動連携し、候補者対応を24時間365日自動化します。
初回連絡から面接日程の調整、リマインドまでをシームレスに自動処理。
人手をかけずにスピーディーな対応を実現することで、担当者の負担を大幅に削減するとともに、応募者を待たせないスムーズな選考体験を提供します。

採用業務の効率化にお悩みの方は、以下のRPMお問い合わせ窓口より、ぜひお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ):AI面接とATS連携の疑問を解決
AI面接の導入やATS(採用管理システム)との連携に関して、よく寄せられる質問をまとめました。
導入検討の際の参考にしてください。
AI面接の主な活用目的は何ですか?
現在のAI面接は、企業が求める人物像や基準に沿った一次スクリーニング(適性評価)として活用されています。
候補者の回答や発話特性をAIが分析し、採用要件との合致度を可視化。面接官はその結果をもとに、より深い対話や判断に集中でき、選考の効率と精度を向上させられます。
AI面接は、あくまで選考初期を支援するツールです。
ATS(採用管理システム)とAI面接は連携できますか?
基本的な連携は可能です。
多くのATSでは、応募完了時にAI面接用URLを自動発行・送信し、面接後は評価レポート(PDF)を自動反映できます。ただし、スコア解析や詳細データ連携の範囲はサービスによって異なるため、事前に各ATS提供企業へ確認が推奨されます。
AI面接の導入費用はどのくらいかかりますか?
AI面接の料金はサービスにより異なりますが、初期費用+月額利用料または従量課金制が一般的です。
1件あたり数百〜数千円の面接課金型や、月額固定+上限付きのプランもあります。
コストを抑えたい場合は、無料トライアルやPoC(試験導入)で効果を検証してから本格導入するのがおすすめです。









