アルバイト採用のコツは?ターゲット設定の手順や求人作成について解説

アルバイト市場は求人数が多く、企業間の競争が激しいため、優秀な人材を確保するのが難しいのが特徴です。アルバイトを確保できないと事業運営が厳しく、採用について悩んでいる企業もあるでしょう。この記事では、アルバイトの採用を成功させるためのコツを紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.アルバイト採用市場の実態と問題点
    1. 1.1.コロナ禍でも採用活動は活発化している
    2. 1.2.業界によっては採用難が生じている
  2. 2.アルバイト採用におけるターゲット設定の手順
    1. 2.1.応募者に求めるMUST条件を決める
    2. 2.2.採用基準を明確にするWANT条件を考える
    3. 2.3.採用対象に含まれないNEGATIVE条件を決める
    4. 2.4.応募者のペルソナを設定する
  3. 3.アルバイトの応募数を増やす求人作成のコツ
    1. 3.1.自社の魅力が伝わる要項にする
    2. 3.2.求人情報を端的で読みやすい内容にまとめる
  4. 4.アルバイト採用時に確認するポイント
    1. 4.1.最低賃金を把握する
    2. 4.2.正社員との待遇差に注意する
    3. 4.3.応募者から送られる書類を受理する
  5. 5.アルバイトを採用した際に用意してもらう書類
    1. 5.1.マイナンバー
    2. 5.2.労働条件通知書
    3. 5.3.税金に関する書類
    4. 5.4.社会保険に関する書類
  6. 6.アルバイト採用担当者が意識すること
    1. 6.1.複数の求人媒体を活用する
    2. 6.2.採用後の定着率を高める
  7. 7.アルバイト採用を効率化するならジョブサイトPlus+がおすすめ
    1. 7.1.自社のオリジナル採用サイトが作れる
    2. 7.2.毎月低コストで求人原稿を出稿できる
    3. 7.3.業種に限らず利用できる
  8. 8.まとめ


アルバイト採用市場の実態と問題点

アルバイトの採用難が生じている業界がある

新型コロナウイルス感染症によって、飲食業界や冠婚葬祭業、映画館など、人と人とが接する仕事は大きなダメージを受けました。アルバイトにおいても、在宅勤務が可能な事務系の需要が増加し、接客業やイベントスタッフの需要は大幅に減少しているのが現状です。ここでは、アルバイト採用市場の実態と問題点について解説します。

コロナ禍でも採用活動は活発化している

厚生労働省のデータによると、新型コロナウイルス感染症が蔓延する前の令和元年度のパートの有効求人倍率は1.71倍で、令和2年度は1.18倍、令和3年度は1.16倍と減少傾向でした。しかし、令和4年からは徐々に回復傾向が見られ、令和5年1月は1.50倍まで増えています。パートの採用市場は以前の水準に戻りつつあると言えるでしょう。
 
(参考: 『一般職業紹介状況(令和5年1月分)について|厚生労働省』/以下のリンクを挿入してください:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31294.html


業界によっては採用難が生じている

厚生労働省の『令和4年上半期雇用動向調査結果の概況』によると、令和4年上半期のパートタイム労働者は、入職者数が184万6,600人、離職者数が192万5,200人でした。入職率は13.2%、離職率が13.7%と、離職者数が入職者数を上回っていることが分かります。
 
産業別で離職者数を見ると「医療、福祉」が最も多く、次いで「卸売業、小売業」、「宿泊業、飲食サービス業」の順です。この結果から、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた業界は人手不足に陥りやすいと言えます。
 
(参考: 『令和4年上半期雇用動向調査結果の概要/厚生労働省』/以下のリンクを挿入してください:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/23-1/index.html


アルバイト採用におけるターゲット設定の手順

アルバイトの採用はターゲット設定が大事

アルバイト採用ではターゲットの設定が大事です。ターゲットを明確にすることで、求人広告や採用活動の内容を最適化できます。求人広告を出す際は、ターゲットが若年層であればSNSやWebを使用し、主婦層であれば地域の情報誌やチラシをメインにするとよいでしょう。ここでは、ターゲット設定の手順を紹介します。

応募者に求めるMUST条件を決める

まずは応募者に求める最低限必要な条件を決めましょう。アルバイトの業務内容や役割に応じたスキルや知識、業務経験や資格の有無を指し、具体的には「大卒以上」「フォークリフトの運転に関する資格が必要」といった条件があります。
 
人気のアルバイトで応募者数が多い場合でも、MUST条件を定めることで、採用可能な応募者を絞れるでしょう。

採用基準を明確にするWANT条件を考える

WANT条件は、必須ではないが備えていると良い条件です。人間性や人柄、定量化が難しいスキルで、「コミュニケーションスキル」「課題解決力」「チャレンジ精神」などが挙げられます。
 
WANT条件は、採用した人材が長期的に企業に貢献するか、社風やビジョンに合っているかを判断する上で重要です。ターゲットの人物像をより明確にする際に役立ちます。

採用対象に含まれないNEGATIVE条件を決める

NEGATIVE条件とは、採用したくない応募者の条件です。例えば、「主体性のない人」「スムーズにコミュニケーションが取れない人」などが挙げられます。
 
NEGATIVE条件を決めることで採用のミスマッチを防止し、企業のリソースを無駄にせずに済みます。ただし、あまりに条件が厳しいと応募者が激減する恐れがあるため、バランスを考えながら設定することが大切です。

応募者のペルソナを設定する

自社で働いてほしいアルバイトスタッフのペルソナを設定し、それに基づいて選考や採用活動を進めると効果的です。アルバイトスタッフに求めるスキルや経験、性格、ライフスタイルを細かく設定しましょう。
 
接客業のアルバイトであれば、「明るく礼儀正しい性格で、コミュニケーション能力が高い20代」といったペルソナです。ペルソナを設定すれば、採用面接で質問することも明確になります。

アルバイトの応募数を増やす求人作成のコツ

求人作成のコツを知ることで多くの求職者にアプローチできる

アルバイトの採用のために求人を出しても、「応募者が集まらない」「求める人材から応募が来ない」といった悩みを抱える企業もあるでしょう。作成した求人に問題があると、応募者が集まらない原因になります。ここでは、アルバイトの応募数を増やす求人作成のコツを紹介します。

自社の魅力が伝わる要項にする

求人広告によって多くの求職者に認知されても、自社の魅力が伝わらなければ応募には至りません。労働条件の他に、「ここでアルバイトしたい」と思えるような仕事の楽しさや魅力を盛り込むと良いでしょう。
 
また、アルバイトは職場の雰囲気を重視する方が多いため、働いている風景や職場の施設が分かる写真を入れるのもひとつの方法です。自社独自の取り組みや制度を明確にすれば、他社との差別化が図れます。

求人情報を端的で読みやすい内容にまとめる

自社の魅力を伝える際は、必要最低限の情報を分かりやすくまとめましょう。あまりに文章量が多いと、読む気力を失うだけでなく、伝えたいことが伝わらない恐れがあります。
 
求人広告を読みやすくするには、「項目ごとにまとめて情報を整理する」「見出しや箇条書きを用いる」「簡潔な表現で伝える」といった点を意識しましょう。


アルバイト採用時に確認するポイント

アルバイトの採用では注意すべき点がいくつかある

アルバイト採用には、法的な観点からも気を付けたいポイントがあります。特に、入社時に必要な書類をきちんと受け取らないと、スムーズに手続きできません。ここでは、アルバイト採用時に確認したい3つのポイントを紹介します。

最低賃金を把握する

最低賃金とは、従業員に支払う賃金の最低額です。採用担当者が法令を遵守し、適正な待遇を提供するには最低賃金の把握が欠かせません。
 
最低賃金には「地域別最低賃金」と「特定最低賃金」の2つがあります。地域別最低賃金は事業や職種に関係なく適用される最低賃金で、特定最低賃金は特定の産業で決められた最低賃金です。最低賃金は毎年10月に改訂されるため、採用時期に合わせて適切な賃金を設定しましょう。

正社員との待遇差に注意する

賃金・福利厚生・休暇など、正社員と待遇差を生まないように注意しましょう。パートタイム労働者に関する労働条件や待遇について定めた「パートタイム・有期雇用労働法」によって、正社員との差別的な扱いは禁止されています。
 
アルバイトと正社員で待遇差があると法律的に問題になり、不信感を抱かれて応募を敬遠されるでしょう。
 
(参考: 『パートタイム労働者、有期雇用労働者の雇用管理の改善のために|厚生労働省』/以下のリンクを挿入してください:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000046152.html

応募者から送られる書類を受理する

選考に必要な書類を受け取る際は、扶養家族の有無や職務経歴を細かく確認します。応募者の状況によって必要な書類が異なる可能性があるため、事前に確認することでトラブルを未然に防げるでしょう。
 
採用面接で応募者が必要書類を忘れることがないように、求人情報に必要書類を記載するだけでなく、メールや電話で通知しておくと親切です。

アルバイトを採用した際に用意してもらう書類

アルバイトの採用に際してさまざまな書類が必要となる

アルバイトを採用する際は、必要な書類がいくつかあります。税務署への申告や雇用保険・社会保険の加入に必要なため、提出してもらう書類をしっかり確認しましょう。ここでは、アルバイトの採用で一般的に必要とされる書類について解説します。

マイナンバー

企業はアルバイトに対してもマイナンバーを収集する義務があります。採用したアルバイトに扶養家族がいる場合、その方のマイナンバーも必要です。従業員のマイナンバーは社会保険への加入や源泉徴収票の発行の際に使用します。
 
マイナンバーは重要な個人情報であるため、くれぐれも情報漏えいがないように取り扱いには十分に注意しなければなりません。

労働条件通知書

アルバイトの採用後は労働条件通知書の交付が必要です。労働条件通知書には、労働条件や休暇制度、退職手続きを記載します。
 
法律上、雇用契約書は作成義務がないのに対して、労働条件通知書の作成は義務付けられている点に注意しましょう。電子交付も可能なため、書面で用意するのが難しい場合は積極的に活用することをおすすめします。

税金に関する書類

税金に関する書類として、源泉徴収票と扶養控除等申告書が必要です。特に入社年に別の企業で働いていた場合、年末調整の際に必要となるため、提出してもらいましょう。
 
年末調整は年末ですが、入社時にまとめて預かったほうが安心です。万が一、直前に働いていた企業で受け取っていないときでも、早めに交付してもらえるようお願いできます。

社会保険に関する書類

アルバイトでも条件を満たせば、雇用保険や社会保険に加入します。雇用保険は「31日以上雇用期間がある」「週所定労働時間が20時間以上」、社会保険は「週所定労働時間が20時間以上」「月額賃金が8万8,000万円以上」といった条件を満たす場合、加入しなければなりません。加入する際は、それぞれマイナンバーや雇用保険被保険者番号、基礎年金番号が必要です。

アルバイト採用担当者が意識すること

アルバイトの採用を効果的に進めるために採用担当者が意識すべきことがある

一般的にアルバイトは正社員より入れ替わりが激しく、定着してもらうには正社員とは別のアプローチが必要です。また、業種によっては大量に採用しなくてはならないケースもあるでしょう。ここでは、アルバイト採用担当者が採用を成功させるために意識したいことを紹介します。

複数の求人媒体を活用する

複数の求人媒体を活用すれば、多くの求職者に認知してもらえるでしょう。求人媒体は、ハローワークや求人情報誌、ネット上の求人サイトなど、多種多様にあります。媒体によって応募者の属性やニーズが異なるため、複数の媒体を利用することで多様な応募者の獲得が可能です。
 
試していない方法があれば積極的に活用するとよいでしょう。例えば、リファラル採用やSNS求人といった手法も選択肢のひとつです。

採用後の定着率を高める

採用した人材が長く働いてくれるような工夫が必要です。アルバイトの定着率が低いと、採用や育成にかかった費用や労力が無駄になるだけでなく、業務の継続性や品質にも影響が出ます。アルバイトの定着率を上げる方法は以下の通りです。
 
・適切な教育やフォロー
・質問しやすい環境づくり
・待遇の充実
 
アルバイトはフルタイムと比べて職場にいる時間が短く、コミュニケーション不足に陥りがちです。コミュニケーションをしっかりと取って、安心して働ける環境を目指しましょう。


アルバイト採用を効率化するならジョブサイトPlus+がおすすめ

アルバイトの採用を効率化する方法がある

さまざまな工夫をしても求人に応募がなくて困っている企業も多いのではないでしょうか。自社採用サイト制作・運営サービス「ジョブサイトPlus+」を利用すれば、毎月低コストでオリジナルの採用サイトが簡単に作れます。採用活動には費用も労力もかかるため、できる限り少ない負担で効率的な採用活動を目指しましょう。ここでは、ジョブサイトPlus+の魅力を3つ紹介します。

自社のオリジナル採用サイトが作れる

ジョブサイトPlus+を使用することで、自社独自の採用サイトが作成可能です。機能やデザインにこだわった独自の採用サイトを作成すれば、企業のブランド認知度が向上するでしょう。
 
また、自社サイトは求人募集から応募までのプロセスを管理しやすいのが特徴です。「どこの媒体から応募があったのか」を都度把握する必要がないため、採用担当者の負担も軽減できるでしょう。

毎月低コストで求人原稿を出稿できる

採用活動でコストがかかるのが、求人広告費です。自社のオリジナル採用サイトであれば、求人広告掲載費用を節約できます。
 
一般的にサイトを作成するには、Webデザインや開発のスキルが必要です。スキルがない場合は制作会社に依頼しますが、多額の制作費や運用費がかかる場合があります。ジョブサイトPlus+は、メール配信やマイページ機能を完備したプランが月5万円から利用可能です。

業種に限らず利用できる

特殊な業種だと求人サイトに出稿しにくい場合もあるでしょう。大手の求人サイトを利用しても人気の仕事に埋もれるケースも少なくありません。
 
ジョブサイトPlus+はどのような業種でも利用可能で、求人数も無制限であるため、人材が集まりにくい業種でも安心です。人材派遣会社やコールセンター、塾、リラクゼーション業界といった企業も多く利用しており、ご好評いただいております。


まとめ

アルバイトの採用成功にはターゲットを明確にして募集活動を進めることが大事

アルバイトの採用を成功させるには、募集するターゲットを明確にし、ターゲットに合った募集方法や選考プロセスを考えることが大切です。求人作成では情報を簡潔にまとめて、しっかりと自社の魅力をアピールしましょう。
 
「アルバイトの採用コストを抑えたい」「自社独自の採用サイトが作りたい」といった悩みを抱える企業は、ジョブサイトPlus+をご利用ください。毎月低額で自社独自の採用サイトが作れます。目的や状況に合わせてさまざまなカスタマイズも可能です。




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